書籍・雑誌

2011年7月26日 (火)

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド その2

「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」を楽しく拝見させて頂いてます。ただ、内容に気になることが出てくるのはコレクターの「性」ですので、気になったことは記事として書いてまいりますが、どうかお許し下さい。

さて、また「細かいこと」を言うようですが(笑)、仕事に行く前にコンプリート・ガイドを眺めていたら、これはまずいのではないかという記述が目に入りましたので、ちょっとその話題を。

 

“LOVE ME DO”の12インチ盤に関して、P170の「リンゴのバージョンは混乱を避けるため(注:アンディ・ホワイトのバージョンと2種類があるため)廃棄されたはずだったが、82年から始まった発売20周年記念の再発シリーズ作成のために旧録音テープを調べている時に偶然見つかった。そしてこれは12インチ盤シングルとして高音質で蘇った。」

Love_me_do_12_2

「細かいこというなよ」と言う方でも、この誤りの記述には訂正が必要だと思うのではないでしょうか。

これを機にいろいろ調べてみましたが、やはりリンゴ・バージョンのテープは見つかったという事実はどこにもなく、「盤おこし」というのが正しいようです。また、20周年記念盤のリンゴ・バージョンが「高音質」だとはとても思えないのですが、皆さんはいかがでしょうか?

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2011年7月17日 (日)

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド

Uk_2久しぶりに良書に出会えました。「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」は国内外のUK盤ガイドの中で最も詳細な内容の一冊であると思います。今まで国内のUK盤ガイドは和久井光司さんが書かれたものくらいしかありませんでしたが、和久井さんのガイドもマトリックスなどに誤った記述が多く、またレーベル・バリエーションは全くありませんでした。今回のこの一冊は、タイトルの「コンプリート」なガイドとまでは言えないかもしれませんが、紹介されたレーベル数も多く、スリーブに関する細かい記述もあり、全てカラーで印刷されているという点において、今までのものとは一線を画するものだと思います。

ただし、少々気になった点もありますので、以下に記しておきます。

1.LPのレーベルでもれているものがまだいくつかある。例えば以下のようなもの。

Ppm_columbia_pressing_9              PLEASE PLEASE ME COLUMBIA PRESSING

Sgt_decca_2
                 SGT.PEPPER'S DECCA PRESSING

                               Let_it_be_decca
                                      LET IT BE EXPORT DECCA
                                                                                           

重箱の隅を突っつくようだが、このあたりも掲載して頂ければ、よりマニアックでよかったと思う。

シングルも抜けているものがあった。以下の通り。

P1000383_3
             THE BALLD OF JOHN AND YOKO JUKE BOX型

 

P1000384_5

P1000386_3                 HEY JUDE (中央に凹凸があるもの)

 

 

P1000387_4              

              P1000388_8
         HEY JUDE (レーベルのエッジ付近周囲にラインが入っているもの)

 

P1000390_3                 LET IT BE APPLE EXPORT

(シングルに関してはまだまだあると思うのだが、すぐに気がついた分だけ掲載した)

2.レア度の評価に関して、疑問が残る点がある。たとえば、P. 32のPLEASE PLEASE MEモノのスモール33 1/3 の表示があるレーベルが星4つであるのに対して、同様のレーベルのステレオが星3つであること。これはステレオの方が入手困難だと思われる。また、シングルHEY JUDEの説明で「特にフィリップス製は希少だ」とあるが、DECCAのソリッド・レーベルの方が入手困難なような気がする。(こういった判断は確かに難しいのではあるが)

3.「UK盤コンプリート・ガイド」であるのだから「ビートルズとアート」の項はなくてもよかったのでは。ジャケットのアートワークに関しての情報は、各項で記述があればいいと思う。最後にこの項があると何か違和感がある。

これら以外では、誤植が少しあること。たとえば、P.74のREVOLVERの項の説明で、ELEANOR RIGBYがELENOR RIGBYとなっていたり、P.237でSTICKERがSTECKERとなっていたりする。またP242のThose Were The Day(Daysが正しい)も気になる。この程度の誤植は仕方がないことではあるが、次の版で訂正していただければ有難い。

いろいろ書いてしまいましたが、決して批判ではありませんので。「こうなっていればもっといいと思う」という意味で記してみました。この編集は大変な作業だったと思いますので、ここまでのものを作り上げられたことに対して、著者の方々に心より敬意を表したいと思います。「言うは易し、行うは難し」です。

他国のUK盤レコードガイド・ブックと比べてみて、はるかにレーベルの数も多く、記述も圧倒的な量ですので、世界に誇れる大変な労作だと思います。今後、このガイド・ブックを活用させていただきます。

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2011年7月 2日 (土)

George Harrison “Living in the Material World”の表紙写真公開

ジョージのドキュメンタリー映画に先立って発行される本の表紙写真が公開された模様。以下の通りです。

Living_in_the_material_world

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2010年9月23日 (木)

BEATLES MEMORABILIA THE JULIAN LENNON COLLECTION

               

Julian_lennon_book楽しみにしていたジュリアン・レノンのビートルズ・コレクションを紹介する本、 “BEATLES MEMORABILIA  THE JULIAN LENNON COLLECTION” が届きました。ほぼ全ページにわたってカラー印刷で、ハードカバーのしっかりした作りのこの本(洋書)が2769円というのも嬉しいですが、ビートルズ・コレクターにとっては最後のページまで楽しめる内容ということの方がもっと嬉しいでしょう。ジョンの生誕70年ということで記念発売となるリマスターCDの方が話題となっていますが、私はこちらの本も推したいですね。

ジュリアンのサイトで既に紹介された品目もありますが、多くのものは初公開。ビートルズ及びビートルズの家族がこのような本を出すのは珍しいことだと思います。(リンゴが他の3人からのポストカードを紹介する本はありましたが)ジュリアンは20年以上前からビートルズ・コレクションを始めたとのことですが、初めは父親のジョンからもらった2本のギターを含めて数点しか持っていなかったそうで、その後、オークションを通じて多くの品物を購入、蒐集していったようです。ジュリアン自身による前書きに、「オークションでいつも落札できたわけではないが、同時に入札している人が、『自分と競っているのはジュリアンだ』とわかると、入札を取り下げてくれるという素敵なこともあった」というエピソードが書かれています。

ビートルズ・ファンならば、「おおっ!」と思うものが沢山掲載されていますが、私個人としては、“ALL YOU NEED IS LOVE  OUR WORLD 6:50”とレーベルに書かれてあるEMIのアセテート盤、日本の葉書に書かれたジョンの未発表の詩、軽井沢万平ホテルからジョンがジュリアンに送った絵葉書、ポールが親しい200名の人たちだけに贈った“FLAMING PIE”のテスト・プレスとジュリアンへの手紙、そしてジュリアンがオークションで落札した時にマスコミにも報道された、ポール直筆の“HEY JUDE”のレコーディング・メモなどが興味深かったです。ページをめくるごとにわくわくしてしまいました。

ジョン・レノン・ミュージアムがあと1週間でなくなってしまいますが、このジュリアンの本はその「穴」を埋めてくれる素晴らしい「読む」博物館です。実際にもジュリアンはこの本に掲載されているメモラビリアで、“WHITE FEATHER: THE SPIRIT OF LENNON”という巡回形式の展示会を始めています。いつの日か、日本でも公開して欲しいものです。

この本の最後のページには、ギターを持つ3人(ジョン、ジュリアン、ショーン)の昔の写真と、肩を組んだ現在のジュリアンとショーンの写真が掲載されています。

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2010年9月16日 (木)

『生かされている限り・・・ 六度のガン手術と闘った熱血英語教師』

    

松本亨先生(松本亨高等英語専門学校)のことを記事に書いたところ、SEさんという方から、私が1974~1976年に松本亨高等英語専門学校に通っていた時ご指導頂いた斎藤文一先生のご消息を教えて頂きました。

斎藤文一先生の音声指導は素晴らしく、また時々折り込む英語のジョークが授業で大受けで、あの学校の中で私が最も好きな授業でした。音声指導というと、堅苦しくなってしまうか、遊びになってしまうか両極端ですが、斎藤先生の授業は「楽しくて身につく」ものでした。今でも先生から教えて頂いた音声の知識は、授業で活用させて頂いています。

SEさんから、斎藤先生がその後松本専門学校を離れ、何と大学受験予備校の河合塾で教えられ、そして1996年に亡くなられたことを教えて頂きました。これは私にとっては大きな衝撃で、あんなに元気であられた斎藤先生がガンになるなど、想像もできなかったからです。今でもどこかで元気に“Think in English!”と大きな声で授業をしておられるだろうと思っていたのです。

P1010311SEさんから、斎藤先生が書かれた本があることも教えて頂き、すぐに購入いたしました。タイトルは『生かされている限り・・・ 六度のガン手術と闘った熱血英語教師』。この本の中には、私が知っている斎藤先生と、その後の私の知らない先生のお姿(河合塾講師として、そして一家族の父親としての)が克明に綴られていました。さらにガンと闘い、最期まで英語教育に情熱を傾け、亡くなる直前までMartin Luther King Jr.の演説を諳んじておられた先生。大きな声であの演説を授業でデモンストレーションされていたお姿が今でも目に浮かびます。そしてハッとしたのが、先生が亡くなられた年齢がまさに今の私の年齢で、命日が9月15日(この記事を書いている前の日)だということを知った時です。今、英語教師として教鞭をとっていてもサボっている私に「私が言っていたことを忘れたのか!Think in Englishだ!」と先生が怒鳴りつけているような気がしたのです。

高校生の時の、そして大学浪人をしていた時の自分の英語に対する情熱を呼び起こされたような気持ちになりました。 53歳で亡くなられた斎藤先生、そして53歳でまだ迷いながら生きている自分。 斉藤先生の考えておられた英語教育に近いものを、一歩ずつでもやっていきたい。そう発奮させられたご著書でした。

斎藤先生のご遺志を継ぐ英語教師になれるように精進したいと思います。

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2010年5月21日 (金)

Beatles Memorabilia: The Julian Lennon Collection

     

今日はビートルズ関係の新刊のお知らせを。

Julian_lennon_collection9月にジュリアン・レノンのビートルズ・コレクションを紹介する本が出版されます。ジュリアン・レノンのビートルズ・コレクションといえば、ポール直筆の“Hey Jude”のメモが有名ですが、それ以外にも彼のHPに貴重な品がたくさんアップされています。恐らくこの本ではそれらのコレクションを一同に掲載した、「高レベル」のビートルズ・コレクション紹介となるのではないでしょうか。まだ公開されていないもので、果たしてどんなものが出てくるか、今からすごく楽しみです。

 ジュリアンのコレクションの一部はこちらのURLでご覧ください。

http://www.lennon.net/memorabilia/miscellaneous.shtml

   

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2009年12月 6日 (日)

ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド

Beatlesbible_2 ビートルズ関係の書籍で「完全」と銘打って出版されるものは多いですが、実際には肩透かしであることが多々あります。このたび発売されたこの「ザ・ビートルズ全曲バイブル 公式録音全213曲完全ガイド」は、至れり尽くせりの素晴らしい1冊といっていいと思います。

ビートルズに関して「音」だけを取り上げて論ずることは正しいことではないと、先日書きましたが、決して「音」に関して深く知ることを否定したわけではありません。先日書いたとおり、車の両輪のようなものということです。そのビートルズの「音」を知る資料として、この「ザ・ビートルズ全曲バイブル」は実に詳細で深い内容です。先日紹介したアナログ・レコードの本「THE BEATLES COVERED」がビートルズのレコード紹介本としての決定版であるのと同様、「音」に関しては、この「ザ・ビートルズ全曲バイブル」で他のものはいらない、と思う人は多いのではないでしょうか。(まだまだ「音」の本は出るようですが) 全曲に関しての情報(楽曲解説、サウンド解説、データ解析〔コンピューターで波形解析〕に基づく解説、作業の意図を読み解く、等々、本当に至れり尽くせりです)

記述には、リマスターCDに関してのかなり興味深い内容も沢山あります。たとえば、今回のリマスターCDは「リミックス」ではないので、音が付け加えられることはないはずなのに、COME TOGETHERで「0分40秒(4拍目裏)にスネアを追加。埋もれた音の補強だろう」と記述があります。

唯一のネックは価格が5000円を超えることでしょうか。でも、しっかりした製本、編集内容からすれば、決して高くはないかもしれません。安くて不十分なものを買ってあとでまた買い足すよりは、しっかりしたものを1冊買って、それで「おしまい」という方がいいのでは?私は他のものは「立ち読み」で済ませます。

余談ですが、この本へのアナログ・レコード写真提供者に島乙平さんのお名前がありました。昔、私が小さなコレクターのファン・クラブを立ち上げる時に大変お世話になりました。先日偶然、リマスターCDの試聴会でお会いして、とても懐かしかったです。 

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2009年10月30日 (金)

ビートルズ関連洋書新刊2冊

今までビートルズのディスコグラフィー的な本は数多く出版されて来ましたが、全世界のLP、EP、SP、シングル盤すべてを1冊に網羅したものはありませんでした。今回紹介する洋書は、恐らく最初で最後の真のビートルズのディスコグラフィーとなるでしょう。

Rimg1440タイトルは“THE BEATLES COVERED”で、著者はドイツ人コレクターのJOACHIM NOSKE。ビートルズのベスト・アルバム“1”のブックレットに載っていた世界各国のシングル・スリーブは彼が提供したものとのことです。UKシングルのレーベル・バリエーションに関しては内容が希薄な感じがしますが、とにかく全世界のビートルズのレコードが掲載されていますので、驚異的な情報量です。写真が14000枚以上あり(全てカラーです)、文章は英語で書かれています。

Rimg1432Rimg1434ヨーロッパ、アメリカ(北米、南米)、アジアといったようにまず広範囲で地域を分け、その中でまた細分化していて、きちんと整理され大変見やすいです。そして写真の多さ、美しさに圧倒されます。おそらく、熱心なコレクターでも見たことが無いレコードがたくさんあると思います。

Rimg1436Rimg1437今まで何冊もビートルズのディスコグラフィー本が出版されましたが、ここまで徹底しているものはありませんでした。極端な言い方をすれば、この1冊があればもういいというくらいの内容です。Export盤やDemo盤も全て掲載されており、スリーブ、レーベル、帯に至るまでしっかり掲載されています。

Rimg1438Rimg1439日本盤に関してもすごいです!“OBIRAMA”というタイトルがついている折込の見開きページは圧巻です。半掛け帯からごく最近のものまで、ほぼパーフェクトに(“For Sale”の茶色帯がない)揃えられています。海外のコレクターで日本盤を集めるのは大変なこと(特にオリジナルの帯付きは)だと思いますが、この“OBIRAMA”を見て、著者のコレクターとしての完璧主義的な姿勢を強く感じます。

巻末には世界各国のビートルズのレコードに関する雑誌やファンクラブ誌(日本からは東京ビートルズ・ファンクラブの会誌が紹介されています)、ディスコグラフィー本が、紹介されています。これもものすごい数です。至れり尽くせりの、決定版といえる、本当に素晴らしい1冊です。レコードを買うつもりがなくても、見ているだけで楽しめる内容ですね。全792ページ、重さが5.7キロというのも驚きです。限定500部の出版とのことです。

   

Rimg1441_2Rimg1443Rimg1442もう1冊は、ポールの各国シングルのディスコグラフィー本です。タイトルは“The Paul McCartney 7" Discography Vol. 1”。ソロになってからのシングルで、1971年にリリースされた、Another DayからThe Back Seat of My Car”までの世界各国盤がカラーで掲載さ れています。

Rimg1445Rimg1446_2こちらもかなり徹底されていて、レーベルやスリーブのちょっとした違いまでも詳しく掲載しています。写真はカラーで1500枚掲載。限定250部。

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2009年10月12日 (月)

Rolling Stone 日本版 11月号

昨日、神楽坂を散歩していたら、あっと驚く大きなポスターが、あるビルのウィンドウに貼られているのに気がつきました。Rolling Stone誌日本版11月号の表紙のポスターでした。

Rimg1410「Why The Beatles Broke Up ザ・ビートルズ徹底検証 解散40年目の真実」というタイトルにもひかれ、購入してしまいました。内容には目新しいものはなかったと思いますが...。

 

Rimg1412_2この付録のポスターが魅力でした。

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2008年6月21日 (土)

ビートルズ・ファンになる前

ビートルズ・ファンになる以前に自分はいわゆる「マンガ少年」でした。「少年サンデー」と「少年マガジン」は毎週買って読んでいましたし、「少年キング」も必ず書店で「立ち読み」。小遣いに余裕が出れば月刊誌(「少年」、「冒険王」、「まんが王」、「少年画報」、「少年ブック」、「ぼくら」)のいずれかを買って読んでいました。「凝り性」(今で言う「オタク」)的なところは、このマンガにのめりこんでから「養われた」ものだと思います。

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今から40年前の1968年7月、「サンデー」、「マガジン」しか定期的に買っていなかった私に、もう1冊買うようになるマンガが増えます。この時期に創刊された「少年ジャンプ」です。当時の創刊号が出てきましたので、ここに紹介します。当時サンデーやマガジンが70円の時代でしたから、90円という定価はとても高く感じました。(その後80円に値下げするのですが)また、「週刊」ではなく「月2回の発行」でした。マンガの内容は素朴かと思いきや、かなり過激なものが多いです。楳図かずおのマンガなどは、今だったら絶対に掲載されなかったでしょう。創刊号からこのような調子ですから、その後のジャンプは「過激」路線を突っ走るわけです。これは他誌にも影響を与えたと思います。

その後、中学3年になって本格的にビートルズを聴くようになってからは、ジャンプは読まなくなって行きました。(サンデーとマガジンは読み続けていましたが)

1968年は、今のように電車の中でサラリーマンがマンガを読んでいるような時代ではありませんでしたが、確実に漫画誌が社会全体に浸透して行った時代でした。

今、「少年ジャンプ40周年」ということで、集英社はいろいろ企画をしているようです。できればこの創刊号を復刊して欲しいですね。

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