« ザ・ビートルズ 日本ゴールドディスク大賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞 | トップページ | 70年代のヒット曲をUK盤で »

2010年2月25日 (木)

映画「レット・イット・ビー」の思い出

私がビートルズを聴き始めたのは1970年頃、中学2年の時でした。それまで兄が友達から借りて来たホワイト・アルバムを聴かされてはいましたが、自分から興味を持ったのは“LET IT BE”からだったと思います。また初めて買ったシングル盤が“Let It Be”でした。おそらく1970年春ごろのことだったと思います。そして、その数ヵ月後にあの映画「レット・イット・ビー」を観ることになります。

Rimg1666

朝日新聞の広告で、前売り券の販売が終わるということを知り、どうしても手に入れたくて面倒くさがる兄に無理やり頼んで買ってきて貰った記憶があります。当時、私の家は千葉にあったのですが、兄は東京の私立高校に通っていましたので、東京の京橋へ、前売り鑑賞券販売の最終日に買って来てもらったのです。450円という価格でした。半券には、麹町税務署の「1970年11月20日」という印が残っているので、11月か12月頃に観に行ったのだと思います。映画館は「テアトル銀座」でした。

テアトル銀座ではリバイバル上映だったと思います。(当初は有楽町「スバル座」で公開されたはずです)テレビで「ハード・デイズ・ナイト」や「ヘルプ」を既に見ていたはずですが、映画館でビートルズを観るのは初めての体験で、当日は朝からワクワクしていました。当時の友人O君を誘って行ったのですが、それまであまり歩いたことのなかった京橋界隈でしたので二人とも迷ってしまい、映画館を見つけるのに苦労したことを憶えています。

なんとか到着し、間もなく映画が始まります。「ハード・デイズ・ナイト」や「ヘルプ」と比べ、何と静かな始まり方!ドラム・スキンが映し出され、ピアノの音が聞こえ、ポールとリンゴがアップになります。そしてセッションのシーンとなり、ジョンやジョージの演奏風景。この頃はもう固まっていました。(笑)特にジョージが好きだったので、彼の表情に釘付けでした。この時の印象は「ジョージは歯並びが悪いなあ」というもの。

そしてポールとジョージの言い争いのシーン。「えっ!ビートルズってこんなに仲が悪いの?」と思ったものです。“Maxwell's Silver Hammer”を演奏しているのは意外でした。マル・エバンズがハンマーを叩いていて、ちょっとタイミングがずれているのには思わずにっこり。その他で印象に残ったシーンは、ジョンとヨーコがジョージの“I Me Mine”に合わせて踊るところ、ポールがジョンと真剣に話をするシーン、そして当時大好きだった“Two Of Us”の演奏シーン。ポールが格好よかった!

“The Long And Winding Road”や“Let It Be”の演奏シーンでは、「あれっ?歌詞がちょっと違うな」とすぐに気が付きました。そしてクライマックスの屋上のシーン。街を行く人々の反応がとてもおもしろかったですね。

Rimg1667お土産に買った当時のプログラムです。館名は入っていません。ビートルズの歴史などが細かく記載され、ちょっとした資料だなあと感じました。                      

                                                                                                                                                                                                                   Rimg1668_2

4人の顔が大きくカラーで印刷されて、そこにサインが入っていたのが印象的でした。このリンゴの星のマーク入りのサインを真似して、その後ふざけて自分のサインに入れて楽しんでいました。

|

« ザ・ビートルズ 日本ゴールドディスク大賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞 | トップページ | 70年代のヒット曲をUK盤で »

コメント

ほうだんさん

コメントありがとうございます。
そうでしたね。東芝のステレオのコマーシャルだったと思いますが、レット・イット・ビーが流れていました。あのCMがきっかけでシングルを買ったような記憶があります。懐かしいですねえ!

投稿: JUN LEMON | 2010年2月27日 (土) 02時01分

ノーバッドさん

プログラムの右上に東宝のロゴが入っています。もしかしたら、ノーバッドさんと同じ時期にこの映画を観ていたのかも知れませんね。この映画を見に行ったことが全ての始まりでしたので、忘れることができませんね。

投稿: JUN LEMON | 2010年2月27日 (土) 01時55分

赤井川塾さん

映画をご覧になったのですね。より詳しいご感想をお知らせいただければ幸いです。

この映画は、自分に多くの疑問をもたらし、ビートルズにより興味を持たせるきっかけとなりました。この年にシングル1枚、LP1枚で始まったのが、3年後には全曲が集まることになります。すべてはこの映画から始まりました。

投稿: JUN LEMON | 2010年2月27日 (土) 01時52分

ジミーさん

70年代にはまだビートルズ映画の3本立てというのをよくやっていましたね。懐かしいです。
私は初めて「レット・イット・ビー」を観た1年後位に千葉で「レット・イット・ビー」と「卒業」の2本立てを観ました。そのときからサイモンとガーファンクルも好きになりました。

村治佳織さんはクラシック・ギターで他分野の曲をやるのを恐れずに、自分の解釈でのびのびと演奏していますね。

もしTEA PARTYが一時的にでも復活したあかつきには、ジミーさんのクラシック・ギター演奏をぜひお願いします!

投稿: JUN LENNON | 2010年2月27日 (土) 00時21分

 懐かしく読みました。多分同じ世代ですので、私の当時の記憶ともダブります。
 サザエさんのスポンサーが東芝だったこともあり、サザエさんのコマーシャルでレットイットビーのワンシーンが紹介されていましたね。
 あれがビートルズとの初体面だったような気がします。

投稿: ほうだん | 2010年2月26日 (金) 09時54分

甘く切ない思い出ですね。
オイラのプログラムも館名は入ってません。
プログラムの右上に東宝のロゴが入ってますか?
入っていれば同じだと思います。
オイラもテアトル銀座。観に行きました。

投稿: ノーバッド | 2010年2月26日 (金) 09時06分

私は1969年生まれです。てらださん同様、リアルタイムでビートルズを経験された方のお話を聞くのが大好きです。ビートルズだけでなく、ウィングスのことや、ジョンの死、メンバーの来日や事件などについても、当時のことを、どんな小さなことでも知りたいです。

じつは最近、初めて映画『レット・イット・ビー』を観ることができたのですが、意外にも楽しい雰囲気(?)で驚きました。暗い、険悪な内容を想像していましたので…。

これからもJUN少年、JUN青年の体験談をどうぞよろしくお願いします!

投稿: 赤井川塾 | 2010年2月26日 (金) 08時53分

JUNさん、こんにちは。
私は1975年、中一の夏に「A HARD DAYS NIGHT」「HELP!」の三本立てをスバル座に見に行きました。
すでにビートルズは解散しており、後追い世代になるのですが鮮明に記憶しています。
上記2作品に比べ、LET IT BEはストーリーがなく重苦しい印象でしたね。
私も青地のLET IT BEパンフレットを購入しました。
しかしこの20年くらいでブートビデオの購入から最近の高画質ブートDVDまで何度買い替えて見たことでしょう。
その度に中一の夏を思い出します。

余談ですが、数ヶ月前にJUNさんのこのサイトで村治佳織さんのアルバムが紹介されて以来、クラシックギターに興味を持ち、来月からクラシックギター教室に行くことになりました。

投稿: ジミー | 2010年2月26日 (金) 07時41分

てらださん、コメントありがとうございます。

いつもブログは拝見しているのですが、コメントを書けず申し訳ありません。Rubber Soulの記事、楽しく読ませて頂きました。

この映画を見に行った日のことは今でも鮮明に憶えているので、こうして記事にすることができました。(映画上映の時期などはズレがあるかもしれませんが)もう40年もたつのに、本当に楽しかったことは忘れないものですね。

投稿: JUN LEMON | 2010年2月26日 (金) 00時15分

JUNさん、こんばんは。

私はリアル・タイムでビートルズを聴けなかったので、当時を体験された方のお話には大変興味があります。
前売り券の入手や、映画の感想をお聞きしているだけで私自身が当時にタイムスリップしてビートルズを擬似リアルタイム体験しているみたいな気分になってしまいます(笑)。
これからも当時の思い出話などを聞かせていただけることを楽しみにしています。


投稿: てらだ | 2010年2月25日 (木) 23時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/91151/33529512

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「レット・イット・ビー」の思い出:

« ザ・ビートルズ 日本ゴールドディスク大賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞 | トップページ | 70年代のヒット曲をUK盤で »