第5回THE BEATLES TEA PARTYが無事終了いたしました。
今回は第1部は、ビートルズの歌詞に関する4冊の著書がある、翻訳家の秋山直樹さんを講師にお迎えしての「ビートルズ歌詞講座」、そして第2部が懇親会。歌詞講座では秋山さんより、従来のビートルズの歌詞の誤訳の指摘、そして正しい解釈を解説して頂きました。お話しを伺っていて、今までビートルズの歌詞を訳した翻訳家の多くが、文法や単語の意味を正しく踏まえた上で解釈していないこと、そしてその誤訳が新たに他の翻訳家に訳されてもなお、前の翻訳を踏襲しているため同じ誤訳が繰り返されることを強く感じた次第です。何十年も誤訳が続いているものもあるわけです。
リマスターCD発売以来、音ばかりを話題にしている昨今ですが、ここで歌詞の重要性に関して再認識する必要があると感じ、秋山さんに講義をしていただきましたが、秋山さんのお言葉どおり、歌詞が分かればビートルズはもっと面白くなるのだと思います。秋山さんの4冊のご著書「ビートルズ英語読解ガイド」、「ビートルズ作品読解ガイド」、「ビートルズ英語文法ガイド」、「ビートルズ作品英和辞典」はアマゾンなどでも購入できますが、秋山さんに直接申し込むこともできます。以下のURLで。
http://www.als-jpn.com/publications.html
第2部の懇親会では、まずアビーロードのCD聴き比べをやってみました。用意したCDは、かつて回収となった東芝のCD(世界初のビートルズのCDでした)、UK盤の旧CD、リマスター盤CD、そして東芝のリール・テープをCD-Rに落としたもの。
結果としては、リマスターCDが大変音が良く、ひとつひとつの音がきれいにはっきり聴こえるということと、東芝のリール・テープの音圧の高いことが確認できました。リール・テープの音は、はっきり言ってすごいです。他の2枚はもう「過去のもの」という感じの音でした。
次に、Steve McClureさんがお持ちになった資料をもとに、ビートルズが曲作りで参考にした、或いはパクッた思われる曲を聴いて、解説してもらいました。特に唖然としたのが、Peter, Paul & Maryが歌う“Stewball”。ジョンの“Happy Xmas”と殆どメロディが同じ!! これは“He's So Fine”をパクッたということで裁判沙汰となった、ジョージの“My Sweet Lord”どころではありません。殆ど同じなのですから。びっくりしました。以下のURLで聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=H817pSQS5nA
今回のTEA PARTYでは展示が復活。ビートルズのコンサート資料を展示しました。内容はシルバービートルズ時代の契約書、アメリカ・ポートランドでのコンサート契約書、UK, USのコンサート・プログラムとチケット、日本公演のプログラム、チケット(A,B,C席券)と当時の雑誌(サンデー毎日、週刊朝日、週刊読売臨時増刊、週刊サンケイ、アサヒ・グラフ、ティーン・ビート、ミュージック・ライフなど)、その他、もろもろの品物を展示しました。ビートルズ来日時の古い映像集めたDVDを見たリアル・タイムの方からは「懐かしい」と声があがりました。
今回のTEA PARTYをもって、一区切りとさせていただきました。今まで何度もご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。皆様と過ごした時間はこれからも決して忘れることはないでしょう。あの場の雰囲気、参加者の皆様の暖かい眼差し、お話しをしてくださった皆さん、バンド演奏をしてくださった皆さんの楽しかった内容、等々、終わってしまった今では夢のようです。
銀座の「樹の花」でやる時以外は参加費をいただきませんでしたが、今でもそれは正しかったと思っています。お金以上のものを私は参加者の皆様からいただいたのですから。私はビートルズをライフワークにしようとも、ビートルズとともに生きようとも(仕事にしようとも)思っていませんが、ビートルズで楽しむことはこれからも続けて行きたいと思っています。皆様にその楽しみ方のお手伝いが、このTEA PARTYを通じて出来ていたとしたら、この上ない幸せです。この会がめざしていたことは、おかしなビートルズの観念論(巷では勝手な妄想、嘘までが作り上げられていますが)にならないように、また、ある事柄だけに偏らないように(音だけにこだわり過ぎて、ビートルズの詩を正しく理解しようとしなかったり)努めてきたつもりです。
大勢の素晴らしい方との出会いはまるで夢のようでした。特に会田公さんとの出会いによって私はビートルズへの想いを新たにしました。このTEA PARTYを開催するきっかけになったのが、まさに会田さんとの出会いでした。会田さん、貴重なビートルズとのお写真を2枚もありがとうございました。一生の宝物にします。
いつの日か、また違った形で参加者の皆様とお会いできるように、精進して参ります。それまでしばしのお別れです。本当にありがとうございました!
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