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2010年8月 3日 (火)

今野雄二さんの死を悼む

      

   

映画・音楽評論家の今野雄二さんが自宅で自殺しているのが発見されたというニュースを聞 いて、昨年の加藤和彦さんの自殺を思い出しました。享年66歳、加藤さんと3歳違い。

P1010190今野さんの最初の仕事は雑誌の編集でしたが、その雑誌で映画記事を担当していたのがきっかけで、TVにも出演するようになり、その後、独立して映画・音楽の評論家になりました。ビートルズがらみでは、ジョン・レノンのアルバム『ジョンの魂』、『イマジン』などの歌詞の翻訳を担当していました。つまり、ジョンの2大傑作アルバムの詩を最初に日本語にした人ということになります。

P1010192「イマジン」の詩を初めて見たのは中学生でしたので、シンプルな英語の詩でも今野さんの対訳で理解していたと思います。このアルバム『イマジン』の対訳はオノ・ヨーコの監修だったことが記されています。

                                                      

                                                      

雑誌『MUSIC LIFE』に毎月掲載されていた、その月の新譜(シングル)を紹介する「ブレイクアウト・シングル」というコーナーで、いつもロック・バンドのCHICAGOをボロクソに言っていた今野さん。CHICAGOの何が気に入らなかったのだろう。                                                   

                                                                                                           

今野雄二さんの死は、どうしても加藤和彦さんの死とダブってしまうのですが、70年代に活躍していた方々が次々に亡くなっていくのは、非常に寂しいです。

今野さんのご冥福をお祈りします。

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コメント

toramiさん

10代だった私たちの目に今野さんは確かに時代の先端を行く素敵な大人に映りました。TVに出てくる音楽評論家で、あんなにお洒落な人は他にはいませんでしたね。まるで「評論家でお洒落をして何がいけないの?」という感じで(でも今野さんは一切そんなこと口に出していませんが)いつもファッショナブルでした。また、何を着ていても似合っている方でした。そして音楽も映画も今野さんが「いい」とおっしゃったものは、たいていヒットしていたと記憶しています。

70年代に活躍なさった方々が次々に亡くなって、よき時代がどんどん遠くなっていく...。

投稿: JUN LEMON | 2010年8月 6日 (金) 00時28分

才能のある方がまた亡くなって、それも自殺だなんて、驚きました。とても残念です。
今野雄二さんというと、10代だったワタシには、オシャレで洗練されてて時代の先端を歩いている素敵な大人の男性に見えました。
テレビで音楽情報、特にビートルたちの情報を放送する時には、石坂敬一さんの横にいつも今野さんがいらしたような記憶があります。
あんなに輝いていた人が…という思いばかりで、今は言葉が見つかりません。

投稿: torami | 2010年8月 6日 (金) 00時00分

まさむねさん

日本人が元気だった1970年代に活躍なさっていた今野雄二さんが、国が行き詰っている2010年に亡くなってしまわれたことは象徴的な感じがいたします。

まさむねさんのおっしゃるとおり、今起きている事件を見ると、これから日本人にとって大きな問題として立ちふさがるものは、「孤独」ですね。今週一週間、教員免許更新講習に通っているのですが、その中の教育心理学講義で気になる言葉が出てきました。「生徒へのカウンセリングで必要なことは自尊感情を育むこと」というものです。教育だけでなく日本社会全体に必要なのはこの「自尊感情」ではないかと思うのです。

ご著書の感想が遅れており申し訳ございません。まさむねさんのお考えが壮大なものですので、いい加減なものを書けないと思い、少々時間をかけてまとめさせて頂きます。

投稿: JUN LEMON | 2010年8月 4日 (水) 20時27分

taishihoさん

今野雄二さんがアーティストを論じると、すごく説得力があって、そのアーティストの魅力が理解できるようにもなりましたね。70年代の文化を引っ張っていた人だと思います。本当に亡くなられたのは残念でしかたありません。しぼんでしまった今の日本に、このような方は現れませんね。

投稿: JUN LEMON | 2010年8月 4日 (水) 19時51分

JUNさん
こんにちは。今野さんの死は、いろんなことを考えさせますね。僕らが学生時代の憧れの人の一人ですからね。
今野さんのように、ずっーと時代をリードしてきた啓蒙家の老後というのは、僕らが想像する以上に寂しいものかもしれません。
また、自由業の方が老後、どう暮らしていけばいいのかという経済的なテーマもあるような気もします。
幼児虐待や「生きていることになっていた」老人問題も、同根ですが、個人が人生のあるタイミングで間違いを犯すと、そこには底無し沼のような孤独しかないみたいという...社会が薄っぺらになっちゃったのかもしれませんね。

投稿: まさむね | 2010年8月 4日 (水) 08時22分

ショックなことが続きますね。
今野雄二さんは11PMの映画評論や
ラジオの音楽評論などで馴染深いです。
エルトン・ジョンなどロック関係のアルバムのライナーノーツも書いていましたね。
加藤和彦とも親交が深くサディスティックミカバンドの歌詞まで書いていたと思います。
幸福感のない時代なのでしょうか。
残された僕達でなんとか盛り上げていくしかないですね。

投稿: taishiho | 2010年8月 4日 (水) 06時58分

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