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2010年2月

2010年2月28日 (日)

70年代のヒット曲をUK盤で

映画「レット・イット・ビー」のことを記事にしたら、70年代のことを思い出し、突然当時のヒット曲を聴いてみようと思いました。

ビートルズを聴くようになるのとほぼ同時に、私は深夜放送(TBS「パック・イン・ミュージック」、文化放送「セイ・ヤング」、ニッポン放送「オール・ナイト・ニッポン」など)を毎晩聴くようになりました。その番組内でよく洋楽のヒット曲(当時は英米ロック、ポップに加え、フレンチ・ポップ、カンツォーネ、映画音楽などがなんでもかけられていました)を聴いたものです。70年頃から聴いていましたので、70年、71年頃のヒット曲はよーく憶えており、今聴くとノスタルジーに浸ってしまいます。

その中のヒット曲で、UKのシングル盤で持っているものがありますが、中にはかなり音の良いものがあります。今回は厳選して3枚を紹介いたします。

Rimg1670まず、DAWNの“Knock Three Times(ノックは3回)”。UK盤シングルをターン・テーブルにのせ針を落とした瞬間に、素晴らしい音が広がります。DAWNは1973年に“Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree(幸せの黄色いリボン)”という大ヒット曲がありますが、私が洋楽を聴き始めた頃はこんなボーカル・グループも聴いていたのです。というより、当時はあまりジャンル分けしたりせずに、ラジオから流れてくる曲は何でも聴いていたという方が正しいのかもしれません。

Rimg1671_2次に、二ール・ダイアモンドの1971年のヒット曲“I Am... I Said(さすらいの青春)”。残念ながら、何故か二ール・ダイアモンドは日本では“Sweet Caroline”がヒットしたくらいで、あまり人気のある歌手ではありませんでしたが、Monkeesのヒット曲“I'm A Believer”なども書いています。この“I Am...I Said”は日本では全くヒットしませんでしたが、こうした埋もれた名曲をチェックするのも好きでした。UKのシングル盤ではボーカルやギターの音がとてもいい音で聴こえてきます。

Rimg167270年代といっても後半にはかなり違う音楽が流行るようになりました。いわゆるディスコ・ブームが起きたのですが、最後に紹介するのはBee Geesの“Night Fever(恋のナイト・フィーバー)”です。このUKシングルもいい音です。録音がいいのかもしれませんが、日本盤を聴いたときと全く違う印象を受けました。映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の頃のBee Geesの声は、それまでの彼らとは思えない声で、初めて聴いたときびっくりしました。それでも“How Deep Is Your Love”のように昔ながらのバラードもありましたが。

UKのシングルは海外のオークションなどでかなり安く買えますので、昔のお気に入りの曲を聴いてみてください。「えっ!こんな音だったの?」ときっと思われることでしょう。今日紹介した曲は全てアメリカがオリジナルだと思いますので、今度はアメリカ盤のオリジナルを聴いてみようかと思っています。

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2010年2月25日 (木)

映画「レット・イット・ビー」の思い出

私がビートルズを聴き始めたのは1970年頃、中学2年の時でした。それまで兄が友達から借りて来たホワイト・アルバムを聴かされてはいましたが、自分から興味を持ったのは“LET IT BE”からだったと思います。また初めて買ったシングル盤が“Let It Be”でした。おそらく1970年春ごろのことだったと思います。そして、その数ヵ月後にあの映画「レット・イット・ビー」を観ることになります。

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朝日新聞の広告で、前売り券の販売が終わるということを知り、どうしても手に入れたくて面倒くさがる兄に無理やり頼んで買ってきて貰った記憶があります。当時、私の家は千葉にあったのですが、兄は東京の私立高校に通っていましたので、東京の京橋へ、前売り鑑賞券販売の最終日に買って来てもらったのです。450円という価格でした。半券には、麹町税務署の「1970年11月20日」という印が残っているので、11月か12月頃に観に行ったのだと思います。映画館は「テアトル銀座」でした。

テアトル銀座ではリバイバル上映だったと思います。(当初は有楽町「スバル座」で公開されたはずです)テレビで「ハード・デイズ・ナイト」や「ヘルプ」を既に見ていたはずですが、映画館でビートルズを観るのは初めての体験で、当日は朝からワクワクしていました。当時の友人O君を誘って行ったのですが、それまであまり歩いたことのなかった京橋界隈でしたので二人とも迷ってしまい、映画館を見つけるのに苦労したことを憶えています。

なんとか到着し、間もなく映画が始まります。「ハード・デイズ・ナイト」や「ヘルプ」と比べ、何と静かな始まり方!ドラム・スキンが映し出され、ピアノの音が聞こえ、ポールとリンゴがアップになります。そしてセッションのシーンとなり、ジョンやジョージの演奏風景。この頃はもう固まっていました。(笑)特にジョージが好きだったので、彼の表情に釘付けでした。この時の印象は「ジョージは歯並びが悪いなあ」というもの。

そしてポールとジョージの言い争いのシーン。「えっ!ビートルズってこんなに仲が悪いの?」と思ったものです。“Maxwell's Silver Hammer”を演奏しているのは意外でした。マル・エバンズがハンマーを叩いていて、ちょっとタイミングがずれているのには思わずにっこり。その他で印象に残ったシーンは、ジョンとヨーコがジョージの“I Me Mine”に合わせて踊るところ、ポールがジョンと真剣に話をするシーン、そして当時大好きだった“Two Of Us”の演奏シーン。ポールが格好よかった!

“The Long And Winding Road”や“Let It Be”の演奏シーンでは、「あれっ?歌詞がちょっと違うな」とすぐに気が付きました。そしてクライマックスの屋上のシーン。街を行く人々の反応がとてもおもしろかったですね。

Rimg1667お土産に買った当時のプログラムです。館名は入っていません。ビートルズの歴史などが細かく記載され、ちょっとした資料だなあと感じました。                      

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4人の顔が大きくカラーで印刷されて、そこにサインが入っていたのが印象的でした。このリンゴの星のマーク入りのサインを真似して、その後ふざけて自分のサインに入れて楽しんでいました。

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2010年2月24日 (水)

ザ・ビートルズ 日本ゴールドディスク大賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞

ザ・ビートルズが2月24日、日本ゴールドディスク大賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」に選ばれました。この賞は作品・楽曲の正味売上金額合計が最も多いアーティストに贈られる賞ですが、リマスターCDの売り上げが619,955枚に上ったことが評価されたようです。ただしこのカウントの仕方はボックスも1セットで「1枚」とされるため、実際には250万枚を超えているとのこと。1987年にこの賞が始まってから、ビートルズは4回目の受賞となり、マドンナ(5回)に次ぐもの。現役でないアーティストが4回も受賞するのは異例のことのようです。詳しくは以下のURLで。

http://www.emimusic.jp/beatles/news/?rssno=131

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LET IT BE 各国シングル盤

LET IT BEのシングルがイギリスで発売になったのは1970年の3月6日ですが、今日はそれを前倒しして、各国のシングル盤を少しだけ紹介させていただきます。

Rimg1660まずポルトガル盤。ポルトガル盤はスリーブがきれいで、レーベルがイエロー・パーロフォンということが特徴です。これ以前も、ソロのシングルもカラーのきれいなスリーブが使用されることが多いです。

                                                                                                                                 

                                                                                        

Rimg1669_3次にイタリア盤のプロモ。Hey Judeの時にも紹介いたしましたが、イタリアのプロモはピクチャー・スリーブがレーベルが見えるようにくりぬかれています。イタリア盤のスリーブはいつもデザインに凝っているような気がします。

                                                                                                                                 

Rimg1663次にスペイン盤。スペイン盤も独自の写真がスリーブに使用されています。レーベルはODEONのブルー・レーベルです。

                                                                                                                                 

                                                                                                                                                         

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こちらはペルー盤。2枚の紙をビニールで包んでいる形のスリーブです。

                                                                                                                                 

                                                                                                                                    

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デンマーク盤のLET IT BE。お馴染みの写真が使われていますが、日本盤と違い、コーティングされていないのが残念です。

                                                                                                                                                                                              

                                                                                                                                 

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こちらはニュージーランド盤。微妙に違っているところがおもしろいです。こちらはコーティングがあり、ツルツルしています。

                                                                                                                                    

                                                                                                                                  

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これはフランス盤。少々雑な作りのスリーブです。もう少しきれいな写真を使えばいいのにと思います。60年代中ごろまで、きれいなスリーブを作っていた国なのですから。

                                                                                                                                  

                                                                                                                                  

昔は各国独自にスリーブが作られており、特徴があって良かったのですが、今は統一されてしまい味気ない感じがしますね。

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2010年2月 9日 (火)

立松和平さんの死を悼む

作家・立松和平さんが亡くなりました。「遠雷」や「道元禅師」などの著作と、TV朝日「ニュースステーション」内の企画における独特の語りが、今でも忘れられません。

仕事の関係で3年前に一度お会いしたのですが、とても穏やかな方で、ニュースステーションのあの語りそのままの話し方をされていました。その時、道元に関して熱く語っておられたのを今でも憶えています。最近ではNHK「ラジオ深夜便」にゲストで何度も出演されていましたが、先日突然、その日の出演が急遽取りやめになった旨のアナウンスがあり、心配していた矢先のことでした。

立松和平さんのご冥福をお祈りします。

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2010年2月 7日 (日)

LET IT BE ユーゴスラビア盤

Rimg1632久しぶりに“LET IT BE”の話題を。昨年、アルバム“ABBEY ROAD”には、“I Want You”がフェイドアウトするイタリア盤や、イントロが短い“Come Together”のフランス盤があることを紹介しましたが、アルバム“LET IT BE”にははっきりわかるような違いのものがあまりありません。何かなかったかなあと、記憶をたどってみたところ、このユーゴスラビア盤を思い出しました。まずジャケットの紹介からです。

Rimg1634_3初期のユーゴスラビア盤にはUKからの輸入ジャケットが使用されていますが、ジャケット表の右上に、ユーゴスラビアのレコード・レーベル“JUGOTON”のステッカーが貼付されています。

Rimg1636_2裏のアップルは赤。今まで数枚見てきましたが、青リンゴは見たことがありません。

Rimg1635_2レコード・レーベルはイエロー・パーロフォン。ご覧のとおり、UKのレーベルとはかなり異なったものです。

さて問題の音なのですが、申し訳ありませんが、重箱の隅をつっつくような本当に些細なことです。それでもコレクターの方々は興味をもたれるかと思いましたので、紹介させていただきます。

このLPを初めて聴いたとき、一瞬「あれっ?」と思ったのです。それは、通常“Dig It”が終わったあとに殆ど溝がなく、間を入れずに“Let It Be”へ移っていきますが、このユーゴスラビア盤は溝があり数秒間無音状態となって、やがて“Let It Be”が始まります。

私が中学生の頃、初めて日本盤LP“LET IT BE”を買った時、よく“Dig It”を飛ばして“Let It Be”を聴こうとしたものですが、溝がなく、どうしても“Dig It”が入ってしまった(笑)思い出があります。このユーゴスラビア盤があれば良かったのですが。

本当に些細なことで、「どうでもいいじゃないか」と思われることを承知で紹介させていただきました。でも、何でこんな作り方になったのでしょうかね。

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2010年2月 6日 (土)

Instant Karma

Rimg1628_2今からちょうど40年前の1970年2月6日、“Instant Karma”がリリースされました。このシングルは、1月27日に録音(ジョンはこの日の朝に作詞作曲をし、夜には録音・ミックスダウンまで終了)され、10日間でリリースという文字どおり“Instant”なものでした。

参加ミュージシャンはジョージ、クラウス・フォアマン、アラン・ホワイトなど。プロデュースはフィル・スペクター。その後ジョンがスペクターと仕事をするようになったきっかけは、アルバム“LET IT BE”よりもこのシングルだったという話もあります。

Rimg1629_3プレイボーイ誌のインタビューで、「カルマ(業)というのは、人の過去や未来に影響を与えると同時に、“インスタント”なものだと、僕にはひらめいたんだ。人が今やっていることへの反応が絶対にある」と言っています。この曲と“Watching The Wheels”の2曲はカルマについて歌っていますが、ジョンの思考の中には東洋の思想(信仰ではなく)が根付いていたと思われます。

「因によって縁が生じ、そしてまた滅し、それを繰り返しながら、万物は流転する」という考え方から、ジョン・レノン・ミュージアムの閉館も仕方がないことなのかもしれないという気持ちに今なっています。

Intstant Karmaのビデオはこちら

http://www.youtube.com/watch?v=EqP3wT5lpa4

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2010年2月 1日 (月)

船橋散歩とグルメ

昨日は、生まれ育った船橋へ行って来ました。歴史旧跡や神社を巡りながら、ゆったりとした時間を過ごし、最後は中華料理を。

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最初に足を運んだのは、日本一小さな「東照宮」。江戸時代、徳川家康が、東金へ鷹狩に行く途中で、この地に本陣を構えたのが由来です。この近辺に数年前まで「本陣書店」という本屋がありましたが、それもこの家康がここに本陣を構えたことからつけられた名前です。だいぶ前ですが、日本テレビの「ズームイン・朝」でも紹介された神社です。JR船橋駅から7分くらいのところにあります。

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次は船橋最大の神社、「船橋大神宮」。伊勢神宮直系の神社で、2年後に御鎮座1900年を迎える古い神社です。

 

Rimg1626Rimg1603今からちょうど150年前の江戸時代万延元年に、「諸国名所百景」のひとつとして、この船橋大神宮の浮世絵が描かれました。左がその浮世絵です。つい最近購入しました。そして右が現在の同じ場所の写真です。浮世絵では海と三浦半島が遠くに描かれていますが、現在では全く見えません。でも僅かにですが当時の面影がありますね。それにしても、この浮世絵は大変きれいです。復刻ではなく当時のものですので、大切に保存されていたのだと思われます。

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大神宮のそばにあるインド料理の名店「サールナート」(京成電鉄・大神宮前駅から歩いて約4分)。1992年に開店してから数々の雑誌で紹介されました。(昨年は「週刊ポスト」に掲載)おすすめはランチタイムのランチプレート。数種類の中からカレーを2つ選べ、ナーン、ライス、サラダ、アチャール(インドの玉葱のピクルス)、ヨーグルトがセットでボリュームたっぷりです。ナーンは大き目で、外側がパリパリで中がしっとり。カレーでおすすめはコクのあるバタークリーム・チキンです。インド料理好きだったジョージも、ここのカレーとナーンはきっと気に入ったはず。今日はここには入らず...。

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こちらの中華料理店「東魁楼」へ。ここは昔、家族4人でよく行った店なのです。

 

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まず最初にポットでジャスミン茶が出てきます。私が初めてジャスミン茶を飲んだのもこの店。

 

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Rimg1619ここの蟹炒飯は油っぽくなく、パラパラしていて絶品です。量も多いので、お腹がいっぱいになります。

  

Rimg1623Rimg1624_2この店でおすすめは、なんといっても飲茶です。厚い皮に肉がたっぷりの餃子や、この写真の「花シュウマイ」はレベルが高いと思います。シュウマイの肉は大変柔らかく(東京のある店で食べたシュウマイは石のように硬かった)、おいしいのひとこと。上に蟹がのっています。写真には4個しかありませんが、本当は5個です。写真を撮り忘れてひとつ食べてしまいました。(笑)

昔、家族で来たときは、よく父親が「中華料理ではご飯は最後に食べるものだ」といって、私が食べたいこの炒飯はなかなか出てきませんでした。 母親は鶏の唐揚げが好きで必ず毎回注文していました。その他では、芝えびとグリーンピース炒めがウチの定番でした。今はグリーンピースの代わりに枝豆になっています。グリーンピースってそんなに高いものなの?

Rimg1615Rimg1614この中華料理店の近辺には昔の建物が2軒だけ残っています。左が森田呉服店、右が広瀬直船堂(菓子店)。この本町通りは成田街道と呼ばれ、成田山詣での途中の宿場町・船橋のメインストリートだったわけです。

Rimg1611Rimg1612最後に船橋の地名の由来を。日本武尊が船橋に流れるこの海老川を渡れないでいた時、地元の漁師たちが船を並べて橋の代わりにして渡らせたことから来ているとのことです。その由来の場所がこの写真の地点です。

東京に移り住んだ今でも、船橋に来た時にはここに紹介した場所へよく立ち寄ります。今はもうありませんが、私が小学生だった頃、大正時代を彷彿とさせる「ミルクホール」がありました。洋館風のとてもいい雰囲気の建物で、その頃は牛乳屋になっていました。

 

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