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2010年6月18日 (金)

18年前の6月18日

  

今日はポールの68歳の誕生日。64歳の時は“When I'm Sixty-four”にひっかけて何かイベントがあるのではないかと期待したのですが、当時ポールは離婚問題の最中にあり、家族でひそやかに過ごしたようです。

P1010084私にとってのポールの誕生日の思い出としては、“Liverpool Oratorio”の日本初演があります。いまから18年前の1992年6月18日、Bunkamuraオーチャードホールにて開催されました。左は当時のチラシです。

 

P1010085当初、S席1万5千円という価格で発売されるはずだったのですが、どういうわけか、1万2千円に値下げされました。おそらくクラシックのファンはあまり足を運ばないだろうし、普段ロック・コンサートのチケット価格に慣れている人たちにとっては高く感じるのでは、という意見が内部で出たのではないでしょうか。ちなみにこの2年前、1990年のポールの東京ドーム公演は、S席が7000円でした。

上の写真は当時のチケット半券です。ファンクラブを通じてとったのですが、なんと2列目のど真ん中。そして、会場はガラガラの状態でした。

  

P1010089ポールがステージに現れることになっていたならば、ソルドアウトになったでしょうが、ポールの曲と言えどもクラシックのコンサートでは仕方がないのかもしれません。でも私はクラシックも好きでよくコンサートへ行っていましたので、このポール初のクラシック曲の日本初演を楽しみにしていました。写真は無料で配られたコンサートのプログラムとオラトリオの日本語対訳です。

  

P1010092これは前日、1992年6月17日付の朝日新聞に掲載された公演開催の記事です。前日に出ると言うのも何かのんびりしていますが、新日本フィル創立20周年記念のコンサートシリーズのひとつとして開催される旨が報じられています。

 

肝心の公演はというと、日本人ソリストのバイオリンが素晴らしく、数日後に出た記事でも指揮をしていたカール・デイビスがべたぼめをしていました。この1日あとの19日の公演ではもっと良かったそうです。歌手の方は手抜きとは言いませんが、歌詞を間違えていたりで、イマイチでした。男性歌手はアルバムと同じでしたが、残念ながら女性歌手は2人とも別で、特にキリ・テ・カナワでなかったのが残念でした。

当時の会場の様子として印象に残っているのが、楽章の合間にガサガサと入場してくる客を、指揮者のカール・デイビスが客席に振り向いて睨んでいたことです。そして同時に女性歌手がニヤリと笑っていたこと。「やれやれ」と思っていたことでしょう。

もう18年も前のことなんて、信じられません。このあとポールはクラシックの作品を多く手がけましたが、この“Liverpool Oratorio”が一番インパクトが強かったような気がします。当時のポールのインタビューを読むと、ポールがジョージへ「クラシック曲を作った」と言ったらショックを受けていた、とありますので、ロックのミュージシャンがロック・オペラではなく、純粋なクラシックを作ることは大変なことだったのだと思います。

今日は、18年前の6月18日、S席2列の18番で鑑賞したポール初のクラシック曲日本初演の話題でした。(残念ながら当時私はもちろん18歳ではなく、その2倍の年齢でした。(笑))

  

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