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2011年6月23日 (木)

40周年記念 RAM特集・その2

今日はRAM関連のシングル盤について、まとめて紹介致します。

RAMのレコーディング・セッションで録音され、RAMがリリースされる前にシングル発売されたのが“ANOTHER DAY”です。1971年当時、日本でもかなりヒットし、ラジオからもしょっちゅう流れていました。

 

P1000211これは日本盤のスリーブ。ファースト・プレスはカッティング・レベルが高かったのでしょうか、当時私が所有していたプレーヤーでは針飛びが起きました。このスリーブが懐かしいと思われる方は私と同世代ですね。(笑)

 

 

 

Another_day_pye_2こちらはUK盤の珍しいPYEプレス。よく見るとレーベル中央部にへこんだ部分があります。

 

 

 

 

P1000251これはUS盤プロモ。AMラジオ放送用にステレオではなくモノで収録されています。                                                      

 

 

 

 

 

 

P1000212こちらはスペイン盤。ピクチャー・スリーブにはLET IT BEの時の写真が使われています。レーベルはAPPLEではなくブルーのODEONです。

 

 

 

 

P1000225ヨーロッパ盤ではこのリンダとの写真が使われていることが多いのですが、これはフランス盤。緑のタイトルがいいですね。

日本でもこの写真を使えばよかったのにと思っています。当時のポールとリンダの姿をよく表した写真ではないかと思いますが、、皆さんはどう思われますか。

 

P1000228同じ写真を使用した西ドイツ盤。文字の位置はこの方がいいと思うのですが、モノクロで写真の印刷が少々潰れ気味なのが残念です。西ドイツ盤はビートルズ時代のシングルのスリーブはカラーのきれいなものが多くヴィジュアル的に優れていたのですが、ソロのシングルではイマイチなものが多いです。率直に言って「手抜き」です。(笑)

 

P1000224

こちらはパラグアイ盤のカラースリーブ。ブラジルと同様に、二枚の厚手のボール紙のようなスリーブをビニールでくるんだものです。もっといい紙をつかっていれば、いいスリーブだったろうなあと思います。

 

 

 

まだまだあるのですが、「前菜」はこのくらいにして、いよいよメインのラム・ステーキ、じゃなかった、アルバムRAMからシングル・カットされたものを。

RAMからのシングル・カットは国によって異なり、UKでは“THE BACK SEAT OF MY CAR/HEART OF THE COUNTRY”、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、ブラジルなどでは“UNCLE ALBERT・ADMIRAL HALSEY/TOO MANY PEOPLE”、ヨーロッパ、日本などでは“EAT AT HOME/SMILE AWAY”がリリースされています。不思議なことにオーストラリアでは“UNCLE ALBERT”と“EAT AT HOME”の両方のシングル・レコードが存在します。

 

それではUK盤の“THE BACK SEAT OF MY CAR”から紹介させて頂きます。

 

P1000206まず、ソリッド・センターのレーベル。このシングルはポールのUKシングルの中でも一番と言ってもいいくらい多くのバリエーションがあります。ビートルズの“HEY JUDE”に次ぐくらいの数(8種類以上?)があります。

 

 

P1000207こちらはプッシュアウトのレーベル。この曲は当初ビートルズの曲として用意されていたふしがあり、1969年1月14日イギリス、トゥイッケナム・スタジオにおけるLET IT BEのセッションにて演奏されています。

 

 

 

P1000208これはデッカ・プレスのレーベル。ラムの収録曲はとても良い音で録音されていると思うのは私だけでしょうか。このシングル“THE BACK SEAT~”もかなりいい音で聴けます。

 

 

 

P1000209こちらはジュークボックス・レーベル(いわゆるドーナツ盤)。これと同じレーベルはビートルズの後期の曲(THE BALLAD OF JOHN & YOKO、GET BACK、SOMETHING、LET IT BEなど)やジョージの“MY SWEET LORD”、ジョンの“IMAGINE”にも存在します。

 

実は、“THE BACK SEAT~”のレーベルはまだまだ続くのですが(CAPITOLレーベルのバリエーションが4種類くらい存在)、ここでは割愛させて頂きます。 全英39位にしかならなかったこの曲に、どうしてこんなに多くのレーベルが存在するのか謎です。そんなに製作工場を分ける必要があったのでしょうか。CAPITOLレーベルはポールがウイングス時代にキャピトルと契約をかわしたことによって変更されたものですが、それを除いてもAPPLEレーベルが4種類(おそらくここに紹介していないものも存在するはずです)もありますので。 

39位で終わった理由は、アルバム収録曲で、しかもシングルが発売されたのがアルバムのリリースから3カ月たった8月と遅かったからでしょうか。それでも曲は素晴らしいと思います。もっとヒットして欲しかった。ポールのソロ活動初期の名曲です。

次に、アメリカなどでシングル発売された“UNCLE ALBERT/ADMIRAL HALSEY”です。

P1000232まずUS盤。1971年8月2日に発売され、同9月4日、ビルボードの全米ヒットチャート1位に輝きます。

 

 

 

 

 

P1000252こちらはUSプロモ。A,B面ともAMラジオ放送用にモノで収録されています。

この曲はアレンジが評価され、1972年度グラミー賞の最優秀編曲賞、最優秀歌唱賞を受賞。

 

 

 

P1000237これはニュージーランド盤。薄い緑色のアップル・レーベルが使われています。

UNCLE ALBERTは実在したポールの叔父のこと。彼をもとにこの曲が書かれたようです。ADMIRAL HALSEYは太平洋戦争時のアメリカ第3艦隊の司令長官のこと。

 

 

 

P1000238これはオーストラリア盤プロモ。太い文字がオーストラリア盤の特徴です。のちほど紹介しますが、何故かオーストラリア盤にはこの“UNCLE ALBERT/ADMIRAL HALSEY”と“EAT AT HOME”の両方が存在します。確認できていないのですが、両方がリリースされた国はオーストラリアだけではないでしょうか。

 

P1000240こちらはブラジル盤。45回転ではなく、33回転、ステレオではなくモノのシングルである点が興味深いですね。

 

 

 

 

 

P1000243南アフリカ盤はPARLOPHONEレーベル。南アフリカでは70年代に入ってもしばらくこのPARLOPHONEレーベルでした。

 

 

 

 

長くなって申し訳ありませんが、これで最後です。“EAT AT HOME”の各国シングル盤です。

RAMには色々謎があるのですが、どうして国によってシングル・カット曲が異なっていたのでしょう?日本ではヨーロッパと同じこの“EAT AT HOME”がリリースされたのですが、曲調からすると“THE BACK SEAT~”や“UNCLE ALBERT~”の方が当時の日本人の好みだったのではないかと思うのですが。当時、既にアメリカで“UNCLE ALBERT~”が全米チャートを駆け上がっていることを知っていましたので、“EAT AT HOME(出ておいでよお嬢さん)”がシングル・カットとなってがっかりした思い出があります。「出ておいでよお嬢さん」というタイトルもちょっと...でした。

P1000245まず日本盤。私はアルバムを購入していましたので、このシングルを当時は買いませんでした。だいぶあとになって購入しましたので、「500円」の価格変更シールが貼られてあります。このポールの写真はUSのプロモーション用ポスターで使われたもの。

 

P1000246次にスペイン盤です。写真がとてもきれいです。シンプルですが、赤い文字がアクセントになっていていい感じのスリーブです。

 

 

 

 

P1000247こちらはフランス盤。“ANOTHER DAY”のスリーブと同じデザインで、タイトルを入れ替えただけの「手抜き」スリーブ。

 

 

 

 

 

P1000249アルゼンチン盤です。アルバムの写真を使ったスリーブですが、できればカラーにして欲しかった!残念賞!

 

 

 

 

 

P1000250前述のオーストラリア盤です。写真のようににB面もunslicedのAPPLEレーベル。太い文字にリンゴがよく似合うような気がします。

 

 

 

 

 

P1000370

こちらはスウェーデン盤。かなり地味な感じのピクチャースリーブです。ビートルズ時代のスウェーデンのピクチャースリーブはカラフルで美しいものが多かったのですが、このシングルのスリーブは何でこんなに地味なものになってしまったのでしょう。

 

 

 

最後までご覧頂きましてありがとうございます。ここに掲載したレコードはまだまだ一部です。ポールのソロのシングルはそれほど高くありませんので、コレクションするにはいいかもしれません。但し、UKの“THE BACK SEAT~”は少々お高いですが。      

 

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