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2010年3月14日 (日)

映画“A HARD DAY'S NIGHT”を鑑賞

3月12日、映画“A HARD DAY'S NIGHT”を観てきました。邦題は“ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!”ではなく、数年前に上映された時と同じ“ハード・デイズ・ナイト”でした。映画評論家の故・水野晴郎さんがつけられた昔の邦題の方がいいと思う方も多いのでは。

この映画を初めて観たのは、実は映画館ではなくTVででした。声は広川太一郎などの吹き替えで、何か「モンキーズ・ショウ」を観ているような感覚でした。スクリーンで初めて観たのは、イモータル・ビートルズ・ファン・クラブ(IBFC)による上映会で、両国の公会堂での開催でした。ビートルズの顔がアップになることが多いので、口や舌の動かし方を観て、英語の発音の仕方の勉強にもなり、とても興味深かった思い出があります。この時、とても印象深かったのは、何故かジョージなのです。鏡に向かって“ヒゲを剃る”シーン、“And I Love Her”をガット・ギターで弾くシーン、そして“I'm Happy Just To Dance With You”を歌うシーン。決して演技はうまくありませんでしたが、とぼけた感じがとても印象的で、演奏シーンは「カッコよかった」ですね。当時ジョージが一番好きだったこともありますが。

BCCやこのIBFCで映画をよく観たという方も多いのでは。映画館と比べ複数の映画、プロモ映像の上映がありましたので、楽しめました。(今となっては少しも珍しくない映像が殆どだと思いますが、当時は観る事ができる機会が少なかったのです)

ビートルズの映画を映画館で観るのは本当に久しぶり。東銀座の東劇は、現在小規模の映画館が多い中、比較的座席が多い所です。当日は平日の昼間ということもあり、客は自分も含めて22人。簡単に数えられてしまうのが、とても悲しかったです。(笑) ブログ仲間のむんむんさんが、かつて映画館を「ひとり貸切」でご覧になったのに比べれば、大変「多い」来場者といえるかも。実は今回私はその「ひとり貸切」を期待していったのですが、実現しませんでした。(笑)若い人はほんの少しで、多くの客は50代後半から60代という感じでした。その中にはきっと昔、スクリーンに向かって叫んでいた方がいたはず。そんな想像をしながら楽しく鑑賞しましたが、今までと少々違った見方をしている自分に気づきました。

始まってすぐ、マネージャーが自動販売機で牛乳を買って飲もうとするシーンがありますが、それが懐かしい「テトラ・パック」!若い人はご存知ないでしょうけれども、三角のパックに入った牛乳です。そしてファンに追われるメンバーが写真のスピード写真撮影機に隠れますが、1964年にすでにあったイギリスと当時まだ影も形もない(日本で一般的になるのは70年代?)日本との差を感じてしまいました。こんな風に、各シーンの些細な箇所が目に付いて、今までと違った見方をしていました。

リンゴがジョンやポールからドラムの叩き方に関して要求されるシーンで、「これって、マジっぽいな!」という気持ちになりました。ジェフ・エマリックの著書を読んでいたせいでしょうか、「映画でもリンゴがいびられている」と思ってしまったのです。(笑)

ポールのじいさんに「この写真にサインをしてくれ」と言われ、サインをしているポールとジョージ。手の動きを見ると、実際にはしていないような...。

パティが出てくるシーンでは、ジョージはドキドキだったのでは?ポールがくどくシーンでは、映画とは言えどんな気持ちだったのでしょうかね。

TVモニターをいじる女性アシスタント。全く仕事になっていません。それとも「見習い」という設定だったのか?(笑)

いやあ、久しぶりにスクリーンで観ると、今までと違った見方をするものですね。しかもどうでもいいことばかり考えてしまいました。

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コメント

ノーバッドさん、こんにちは!

スクリーンで観るAHDNは良かったです。当時の映画館でスクリーンに向かって叫んでいる女の子たちのDVDを、先日のTEA PARTYで流しましたが、実際にその場所にいたら凄かったでしょうね。リアルタイムでご覧になったノーバッドさんが羨ましいです。

投稿: JUN LEMON | 2010年3月15日 (月) 15時17分

youkoさん、コメントありがとうございます!

この映画が上映された1964年といえば「東京オリンピック」の年。日本はこれから発展していくという時代でした。いろいろな面で欧米を追いかけているところでしたが、その反面、古くからの文化を失ってしまったのも確かです。

私はリアルタイムのファンではありませんでしたので、youkoさんのように当時を肌で感じておられた方がとっても羨ましいです。

DVD、とても安いですね。いつもこのくらいの値段で売ってくれればいいのですが。(笑)

投稿: JUN LEMON | 2010年3月15日 (月) 15時12分

そうでしたか、
時間に余裕がなかったので今回はパスしましたが。

確かに、
時間が経つと純粋には見ていないかな ^_^;

昔、ヤア!ヤア!ヤア!を初回以外で見るときは
殆ど、前回の演奏シーンから見てました (^^)v
懐かしいです。  そうだ!! DVD買わなきゃ。。

投稿: ノーバッド | 2010年3月15日 (月) 12時46分

junさん、いつも素敵な情報を発信していただいて、ありがとうございます。

私はわが家でDVD鑑賞しています。
あの時代背景がなんとも懐かしいですね。
私も、スピード写真機には驚きました。1964年にあのように駅に置いて普及しているとは、やはり当時のヨーロッパはまだまだ日本の先を行く存在だったのですね。
というか今も、イギリスをはじめヨーロッパ諸国は、長く文化を育み、保存・継承していこうとする国と国民のありかたは、日本がお手本とすべき国の1つであるように思います。

DVDの特典映像では、撮影場所の現在の様子が美しく映し出されていて、とても楽しめます。
期間限定販売?のせいでしょうか、あまりに安い(1450円!)ので、映画の本編はなしで、メイキングだけの値段なのかな?とか、馬鹿げたことを思ってしまいましたーーーオバサンですね。笑!(とにかく、こんなにお安くっていいのですか?)

映画そのものの素晴らしさは言わずもがな!
ですが、とくに今回楽しんだのは、終盤の劇場の演奏シーンーーー
ビートルマニアたちの「カワイイ」こと!
まさに同世代(私は12歳、中1でした!)の彼女たちは、私自身だ!と思ってしまいました。

でももちろん、欲をいえば、「イギリスに生れて、あの、社会現象になった大きな騒動・とてつもなく大きなうねりの、その一員になりたかった~」ですがーーー!
ファンなら、誰でも思うことでしょうね。

まあ、日本ででもリアルタイムで体験できたことは大変幸せ者とは、常々思ってはいます。

投稿: youko | 2010年3月15日 (月) 11時48分

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