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2010年4月17日 (土)

春の記憶

関東では季節はずれの雪が降り、観測史上1位タイの記録だそうです。今から41年前の4月17日に降ったとのことですが、その日のことは私の記憶に残っています。当時、東京都目黒区立第一中学校の新入生として通い始めたばかりの時、4月中旬だというのに雪が降り、びっくりしたという思い出。まだ異常気象という言葉があまり使われていない時代でしたので、なんとも形容し難い出来事でした。当時、「これはもしかしたら凄いことじゃないか?しっかりこの日を憶えておこう」と考えたので、今でも記憶に残っているのだと思います。あれからもう41年かあ!

春に関する記憶はいろいろあって、最近(といってももう15年近く経つのかもしれませんが)では前任校での出来事。ソメイヨシノが散り、八重桜が咲いていた頃。学校の武道館横に八重桜が数本植えられていたのですが、その下にある赤いサツキの花が、その年は暖かったために早めに咲いていました。

咲き誇っていた八重桜が散り始め、花を咲かせていたサツキの上に降り注ぎ、その風景が言葉では言えないほどの美しさだったのです。それというのも、前年に用務員として来られた方が、入念に植木の世話をしていて、サツキもきれいに手入れがされていたからなのですが。そのそばを通る女子生徒たちが口を揃えて「うわーっ!きれい!」と言っていました。植木に「手を入れる」ことの意味を教えられた瞬間でした。生徒には申し訳ないけれども、私は生徒を植木にたとえ、植木職人は教員だなあと思ったのです。「教育」という「手入れ」をきちんとすれば、木の花は何倍もきれいに咲くことができるのではないかと。

その後その用務員の方は亡くなられ、それから二度と同じ風景を見ることはできませんでした。いつかこのことはどこかに書き記しておこうと思っていたのですが、本日実現しました。(ちょっと大袈裟ですが) 用務員の方のお名前は「大浪さん」。植木を通して私を「教育」してくださった「先生」でした。大浪さんは、その学校の枯れかけていた銀杏の木も再生させました。誰も気に掛けなかった植木を生き返らせる大浪さんの力に感激したものです。

春が来るたびに思うのは、学校は生徒を教育するだけの場ではなく、教員も生徒や他の方々を通じて学んでいくところなのだと、今でも思っています。春の記憶とともに。

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コメント

5001stellaさん

そうなんです。たった1年しかいなかったのですが、思い出一杯の一中での生活でした。
四中とは野球部の試合で対戦しました。負けましたけど。(笑)

遅ればせながら、5001stellaさんのブログにリンクさせて頂きましたが、問題があればご連絡ください。よろしくお願い致します。

投稿: JUN LEMON | 2010年4月17日 (土) 15時17分

あれま目黒1中ですか!
私は目黒4中です、当時9才ですが・・・。

投稿: 5001stella | 2010年4月17日 (土) 10時41分

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