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2011年6月26日 (日)

「高二時代」の思い出

今から遥か昔、38年前のお話です。


私が高校2年の真面目な(?)学生だった頃、ビートルズの海賊盤を買い漁っていたのですが、その頃には「カウンターフィート」といって、海賊盤をコピーした海賊盤が出回っていました。これをつかまされると、怒りに震え、悲しみに沈んでいたものです。(笑)

一番最初に買った東京公演のOG盤といわれる赤いレーベルの「LIVE IN TOKYO」とまるっきり同じ内容で音質が落ちるCONTRA BAND MUSIC盤の「TOKYO '66」を買ってしまい、仕方がないので半額以下で売ることにしました。当時はもちろんオークションなんかありませんから、中古レコード屋に売りに行くしかなかったのです。しかし友達から「ものすごく安い値段でたたかれてしまうよ」と言われて断念。その後、雑誌「高二時代」の「売ります、買います」のコーナーを見つけ、早速、出版元の旺文社へ葉書を出したところ、2カ月後に掲載してくれました。(まさか海賊盤を載せてくれるだろうとは思っていなかったのですが)それ以外にも、海賊盤「SHEA THE GOOD OLD DAYS」、「EARLY BEATLES」の赤盤、「MIND GAMES」のUS盤ファーストプレスなどを「売りさばいて」行ったのです。正直、よく売れました。当時の高校生はビートルズ・ファンがまだとても多かったのです。

「TOKYO '66」も買い手がつきました。大阪の山本朝子さんというタイガースのジュリーの大ファンの方。もの凄く達筆なお手紙には「海賊盤なんていうとちょっと恐いのですが、ジュリーが見に行ったビートルズの東京公演を是非聴いてみたいと思い、購入させて頂きます」とありました。それまで全く事故がなかったので、書留にせず「速達」でお送りしたところ、数日してレコードが返されてきました。郵便局の方から「破損事故が起きたようで、先方が受け取り拒否ということです」と言われました。中を見るとレコードが真っ二つに割れていました。郵便局から受け取っていたその場を、運の悪いことに母親に見つかり、みっちり説教されました。「高校生の分際で『商売』なんかするんじゃない!」と。ついでに「愚息が馬鹿なことを致しました。返金させて頂きます」と勝手に山本さんへ手紙まで送られてしまいましたが、これが功を奏したのか、山本さんから「何か大変お気をつかわせてしまい申し訳ございません」と大変丁寧なお返事を頂き、ほっとしました。そして「JUNさんが最初の手紙で『ジュリーは日本を代表するロック・シンガー』と書いてくれたことがとても嬉しかったです」と書き添えられていました。


今日、ジュリーに関するツイッターを見て、38年前の忘れかけていたこの思い出が突然よみがえり、懐かしさにかられ、記事にしてみました。

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