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2011年7月17日 (日)

ビートルズUK盤コンプリート・ガイド

Uk_2久しぶりに良書に出会えました。「ビートルズUK盤コンプリート・ガイド」は国内外のUK盤ガイドの中で最も詳細な内容の一冊であると思います。今まで国内のUK盤ガイドは和久井光司さんが書かれたものくらいしかありませんでしたが、和久井さんのガイドもマトリックスなどに誤った記述が多く、またレーベル・バリエーションは全くありませんでした。今回のこの一冊は、タイトルの「コンプリート」なガイドとまでは言えないかもしれませんが、紹介されたレーベル数も多く、スリーブに関する細かい記述もあり、全てカラーで印刷されているという点において、今までのものとは一線を画するものだと思います。

ただし、少々気になった点もありますので、以下に記しておきます。

1.LPのレーベルでもれているものがまだいくつかある。例えば以下のようなもの。

Ppm_columbia_pressing_9              PLEASE PLEASE ME COLUMBIA PRESSING

Sgt_decca_2
                 SGT.PEPPER'S DECCA PRESSING

                               Let_it_be_decca
                                      LET IT BE EXPORT DECCA
                                                                                           

重箱の隅を突っつくようだが、このあたりも掲載して頂ければ、よりマニアックでよかったと思う。

シングルも抜けているものがあった。以下の通り。

P1000383_3
             THE BALLD OF JOHN AND YOKO JUKE BOX型

 

P1000384_5

P1000386_3                 HEY JUDE (中央に凹凸があるもの)

 

 

P1000387_4              

              P1000388_8
         HEY JUDE (レーベルのエッジ付近周囲にラインが入っているもの)

 

P1000390_3                 LET IT BE APPLE EXPORT

(シングルに関してはまだまだあると思うのだが、すぐに気がついた分だけ掲載した)

2.レア度の評価に関して、疑問が残る点がある。たとえば、P. 32のPLEASE PLEASE MEモノのスモール33 1/3 の表示があるレーベルが星4つであるのに対して、同様のレーベルのステレオが星3つであること。これはステレオの方が入手困難だと思われる。また、シングルHEY JUDEの説明で「特にフィリップス製は希少だ」とあるが、DECCAのソリッド・レーベルの方が入手困難なような気がする。(こういった判断は確かに難しいのではあるが)

3.「UK盤コンプリート・ガイド」であるのだから「ビートルズとアート」の項はなくてもよかったのでは。ジャケットのアートワークに関しての情報は、各項で記述があればいいと思う。最後にこの項があると何か違和感がある。

これら以外では、誤植が少しあること。たとえば、P.74のREVOLVERの項の説明で、ELEANOR RIGBYがELENOR RIGBYとなっていたり、P.237でSTICKERがSTECKERとなっていたりする。またP242のThose Were The Day(Daysが正しい)も気になる。この程度の誤植は仕方がないことではあるが、次の版で訂正していただければ有難い。

いろいろ書いてしまいましたが、決して批判ではありませんので。「こうなっていればもっといいと思う」という意味で記してみました。この編集は大変な作業だったと思いますので、ここまでのものを作り上げられたことに対して、著者の方々に心より敬意を表したいと思います。「言うは易し、行うは難し」です。

他国のUK盤レコードガイド・ブックと比べてみて、はるかにレーベルの数も多く、記述も圧倒的な量ですので、世界に誇れる大変な労作だと思います。今後、このガイド・ブックを活用させていただきます。

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