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2009年11月

2009年11月30日 (月)

第5回THE BEATLES TEA PARTY無事終了

第5回THE BEATLES TEA PARTYが無事終了いたしました。

今回は第1部は、ビートルズの歌詞に関する4冊の著書がある、翻訳家の秋山直樹さんを講師にお迎えしての「ビートルズ歌詞講座」、そして第2部が懇親会。歌詞講座では秋山さんより、従来のビートルズの歌詞の誤訳の指摘、そして正しい解釈を解説して頂きました。お話しを伺っていて、今までビートルズの歌詞を訳した翻訳家の多くが、文法や単語の意味を正しく踏まえた上で解釈していないこと、そしてその誤訳が新たに他の翻訳家に訳されてもなお、前の翻訳を踏襲しているため同じ誤訳が繰り返されることを強く感じた次第です。何十年も誤訳が続いているものもあるわけです。

リマスターCD発売以来、音ばかりを話題にしている昨今ですが、ここで歌詞の重要性に関して再認識する必要があると感じ、秋山さんに講義をしていただきましたが、秋山さんのお言葉どおり、歌詞が分かればビートルズはもっと面白くなるのだと思います。秋山さんの4冊のご著書「ビートルズ英語読解ガイド」、「ビートルズ作品読解ガイド」、「ビートルズ英語文法ガイド」、「ビートルズ作品英和辞典」はアマゾンなどでも購入できますが、秋山さんに直接申し込むこともできます。以下のURLで。

http://www.als-jpn.com/publications.html

第2部の懇親会では、まずアビーロードのCD聴き比べをやってみました。用意したCDは、かつて回収となった東芝のCD(世界初のビートルズのCDでした)、UK盤の旧CD、リマスター盤CD、そして東芝のリール・テープをCD-Rに落としたもの。

結果としては、リマスターCDが大変音が良く、ひとつひとつの音がきれいにはっきり聴こえるということと、東芝のリール・テープの音圧の高いことが確認できました。リール・テープの音は、はっきり言ってすごいです。他の2枚はもう「過去のもの」という感じの音でした。

次に、Steve McClureさんがお持ちになった資料をもとに、ビートルズが曲作りで参考にした、或いはパクッた思われる曲を聴いて、解説してもらいました。特に唖然としたのが、Peter, Paul & Maryが歌う“Stewball”。ジョンの“Happy Xmas”と殆どメロディが同じ!! これは“He's So Fine”をパクッたということで裁判沙汰となった、ジョージの“My Sweet Lord”どころではありません。殆ど同じなのですから。びっくりしました。以下のURLで聴いてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=H817pSQS5nA

今回のTEA PARTYでは展示が復活。ビートルズのコンサート資料を展示しました。内容はシルバービートルズ時代の契約書、アメリカ・ポートランドでのコンサート契約書、UK, USのコンサート・プログラムとチケット、日本公演のプログラム、チケット(A,B,C席券)と当時の雑誌(サンデー毎日、週刊朝日、週刊読売臨時増刊、週刊サンケイ、アサヒ・グラフ、ティーン・ビート、ミュージック・ライフなど)、その他、もろもろの品物を展示しました。ビートルズ来日時の古い映像集めたDVDを見たリアル・タイムの方からは「懐かしい」と声があがりました。

今回のTEA PARTYをもって、一区切りとさせていただきました。今まで何度もご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。皆様と過ごした時間はこれからも決して忘れることはないでしょう。あの場の雰囲気、参加者の皆様の暖かい眼差し、お話しをしてくださった皆さん、バンド演奏をしてくださった皆さんの楽しかった内容、等々、終わってしまった今では夢のようです。

銀座の「樹の花」でやる時以外は参加費をいただきませんでしたが、今でもそれは正しかったと思っています。お金以上のものを私は参加者の皆様からいただいたのですから。私はビートルズをライフワークにしようとも、ビートルズとともに生きようとも(仕事にしようとも)思っていませんが、ビートルズで楽しむことはこれからも続けて行きたいと思っています。皆様にその楽しみ方のお手伝いが、このTEA PARTYを通じて出来ていたとしたら、この上ない幸せです。この会がめざしていたことは、おかしなビートルズの観念論(巷では勝手な妄想、嘘までが作り上げられていますが)にならないように、また、ある事柄だけに偏らないように(音だけにこだわり過ぎて、ビートルズの詩を正しく理解しようとしなかったり)努めてきたつもりです。

大勢の素晴らしい方との出会いはまるで夢のようでした。特に会田公さんとの出会いによって私はビートルズへの想いを新たにしました。このTEA PARTYを開催するきっかけになったのが、まさに会田さんとの出会いでした。会田さん、貴重なビートルズとのお写真を2枚もありがとうございました。一生の宝物にします。

いつの日か、また違った形で参加者の皆様とお会いできるように、精進して参ります。それまでしばしのお別れです。本当にありがとうございました!

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2009年11月15日 (日)

ポールの新曲“(I Want To) Come Home”のプロモCD-R

Paul_come_home_promo1Paul_come_home_promo2Paul_come_home_promo3もう既に報道されているように、ポールがロバート・デ・ニーロ主演の映画   “Everybody's Fine”の試写をみてから、“( I Want To ) Come Home”という新曲を書いたようです。この曲がアメリカのラジオでのオンエア解禁になっています。このCD-Rはおそらくラジオ局用に配布されたものだと思われます。

曲の試聴はこちらのURLで。

http://www.youtube.com/watch?v=_B3VpA4RzJ0

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2009年11月12日 (木)

追悼 森繁久彌

また偉大なアーティストがひとり、この世を去ってしまいました。

私が歌手・森繁久彌を知ったのは昭和37年の暮れ、NHK紅白歌合戦の時で、まだ幼少だった私は無邪気に「白組頑張れ~っ!森繁、思いっきり歌ってくれ~っ!」と言うと、父親が「森繁はそんな歌い方はしない。ゆっくり、しみじみと歌う」と語りました。実際に森繁が登場して歌った時はそのとおりでした。このとき歌われたのが『知床旅情』。私がビートルズ以前に出会った「心を歌う」歌手でした。

俳優・森繁久彌を知ったのは、その翌々年昭和39年のTVドラマ『七人の孫』でです。まだ50代だった彼は70代の祖父役を演じていました。松山英太郎やいしだあゆみなどが孫役として、そして当時まだ悠木千帆と言っていた希木樹林がお手伝いさん役として出演していました(当時まだ若く、田舎出身の可愛らしいお手伝いさんという感じでした。実際には彼女は東京神田の生まれですが)。出演者ひとりひとりの個性がよく表れた番組でしたが、その中で森繁は別格でした。この番組はTVにおける家族ドラマのはしりだったと思います。

このドラマの主題曲として、「歌手」森繁が歌う『人生讃歌』は、当時8才だった私にも、強く心に響く歌でした。森繁自作の詩と語るような歌い方がそうさせたのだと思います。次のURLでお聴きください。

http://www.youtube.com/watch?v=CUg5KRf3tM4

そして昭和45年、彼の『知床旅情』が加藤登紀子の歌によって大ヒットしました。当時は森繁よりも加藤登紀子の歌の方が好きだったのですが、今聴いてみると、森繁の表現力は本当にすごいと思います。

それ以外の森繁の映画、舞台、朗読などでの活躍は多くの人が知るところです。イギリスのアニメ『風が吹く時』は、核戦争を扱ったものでしたが、吹き替えの森繁と加藤治子がすばらしく、中学校の道徳教材としても使用しました。そして『葉っぱのフレディ』も、心に響く、忘れられない朗読でした。

演劇はいろいろな方が語っていると思いますので、ここでは割愛させていただきますが、俳優、歌手として、現代の日本人に豊かな心を育んでくれた、偉大な森繁久彌のご冥福を、心よりお祈りいたしたます。

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2009年11月 4日 (水)

Royal Command Performance

Rimg1454Rimg1448イギリス王室主催の“Royal Command Performance”にビートルズが出演したのは、今からちょうど46年前の1963年11月4日。ジョンが「安い席の人たちは拍手をしてください。残りの人たちは宝石をジャラジャラ鳴らしてください」と発言した「伝説」のバラエティ・ショーです。(写真は当時のプログラムの表紙と扉です。)

Rimg1449マネージャーのブライアン・エプスタインは、ジョンが王室を前にして「言ってはいけない言葉」を言ってしまうのを非常に恐れて、ショーの前に何度も何度も念を押したようです。その甲斐あってか、その言葉が発せられることはありませんでしたが、その代わりに前述の発言が発せられたのでした。(写真はプログラムの中のエリザベス女王の写真)

Rimg1452Rimg1453私が子供の頃疑問に思ったのは、イギリス王室を前にこういった発言をしてジョンが世間から責められなかったこと。それどころかこの発言によってビートルズがより人気を得ていったこと。私はこの言葉をイギリス王室に向かって発言したのだと思っていたのです。チャリティー・ショーであるこのRoyal Command Performanceを見に来ている人たちは殆どが大金持ちで、ジョンの発言は彼らに向けて発せられたことを知ると、それなりに納得しました。このショーの金持ちの観客は、いつも出演者を「評価」するような姿勢で見に来ていたようですが、この日ばかりはジョンの毒舌の「餌食」になってしまったわけです。(写真はプログラムのビートルズの写真掲載ページとEMIの広告ページ)

Rimg1456この時のRoyal Command Performanceには、「リリー・マルレーン」で有名な、マレーネ・ディートリッヒも出演していました。リンゴは彼女の脚の美しさに見とれていたそうです。

 

このショーの模様のビデオは以下のURLで。

http://www.youtube.com/watch?v=AXlvhEjDbxE&feature=related

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2009年11月 1日 (日)

The Music of Lennon & McCartney

44年前の1965年11月1日は、Granada TVの番組“The Music of Lennon & McCartney”のリハーサルと収録が行われた日。Lennon-McCarneyの曲をいろいろなアーティストが出演して歌う構成の番組ですが、その間にある二人のやりとりがとてもおもしろいです。Beatlesも“Day Tripper”と“We Can Work It Out”をやっています。(口パクですけれど)

http://www.youtube.com/watch?v=82vngjtAXlM&feature=player_embedded#

 

同じGranada TVの珍しい映像も貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=wCFtaid8PGE&feature=related

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