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2010年9月 7日 (火)

古いものに魅かれる

     

自分がビートルズのコレクターであることと、民俗学を学んだこととは、ある共通の意味があります。

P1010365自分にとってビートルズのコレクション、とくにUKのオリジナル・レコードやツアー・パンフ、チケット半券などを集めることは、それらのものを聴いたり、読んだり、手にすることによって、ビートルズを「感じる」ことになります。自分が実体験できなかった時代(その時代に生きていましたが、ビートルズには興味がありませんでした)に思いをはせ、擬似体験というか、実際に「感じて」みることにほかなりません。古ければ古いものほど、頭の中でその時代を思い巡らせ、思い描くことが楽しくなります。

   

大学時代に学んだ民俗学は柳田國男が言っていたように、「実感の学」なのです。机の上だけでなく、実際に村へ足を運び、村の古老達に話を聞き、昔の民具などを手にし、過去を「実感」してみる学問なのです。このあたりが、ビートルズの「資料集め」やビートルズに会った方のお話を聞くことと共通するわけです。昨年まで行っていたTHE BEATLES TEA PARTYの意義も、ビートルズと会った方々のお話を聞いて、自分もその時その場所にいたらと想像してみる、感じてみることにありました。

もうビートルズ・コレクションも完結に近づいている今、「ビートルズ・オタク」と呼ばれることに抵抗はないのですが、コレクションを「保存」して夜毎ニタリと笑っているようなことが目的ではなく、物凄かった60年代に思いを寄せることが目的と考えると、自分のコレクションを「ビートルズ民俗学資料」或いは「ビートルズ実感学教材」という範疇で捉えたいので、「ビートルズ資料蒐集家」とか「ビートルズ学芸員」とか呼ばれる方がちょっぴり嬉しいですね。

何だか自分で書いていることが分からなくなってきたので、もう寝ます。お休みなさい。

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