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2009年6月

2009年6月30日 (火)

3年前...そしてこれから

3年前の今頃は、ビートルズの来日40周年ということでワクワクしていましたね。あれからもう3年!信じられないスピードで時が流れています。自分の生活環境もガラリと変わってしまいました。これからはどのように暮らしていこうか、と頭の中で計画を練っています。

せっかく東京に住むようになったのだから、ビートルズ(ソロも含む)の来日関連の場所をいろいろ巡ってみたいと思います。未だに場所がわからないところもありますが、ひとつひとつ「探検」するような気持ちで、探し当てたいと考えています。

このブログも3年が経って、いろいろな方と知り合うことができました。その方たちと語り合える大切な時間を、近いうちに持とうと思っています。そしてこれからもこの関係は大切にしたいですね。ブログで知り合えた方と実際にお会いして、ビートルズ談義に花を咲かせることは、何よりも幸せなことです。たいていの場合はブログでのやりとりで終わってしまうと思いますが、それを発展させることが出来て幸せを感じています。

これからのこのブログは、理屈っぽくならないようにしようと思っています。あまりそれが過ぎると、面白くなくなってしまうからです。研究と称して、何かを突き詰めるというのは、自分の性分に合っていないようです。やっぱりビートルズは音や映像で楽しむことが第一だと思っています。

ビートルズ・ファンでかつマイケル・ジャクソンのファンの知り合いから、「マイケルが亡くなったばかりで『ビートルズの版権』がどうなるということは、不謹慎じゃないの?」とズバリと指摘され、全くその通りだと思いました。そういった配慮に欠けることは自分の意に反することなので、削除した次第です。(率直に意見を言ってくれる知り合いはありがたいです)

今はただマイケルのご冥福をお祈りしたいと思います。

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2009年6月27日 (土)

マイケル・ジャクソンのこと

マイケル・ジャクソンの突然の逝去により、多くのブログで彼の追悼記事が綴られています。大分遅れて私も彼への追悼の意味を込めて、ここに自分の思い出、考えを書いてみようと思います。

Rimg1289私がマイケル・ジャクソンを知ったのは“ベンのテーマ”がヒットしていた頃。恐らくその前にジャクソン・ファイブの一員として兄たちと一緒にTVに出ているのを見たことがあったとは思うのですが。この“ベンのテーマ”でのマイケルのボーカルが秀逸で、当時大ヒットしました。13歳の少年に何でこんな情感たっぷりの歌い方ができるのか、本当に驚きでした。この歌を聴くと映画「ウィラード」の続編「ベン」を思い出してほろりとしてしまいます。

 

Rimg1290その後、彼の名前を聞いたのは、アルバム“OFF THE WALL”の頃。ポールがこのアルバムの中の曲に参加していると聞いた頃でした。そしてその後アルバム“THRILLER”の中の1曲“THE GIRL IS MINE”でデュエット。ポールがマイケルとデュエットなんて、当時誰も想像しなかったのでは。

 

Rimg1291Rimg1292その後、ポールのアルバム“PIPES OF PEACE”の1曲“SAY SAY SAY”が大ヒット。でも私はひねくれ者だから、この曲よりも同じアルバム収録の“THE MAN”のほうが好きでした。ポールのファンでなければ、この曲をあまり知らない方も多いでしょう。“SAY SAY SAY”よりもポールとマイケルが「融合」している感じでとってもいい曲です。次のURLでお聴きください。

http://www.youtube.com/watch?v=rXgim4YXLXk&feature=related

この後、マイケルがビートルズの著作権を所有している会社を買い取り、ビートルズの殆どの曲はマイケルの手の中にということになります。このことがきっかけでポールとの不仲が始まります。そして90年代のポールのツアーの際に上映された映画でマイケルが映ると、いくつかの会場ではブーイングが起きたそうです。(日本ではそんなことなかったと思いますが)マイケルはその後、ビートルズの著作権を所有する会社を買ったことを後悔したと吐露したそうですが。

ビジネスという面から言えば、マイケルがやったことは何も悪いことはないのですが、モラルという意味では、ビートルズという聖域を侵したことで、マスコミやファンから批判されるようになったのだと思います。彼は当時、きっと心の中でこのように思ったと推測します。「僕が何か悪いことをしたの?」

大成功した後のマイケルは、数々のスキャンダルにまみれ、恐らく精神的にもかなりすりへってしまったのではないでしょうか。(子供の頃、父親に虐待されていたことが原因ではないかという人もいます)裁判に出廷する時、時間に間に合わないためにガウン姿で出廷したのには、多くの人が「どうしちゃったの?」と感じたはずです。私はこの時のマイケルを見て、彼を支える人はひとりもいないのだろうかと思ったくらいです。

よくプレスリーが孤独だったことを言われますが(そういえば娘のリサ・マリー・プレスリーとマイケルは結婚したことがありましたね)、マイケルも間違いなくひとりぼっちだったと思います。その孤独から抜け出すためのきっかけとして、再起をかけるイギリス公演を計画していたのではないでしょうか。それを思うとあまりにも悲しいです。

正直言って、私はビートルズの著作権を買い取った後のマイケルが嫌いでした。でも彼の本当の姿が見えてきた時、それも許されることなのかもしれないと思うようになりました。恐らく彼のアイドルであったビートルズを「著作権所有」という形で独占したかったのだと。普通の人と違う点は、彼が大金持ちで大きな買い物をしたことですが、ある意味オークションで品物を競り落とすのと似ているような気がするのです。きっとこの考えには反論が出てくると思いますが。結論は彼も熱心なビートルズ・ファンだったということです。

80年代の最大のアーティスト、マイケル・ジャクソンのご冥福をお祈り致します。

(ポールのコメント)

悲しく、ショックを受けています。マイケルと一緒に仕事ができたことを光栄に思っています。彼はやさしい心を持った大変才能豊かな人でした。彼の音楽は永遠に忘れられることはないでしょう。また私が彼と一緒に過ごした時のことはいつまでも楽しい思い出として残ることでしょう。 マイケルのお母さんと家族、そして世界中の数え切れないほど多くのファンにお悔やみを申し上げます。

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2009年6月26日 (金)

CDボックスの話題 「何故HMVは安かったか」

今回のCDボックスの価格で、まだアマゾンが出ていませんが、HMVの30%OFFより安くなることはないのではないかと思います。アマゾンでも30%OFFをするかもしれませんが、HMVに予約した人が大勢いらっしゃると思いますので、アマゾンの戦略としてはあまり安くしないことになるのでは。(20~25%OFF?)

先日HMVを覗いてみたら、「輸入盤3枚で30%OFF」のマルチバイ・キャンペーンが終わっており、今は「輸入盤2枚で25%OFF」のキャンペーンに変わっていました。ということは早く予約した人たちはかなり得をしたことになります。

たとえば、

(30% OFF) MONO BOX 24248円 + リマスター単品2枚 3346円 = 27594円

(25% OFF) MONO BOX  25981円 + リマスター単品1枚  1804円 = 27785円

ということで、何と早めに予約した方が、CDが1枚多くて、尚且つ191円安いという現象が起きています。はじめのキャンペーンは本当に安かったということになります。

単純に、リマスターCDのBOXとMONO BOXだけの価格でもこんなに違います。

(30% OFF)  リマスターBOX  21088円 + MONO BOX  24248円 = 45336円

(25% OFF)  リマスターBOX  22594円 + MONO BOX  25981円 = 48575円

25%でもかなり安いのに、30%OFFというのは本当に安かったということになりますね。何故こんなにHMVは安い価格にできるのだろうか、と考えたのですが、まずHMVがEMI系列のショップであることで、仕入れに強いこと。そして、今回MONO BOXが日本で作られるので、ひょっとするとわざわざイギリスのEMIへ輸送することなしに、そのまま日本に残して販売ということで、コスト削減ができるためではないでしょうか?

これは他のショップからすると「独禁法に触れるのでは?」といいたくなるでしょうね。

但し、HMVといえども心配なことがあります。それは予約に追いつけず、日本向け分が足りなくなることです。以前、ポールのLP“Memory Almost Full”を予約しておいたことがあったのですが、結局入荷できずに、私に届いたメールは「入荷できませんでした」とひとこと。これにはびっくりしました。予約の意味がなくなってしまったからです。今回のMONO BOXは、当ブログにコメントをくださっている路傍の石さんによれば、1万セットが日本の割り当てではないかとのことですので、一応十分ではないかと思われますが、HMVのこと、何が起きるかわかりません。そして日本一国で世界へ出荷するMONO BOX全てを製作するのですから、工場は大変な騒ぎになっているのでは。(皆さんを脅かすみたいですみませんが)おそらく30%引きの早めの予約をした方は大丈夫でしょう。これから購入なさる方は1日も早い方がいいかもしれません。

以前苦い経験があったことと、あまりにも安かったことで不安になってこんな記事になってしまいました。どうかお許し下さい。私の取り越し苦労で終わってくれれば...。

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2009年6月25日 (木)

ジョージのドキュメンタリー映画への資料提供のお願い

一昨日、スティーヴ・マックルーアさんを通じて、ジョージのドキュメンタリー映画製作に携わっているイーサン・グリーンさんからメールをいただきました。現在製作が進行中のジョージのドキュメンタリー映画用の資料を探しておられるとのこと。日本におけるジョージ(1966年ビートルズ来日時及び1991年来日時)の、特に今まで発表されていない映像や写真を探しておられるそうです。1966年は厳しいかもしれませんが、1991年にはジョージに会って写真を一緒に撮られた方もいらっしゃるのではないかと思います。どうか、ジョージの映画が素晴らしいものになるように、ご協力くださいますよう、私からもお願い申し上げます。ご協力頂ける方は、下のコメント欄にご記入をお願い致します。

イーサンさんからのメールは以下の通りです。

日本のビートルズ・ファン及びコレクターの皆様:

グローブ・ストリート・フィルムズでは現在、近く公開予定であるジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画のための資料を探しております。日本におけるジョージ・ハリスンの珍しい映像、画像、特に未公開の写真、未公表の資料を探し求めております。そのようなメディア、資料をご提供いただける方は、このブログのJUN LEMONさんを通じて、私、イーサン・グリーンまでご連絡ください。どうかよろしくお願い申し上げます。

ご参考までに、映画に関しては、次のURLのサイトの記事をご覧下さい。

http://www.variety.com/article/VR1117972815.html?categoryid=16&cs=1

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2009年6月22日 (月)

Beatles in Mono “Across the Universe”モノ・ミックス

まだ発売が2ヵ月以上先なのに、今回のリマスターCDとモノ・ボックスの話題は多くのサイト、ブログで話題沸騰状態です。今日はそんな中で、モノ・ボックスの目玉になると思われる内容についてのお話しです。

リマスターCDの方に話題が行きがちだった今回のリリースも、次第にモノ・ボックスへの期待が盛り上がってきたような状況です。そのモノ・ボックスの中の1枚“Mono Masters”に関してまだ詳細は発表されていませんが、これから必ずや話題を呼ぶことになると思います。その理由のひとつとして、“Across the Universe”のモノ・ミックスが収録されていることがあげられます。このミックスは1968年、シングル“Lady Madonna”のB面曲として用意されていたのですが、ジョンが出来具合に納得せず、結局ボツとなり、代わりにジョージ初のシングル曲となる“The Inner Light”がB面に収録されることとなったのです。

マーク・ルーイソンの「レコーディング・セッション」によると、Across the Universeは1968年2月4日と8日にレコーディングが行われました。4日のレコーディングでは、ファルセット・ハーモニーが必要とのことで、EMIスタジオの外にいた二人のビートルズ・ファンの女の子、リジー・ブラヴォーとゲイリーン・ピースをスタジオ内に連れてきて、高音のコーラスをさせます。(二人はスタジオに入れただけでなく、録音にも参加したということで興奮しきっていたとのこと。当たり前ですね)

このあと、ビートルズはこの曲のために3種類の実験的な効果音を録音したようです。ひとつは15秒のハミング、あとの二つはギターとハープのような音で、テープ・ボックスには両方とも「逆回転にすること」と書いてあるそうです。

Rimg12852月8日にもいろいろと音作りが繰り返され、シングル用のモノ・ベスト・ミックスが完成しますが、結局ジョンがシングル曲から外したいと言い出しボツとなります。その後、『世界野生動物基金』のためのチャリティー・アルバムにAcross the Universeは収録されますが、モノではなく、鳥の効果音が入ったステレオ・ミックスになっています。=Past Masters収録。

Rimg1287Rimg1286_2このモノ・ベスト・ミックスが今回のモノ・ボックスの1枚である“Mono Masters”に収録されるのではないかと予測されます。ただし、いまだにその内容は謎のままです。かつてブートCD“Ultra Rare Trax Vol. 3や最近出た“Revolution Take...Your Knickers Off!”に収録された、鳥の効果音なしで女性のボーカルがあり、それにループ音(テープ逆回転音)が入っているものがありましたが、これもモノですので今回の「候補」のひとつでしょう。(でもこれだと新鮮味がないですね)

いずれにせよ、“Let It Be...Naked”でお終いと思われた“Across the Universe”のバリエーションが、もうひとつ加わることになります。アルバムLet It Beのフィル・スペクター・バージョン、Past Mastersの鳥バージョン、Anthologyバージョン、Let It Be...Nakedバージョン、そして今回のMono Mastersバージョンで、合計5種類ということになります。

このAcross the Universeのモノ・ミックスに関してはあまりまだ騒がれていないのですが、ネットでいろいろ見たところ、路傍の石さんのブログでは私よりも1ヵ月以上も前に記事をお書きになっています。(Across the Universeだけでなく全曲の予想もされています)路傍の石さんの先見の明には脱帽です。次のURLでご覧下さい。

http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/archives/51214147.html

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2009年6月20日 (土)

ビートルズ・コレクターについて

最近よく聞かれるようになったのは、「日本でNO.1のビートルズ・コレクターさんって誰ですか?」という質問です。これは正直言ってわかりません。日本のビートルズ・コレクターはすごい人たちが多いですが、実は私にはあまりコレクターの知り合いがいないのです。またブログなどで拝見させてもらっていますが、コレクターの本当の「お宝」はブログにはアップされないのではないかと思っていますので、何とも言えないのです。

最近はあまりマスコミに出ていらっしゃいませんが、松本常男さんが質、量ともにトップ・クラスではないかと思います。(お会いしたことはないのですが) それから私も入会していたイモータル・ビートルズ・ファン・クラブの会長であられた辻和博さん、そしてビートルズ研究所の本多さんもすごいのでは。でもこれらの方々はご自分のコレクションをあまり表にお出しにならないような気がします。きっと誰も見たことがないような、すごいものをお持ちだと思いますが。

ひとつだけ言えることは、日本一のコレクターは自分のことを「日本一」とは言わないのではないかということです。そしてたいていのコレクターは、他人のコレクションと比べたことはないでしょうから、日本一とは言えない筈です。「日本一」と名乗っている人はまず間違いなく「日本一」ではないでしょう。

コレクターの見る目は厳しく、ビートルズ展などで陳列されている品物を見て「これはまあまあ貴重」、「これはよくあるもの」、「これはゴミ」と一瞬で判断します。数年前、あるビートルズの展示会で飾られていたものを見た某コレクターが、「数ばかりあるけどゴミばかり」と言ったのには驚きました。「そこまで言う!」と思いましたが、私も心の中では「あまり大したものがないなあ」と思っていたのです。

ただ、人によって価値観が違いますので、何を集めようが勝手だとも思いますが、何でもかんでもとなってしまうと、家の中が収拾がつかなくなってしまいます。ですからある程度「質」を考えて取捨選択をする必要はあるのではないでしょうか。そしてきちんと整理、分類することが大切ではないかと。私も以前はぐじゃぐしゃだったのですが、引越しを機にようやくある程度の整理、分類ができました。そうしたら、自分が持っているものってこんなものなんだ、と思って、その日を境に意欲が薄れ、蒐集するものがあっという間に減ってしまいました。もういいや、と思ってしまったのです。今ではCDなどの新譜だけを買っています。

もうひとつコレクターとしての気持ちが薄れた理由として、「不幸な」ビートルズ・コレクターの現実を見てしまったことがあげられます。ひとりの人間として、家族など自分の周りの人を不幸にしてしまうことは、絶対に避けたいことです。ビートルズ・コレクターはどんなにきれいごとを言っても、「物欲」が強いことに変わりはないのですから、それをいかにコントロールして、早く引退できるかどうかが大切なのではないかと、そう思うようになったのです。

「何かきれいごとを言っているなあ」と思われるのを承知で書いてみました。でも今の自分には、本当にコレクションに執着はないのです。機会があればいつでも手放すことはできるような気がします。

コレクションはビートルズに限らず、「楽しい」と思っているうちが一番いいのではないかと思います。それを通り過ぎて何でもかんでもとなった時に、あとは「幻想」の世界に突き進むことが残されているだけです。ビートルズが「人生」だ、などとというのは「幻想」です。「現実逃避」といってもいいかもしれません。

楽しく、ほどほどのコレクションをしていきたいものです。

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2009年6月19日 (金)

NHKラジオ「懐かしのポップストップ10」

先週自分のメールが読まれたNHKラジオ「懐かしのポップストップ10」ですが、今日6月19日も放送があり、1972年の特集でした。この年も懐かしい曲がたくさんありますので、メールをNHKに送ったら、またまた読まれてしまいました。ひょっとしてリスナーは私しかいないのではないかと思ってしまいました。(笑) この番組のとてもいいところは、一曲、一曲をフルにかけてくれることです。同じNHKのカメさんの番組もいいのですが、フルにかかることはあまりなく、途中で切られてしまいます。ですからゆっくり曲を聴きたいという皆さんにはこちらの番組をお奨めしたいですね。ただし、金曜夜8:05から野球中継がない時だけの放送ですので、番組のHPでご確認ください。

http://www.nhk.or.jp/r1/pops10/

1972年というと、この年の初めはドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」、ニルソンの「ウィザウト・ユー」、そしてその後、二ール・ヤングの「孤独の旅路(Heart of Gold)」、ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」など数多くの名曲が生まれた年です。

みんな懐かしい曲たちですが、高校入試直前でも聴いていた「アメリカン・パイ」や「ウィザウト・ユー」は絶対に忘れられない宝物のような曲です。ビートルズ解散後、シンガー・ソング・ライターが台頭してきた1971~1972年のヒット曲は、私がリアル・タイムで聴いていたこともあり、ビートルズの曲と違った思いがあります。それは曲と一緒に当時の思い出がよみがえるからだと思います。ちょうどカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」の歌詞のように。

「アメリカン・パイ」のビデオです。

http://www.youtube.com/watch?v=iMlzfpwJZuc

こちらは「ウィザウト・ユー」

http://www.youtube.com/watch?v=7hZI6qJBvDE

1972年、全米ヒットチャートNO.1の曲はどの曲だか、お分かりでしょうか。日本ではそれほどヒットしなかった、ロバータ・フラックの「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」です。ロバータ・フラックは「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」が日本での大ヒット曲ですが、この「愛は面影の中に」も素晴らしい曲です。日本でヒットしなかったのは、少々おとなしすぎる曲だったからでしょうか。アメリカでヒットした理由はこの曲の歌詞にあるのかもしれません。その歌詞に情感がこめられたロバータの歌声は本当に素晴らしい。数年前に行った六本木の「スウィート・バジル」という小さな会場で、目の前でロバータが歌ってくれたこの曲は感動的でした。

「愛は面影の中に」のビデオはこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=nI7gzXz1cHo

今後、この番組は1973年、1974年と進んでいきますので、70年代の曲に思い出がある皆様、どうぞお聴きになって青春時代にタイム・スリップしてみてください。

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2009年6月18日 (木)

祝・ポール67歳の誕生日/YESTERDAY特集

ポールの67歳の誕生日の今日、このブログも少し内容を考えてみました。

ビートルズの作った曲は後世に残っていくものと思いますが、特にポールが作ったこの YESTERDAYは、100年後、200年後もきっと歌われている曲ではないかと思います。ポールの67回目の誕生日をお祝いし、彼の偉業を称えるために、今日はこのYESTERDAYの大特集を!!

まず最初に、世界各国のシングル盤をご紹介します。(イギリス盤のみEP)

Rimg1266本国イギリスではシングルがリリースされなかったYESTERDAYですが、世界の殆どの国でシングルが発売されました。左上はアメリカ、下はイタリア、右上がオランダ、下が西ドイツ。

 

Rimg1268こちらは、左上がベルギー、下がデンマーク、右上はノルウェー、下がイギリスEP。イギリスではEPと、その後EXPORT(輸出)盤が製作されます。アメリカでもリリースされたのに何故本国イギリスではシングルが出なかったのか?ポールがひとりで作ってしまった曲なので、ビートルズとして出すことに躊躇した(他のメンバーの気持ちを考えて、敢えてリリースしなかった)のではないかという噂もありますが。

 

Rimg1270こちらはスウェーデンのスリーブ色違い4種類。スウェーデンはこの色違いスリーブが多いです。

 

Rimg1269 ピクチャー・スリーブが作られなかった国もあります。左上がトルコ、下がオーストラリア、右上はインド、下がギリシア、そして真ん中がフィリピンです。国によってカップリング曲がACT NATURALLYだったり、DIZZY MISS LIZZYだったりします。

 

Rimg1273こちらは珍しいレッド・パーロフォン・レーベルのフィンランド盤。レトロな感じがいいですね。

   

   

Rimg1271Rimg1272 シングル盤の紹介最後はイギリスの他国への輸出盤。各国のこのYESTERDAYシングル盤はモノを収録していますが、このモノの音源は途中“Now I long for yesterday”のところでエコーがかかります。ステレオ音源にはこれがありません。ですから、日本盤はエコーがかかりません。日本でのこのモノ・バージョンは1980年代にモノLPが発売されるまで待つことになります。(9月9日発売のモノ・ボックスのHELPにこのバージョンが収録されています)

 

Rimg1274Rimg1275Rimg1276次に、大英図書館所蔵、ポール直筆YESTERDAYの原稿のレプリカが、大英図書館のお土産として販売されていたことがあります。シングル・レコードのスリーブのサイズで、I WANT TO HOLD YOUR HANDの原稿レプリカとセットになっています。

 

ここでちょっとyoutubeを。YesterdayのAnthology versionとTV番組“Blackpool Night Out”のライヴです。このBlackpool Night Outのリハーサルにおいて、ポールとジョンの間でこの曲に関してもめごとがあったそうです。その関係でジョージもポールを皮肉って「ビートルズのスタイルとは違う曲を。リバプールのポール・マッカートニーです。“Opportunity knocks”!!(「絶好の機会が!!」=当時のイギリスの新人発掘TV番組名)」と紹介しています。ステージにはポールひとり。また終わったあとでジョンが「合格おめでとう!」という意味か、花を持って来ますが、ポールに渡した瞬間、花の部分をジョンが持って行ってしまいます。これもポールへの当てつけかもしれません。それを見て、ジョージはニコリともしません。単なるジョークならば笑うはずなのに。以上のように当時この曲をめぐっては、かなり微妙な状況だったようです。

http://www.youtube.com/watch?v=drrgHMPWPTA

http://www.youtube.com/watch?v=ONXp-vpE9eU

 

Rimg1277Rimg1279次は、スコア(楽譜)のリトグラフです。ジョージ・マーティンの依頼により、モントセラット島の火山噴火による災害復興のためのチャリティ用として、ポールが協力した500枚限定のリトグラフです。かなり本物に近く製作されていて、コーヒーのシミまでそのまま再現されています。

Rimg1280Rimg1281作者名はPaul McCartney, John Lennonとポールの自筆でサインされ、編曲したGeorge Martinの名が続き(これもポールの筆跡です)、その下になんとMozart(モーツァルト)と書かれています。これもポールの筆跡なので、この曲の出来栄えにかなり満足して彼が書いたものでしょう。後年、オノ・ヨーコがインタビューで「ポールはモーツァルトなんかじゃない」と辛辣に語っていましたが、私はこの1曲だけでもポールはモーツァルトに匹敵するといっていいと思っています。何故なら、先に書きましたが、モーツァルトの曲とともにこの曲も100年後、200年後に必ず鑑賞され、演奏され、歌われていると確信するからです。

Rimg1282このスコアを書いた日付が1965年6月17日(ポールの誕生日の前日)となっていますが、レコーディングは6月14日に行われており、この日はリミックス作業がされたはずなのですが。

 

 

Rimg1283最後に写真を1枚。これは音楽史上初めて、YESTERDAYがアメリカのTV、ラジオの放送で500万回以上かけられたことを祝して、1988年にポールにその証明書が手渡された時のものです。500万回というと時間にして25万時間、1日ずっとかけ続けても28年かかるとのこと。現時点では既に700万回を超えているそうです。この記録は数あるビートルズの記録の中でも、おそらく絶対に破られないものではないかと思います。(因みにカバー・バージョンは3000を超えているそうです)

ポールの67回目の誕生日をお祝いして、この偉大な曲(評論家の投票では必ずこの曲が蔑ろにされるのですが)を振り返ってみました。

ポール、誕生日おめでとう!! そしてこんなに素晴らしい曲を本当にありがとう!!

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2009年6月17日 (水)

イタリア・シングル盤スリーブの魅力

Rimg1262「 ビートルズのシングル各国盤で、最もきれいなスリーブはどこの国のものか?」そんな疑問を持つ人は...いないでしょうね。(笑) ビートルズのコレクションの仕方で、なかなか各国盤のシングルまで手を出せないのが実情だと思いますが、もしシングルをスリーブで集めるならば、このイタリア盤は避けて通れません。殆どがカラーのスリーブで、大変きれいなものが多いからです。芸術の国というお国柄が良く出ているのではないかと思います。写真は左上からPlease Please Me(アメリカVJ盤を輸入して、スリーブはイタリアで製作)、その下がAnd I Love Her、右上はLong Tall Sally、その下がI Should Have Known Better。

Rimg1263

紙の質はあまり良くないのですが、中にはレアな写真を選んで、とてもきれいに作られたものが少なくありません。これが当時出ていたとなると、イタリアの女の子たちの購買意欲をそそったのでは?写真左上はTicket To Ride、その下がPenny Lane、右上がYellow Submarine、その下がAll You Need Is Loveです。個人的にはこのAll You Need Is Loveの写真の構図が気に入っています。

 

Rimg1264上段がHello Goodbye(白と青のスリーブ2種、白の方がレア)、下段左がOb-la-di, Ob-la-da、右がHey Judeです。

  

Rimg1265上が Let It Beのプロモ盤(イタリアのプロモ盤はこのようにレーベルが見えるように真ん中を丸くくりぬいています)左が珍しいAll Together Now、右がThe Long And Winding Roadです。色の使い方ではAll Together Nowが大変きれいです。スリーブ製作に手を抜かず、いい仕事をしているのがこのイタリア・シングルの特徴です。            

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2009年6月14日 (日)

小三治一門会(6月13日昼の部 よみうりホール)

久しぶりに落語を堪能してまいりました。「小三治一門会」の昼の部(よみうりホール)は午後1時からの開演。始めは空席もありましたが、中入り前にはほぼ満員。小三治人気を証明する盛況ぶりです。(小三治師匠関係のチケットはなかなか手に入りません)

最初は孫弟子こみちの「権助魚」、次に喜多八の弟子ろべえは「筍」。「小三治十八番に挑む」では、〆治の「藪入り」と、とんとん拍子で進んでいった感じがしました。そのあと行われる「小三治にモノ申す」という企画に、相当時間がかかると予想されたからでしょう。

中入り後、三三、ろべえ、〆治、小里ん、はん治、三之助、こみちが、緊張した面持ち(笑)で、小三治師匠の舞台登場を迎えます。

三三師匠の司会で進められますが、みんな、何か恐々と「モノ申す」ような状態。これが最高におかしかったです。普段は皆、小三治師匠が大変こわいとのことですので、「モノ申す」なんてことはとても「勇気」がいることなのでしょう。

三三師匠が「師匠は扇橋師匠と楽屋でジャレあっていますが、どんなもんでしょうか?」と質問すると、小三治師匠は「私も困ってます」のひとことで、場内大爆笑。
ろべえが「私を名前で呼んでくれませんが、私の名前覚えてくれてます?」という質問には、小三治師匠は「顔は覚えてます」で、またまた大爆笑。三之助師匠の「師匠にお前はクビだ!と言われたことがありますが、小三治師匠は小さん師匠にクビだ!と言われたことはあるのでしょうか?」という質問に、小さん師匠との思い出や、立川談志師匠が小さん師匠に殴られたときのエピソード(今では想像できませんが、談志師匠はこの殴られた時、涙を流して半分喜んでいたとのこと)などを述べ、「昔はすぐに『おまえはクビだ!』と言ったが、最近は殆ど言うことはなくなった。それは、人が人を育てるなんてことはできないという風に思うようになってきたから」と、真剣な面持ちで語っていました。小さん師匠から「クビだ!」と言われたことはないとのことでしたが、拳固で殴られたことはあったそうです。そんな厳しかった小さん師匠が、晩年身内に甘かったことをやんわりと話していましたが、今「小さん」を自分が継ぐことを拒んだからこそ言えたことではないでしょうか。

後半ははん治師匠の「ぼやき酒屋」(桂三枝師匠・作)。よくありそうな居酒屋での話を、はん治師匠は実に繊細に、愉快に表現していきます。

次に、花島世津子師匠の手品。客にも協力を得て、楽しいひとときでした。

そしてトリは小三治師匠の「青菜」。この日は時間の関係からか、まくらは殆どなし。おそらく時間の関係よりも「モノ申す」で「師匠はまくらが長すぎます。もっと本題で勝負できないのでしょうか?」というのがあったのですが、それに対しての芸での回答かもしれません。この「青菜」は絶好調で、大変素晴らしかったです。場内、爆笑の渦!! 特別企画がとても意味をもった一瞬でした。

ビートルズ・ファンで落語ファンという人は少ないでしょうか。ぜひ一度、寄席やこのような機会に、足を運んで頂きたいと思います。

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2009年6月12日 (金)

ちょっとうれしい日

金曜の夜8:05から、たまに放送されているNHKラジオ「懐かしのポップストップ10」ですが、今日の放送は1971年の特集ということで、懐かしくて早速NHKにメールを送りました。(1971年は私が中学3年生で受験を目前にしていた時期です。でも受験そっちのけで音楽ばかり聴いていた年です)そうしたら、なんとアナウンサーの方に全文読み上げて頂きました。ありがとうございます!!

ちなみにこの年の全米ナンバー1はスリー・ドッグ・ナイトの「喜びの世界」でした。ビートルズ関係ではジョージの「マイ・スウィート・ロード」がトップ10に入っていました。

うれしいついでに、昨日コメントをくださった路傍の石さんのブログの記事で、ビートルズ・モノ・ボックスに関する大変興味深い内容がありますので、ここにURLを貼っておきます。

http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/archives/51221447.html?1244575358

皆さん、是非ご覧下さい!

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ちょっとひといき

Rimg1107ここのところ、ビートルズの話題が続きましたので、ここでひといき入れて、愛犬の話題を。

 

   

Rimg1155愛犬のぺぺはだいぶ年をとりました。最近では私と散歩しても走るのが遅くなりました。以前は走るのがとても速く、彼のスピードに合わせるのが大変だったのですが、今では私の方が速いくらいです。犬の老いは人間に比べ早く、少し可哀そうな気がしますね。

 

Rimg1183もう13年以上彼と過ごしたなんて、信じられないくらい、あっという間でした。これからあと何年一緒にいられるのだろう。よくコメントをくださるringoさんのジュリアのように、いろいろな所へ連れて行って上げられればとも思うのですが、ペペは乗り物酔いが激しいのでそれもままなりません。皮膚病もまだ治っておらず、耳をすぐひっかいてしまい、ひっかきキズから膿んでしまうことが多いです。薬で治療してもなかなか完治しません。

 

Rimg1189よく私が音楽をかけて聴いていると、きょとんとしていますね。それでもある特定の音楽(クラシック)をかけると何か耳をそばだてて聴いているようなこともあります。彼にはビートルズはどんな風に聴こえているのやら。

 

ビートルズの話題ばかりで、最近彼の記事がなかったのに気づき、ちょっと書いてみました。犬の老いのことを書いた自分も、以前より体力が落ちたなあと感じるこの頃です。

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2009年6月11日 (木)

今回のCDボックスの意義を考える

アクセス10万を昨日達成しました。この数日はリマスターCDボックスとモノCDボックスに関連するアクセスが非常に多く、思っていたよりもかなり早い10万アクセス達成でした。皆さん、今度のCDボックスにはかなり興味をお持ちなのだなあと思いました。

そこで、くどいようですが、このボックス・セットの意義を考えてみました。「意義」を「価値」と変えてもいいのですが、そうすると何か金儲けがからんでくるようなので(笑)やめました。

Remastered_cd_box まずリマスター・ステレオCDボックスですが、先日も少しだけ書きましたが、映像「DVD」が付いてくること。単品で買うと、各アルバムに収録されている映像はQUICK TIME PLAYERで再生可能のものだということですので、パソコンで再生するということになるのでしょうか。そうなるとボックスのDVDの意味が出てきますね。次に価格に関して、単品ではUSアマゾンで買うアメリカ盤が安いのですが、その合計金額(送料を入れると28000円ほどでしょうか)よりもHMVの割引で買うボックスの方が、かなり安い値段で全アルバムを揃えられるわけです。そしてもちろん「良い音質」になったビートルズの曲をまとめて楽しめることが、このボックスの魅力ですね。

Beatles_in_mono_2次にモノ・ボックスに関して。基本であるモノのCDでのリリースは大変意義があることだと思いますが、HMVのサイトを見ると、やはりリマスターCDボックスの方がモノ・ボックスよりも予約が多いようです。まだまだモノの重要性が認識されていないのかなと思ってしまいます。ビートルズのエンジニアだったジェフ・エメリックが「REVOLVERやSGT. PEPPER'Sはモノを聴くべきだ」と言っているように、モノはステレオよりもたっぷり時間をかけ、レコーディング・スタッフが必死になって制作したものなのです。(この点を理解してください、皆様)SGTまでは「モノこそ真のビートルズ」と言っても過言ではありません。ミックス違いという意味では、SGTのいくつかの曲はステレオとはかなり違うミックスですし、WHITE ALBUMの“While My Guitar Gently Weeps”などはエリック・クラプトンのギターがステレオより数段いいと思います。(音も違うし、エンディングも長い)HELP収録の名曲“Yesterday”は途中でエコーがかかってかっこいいです!モノを購入しない人はこれらを永遠に聴かないということになるかもしれません。極端な言い方をしてしまえば、リマスター・ステレオCDを聴いてもミックスの違いはないわけですから、出てくる音は今までと同じものです。(音のレベルがアップし、クリアになっているかとは思いますが)

Beatles_box_mono一般の人がモノに手を出さない理由のひとつに「モノはコレクター、マニアのもの」という先入観があるのではないでしょうか?そしてその考えを「後押し」するようにEMIミュージックがサイトの解説でこんな馬鹿げた書き方をしています。

「もうひとつのボックス・セットは、コレクターを念頭に置いて制作された。それがモノラルのリリース用にミックスされたビートルズのレコーディングを集大成した『The Beatles in Mono』だ」

「何を言ってるんだろう!」と思いましたね。この解説を書いた人はわかっていないなあ。「コレクターを念頭において制作」?モノってそんなものではないですよ。それからそんな宣伝の仕方をしてしまったら、みんな興味を持たなくなってこのモノ・ボックスを買わないですよ。マーケティングの言葉としてはどうなんでしょうか。

モノはビートルズの「オリジナル音源」という位置づけでもいいのではないかと思います。1960年代半ばまではモノが主流で、先ほども書きましたとおり、エンジニアはモノに時間をかけ、力を入れて制作したのですからそれを聴かない手はないと思います。モノCDボックスが今回リリースされる意義は本当に大きい。ビートルズのCDが1987年に発売されてから陽の目を見ることがなかったモノ音源が、ようやくこうして復活したのですから、リマスターCDの陰に隠れてしまうことがないように、と切に願っています。

結論として、できればモノCD・ボックスを先に出して、そのあとにリマスター・ボックスをリリースして欲しかった。モノ音源のもつ意味が埋もれてしまう可能性がある。それから一度にこんなに高いもの買えないでしょ!EMIさん!APPLEさん!(ゲームまで出すというのだから、まったくもう!〔笑〕)

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2009年6月10日 (水)

アクセス10万が目前に

このブログを始めて3年、アクセス10万が目前に迫って来ました。あと数時間後には達成しそうです。これもひとえにご覧頂いている皆様のお蔭です。本当にありがとうございます。

3年前の記事を見ると、思わず笑ってしまいます。本当に書くことがなかったんだなあと。ビートルズ来日40周年の年だったから始めたブログですが、ネタがないのが見え見えです。(笑)しかたがないからコレクションも引っ張り出してきたり、当時の職場である学校の様子を載せたり、必死にもがいているのがわかります。でもコメントを頂くようになってから、ようやくブログらしくなって来ました。結論としては、ブログの命は「コメント」ではないかと。

いろいろなブログを拝見すると、中にはコメントを書き込んでも返答せず「無視」するところもあります。(記事は更新しているので間違いなく無視してますね)それからほとんど放置状態のブログもあります。3年経って、ブログは「生き物」だと感じるようになりました。管理人次第でそれは死んでしまうこともあるし、輝きを放って生きていくこともあると思うのです。要は、ブログにも愛情を持つことだと思います。自分はまだまだですが、私がリンクさせていただいているブログは、本当に輝いているブログばかりです。これからも勉強させていただきます。

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2009年6月 9日 (火)

STEREO OR MONO: THAT IS THE QUESTION.

リマスター・ステレオCDのボックスとモノのボックスの予約が始まってから、同様の質問を何回も受けます。それは「リマスターのステレオCDボックスとモノCDボックスとでは、どちらを買ったらよいでしょうか?あるいは両方買うべきでしょうか?」というものです。そこで、今日はズバリお答えしたいと思います。

1.ある程度お金に余裕のある人は両方を買った方がいいでしょう。

2.予算が厳しい人はモノCDボックスを買いましょう。

3.あまりこだわりのない人はリマスター・ステレオCDボックスを買いましょう。

以上です。理由は次の通り。

1の理由。

①リマスター・ステレオCDボックスは、やはりファースト・プレスのボックスということで意味がある。バラ売りのものとは少々形式が違う点も考慮に入れる。(ボックスは映像が1枚にまとめられる。バラ売り単品は1枚、1枚に映像が入っている。いわゆるエンハンストCD)

②モノCDボックスは限定なので、売り切れたら手に入らないから。そしてビートルズのボックスの場合、後に高値で取引される可能性があり、「あの時買っておけば良かった!」ということになりかねないから。

2の理由。

リマスター・ステレオCDボックスは、ファースト・プレスにこだわらなければ、限定ではないのでいつでも手に入る。万が一発売終了になっても、バラで揃えればいい。それに比べて、モノCDボックスは限定で売り切れたらお終い。つまり買うのは今しかないかもしれないということ。またCDとしては初めて登場のモノ音源が多いこと。特にSGTとホワイト・アルバムのステレオとの音違いは聴く価値あり。さらに、聞いたところによると、MONO MASTERS収録の“Across the Universe”のモノは初出の音源だとのこと。これらの観点から、強いて言えばモノCDボックスの方が買う価値があるといえるでしょう。

3の理由。

とくに音源などにこだわらないのであれば、リマスター・ステレオCDボックスで十分です。

最後に購入の仕方です。先日記事にしましたとおり、HMVでは輸入盤3点購入で3割引となりますので、これを利用しない手はありません。3点も買えないなんて言ってないで、頭を使いましょう。グループでボックスを購入するのです。友達にはボックスでなくてもCD単品でもいいわけですから、何とかお願いして協力を仰いでみてください。リマスターのボックスが定価より9037円、モノのボックスで定価より10392円も安くなりますので、この方法が一番です。アマゾンなど他店がどのくらいの値段で発売するかわかりませんが、現在のところHMVでのグループ買いがベストです。

蛇足ですが、ビートルズのステレオとモノ音源の違いを簡潔に説明しているQ&Aがありますので、ご覧下さい。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1425042764

以上です。ご参考までに。

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2009年6月 8日 (月)

Klaus Voormann “A Sideman's Journey”

Voormanクラウス・フォアマンのファースト・アルバムが7月にリリースされます。ビートルズのリマスター盤の話題で陰に隠れてしまった感がありますが、内容はとても期待できる素晴らしいものになりそうです。

 

まず、ポールとリンゴが参加していること。次のURLでメイキング・ビデオを見ることができます。

http://www.youtube.com/watch?v=ELwfVR7yKCg

彼らのほかには、Yusuf (Cat Stevens)、Dr. John、Jim Keltner、Joe Walshなど超豪華陣です。

ポールの自宅のスタジオで一緒に録音したFats Dominoの“I'm in Love Again”は、そのあとに、LAにいるリンゴがドラムをダビングしたそうです。

ビデオを見る限り、楽しそうなレコーディング風景で、クラウスが所属していたManfred Mann(現The Manfreds)のメンバーとのレコーディングでは、「同窓会」的な雰囲気が漂っています。

CD、DVDとブックの豪華ボックス・セットのほか、CDとアナログで発売される予定です。

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2009年6月 7日 (日)

Beatles Long Card Box With Bonus DVD & Beatles In Mono予約開始

HMVのサイトを見ていたら、もうリマスター盤ボックスとモノ・ボックスの予約が始まっていました。輸入盤を3点買うと大幅な値引き(3割引き)になるとのことで、まだ購入していなかったジョージのベスト盤を含めて、めでたく3点、割引き価格完了です!

モノ・ボックスは日本での製作が決定したとのことで、価格が非常に高くなっています。以下、HMVでの価格をお知らせします。

Beatles Long Card Box With Bonus DVD  30125円(一般価格)→21088円(割引価格)

Beatles In Mono  34640円(一般価格)→24248円(割引価格)

詳細は以下のURLで。

http://www.hmv.co.jp/news/article/904090097/

確かに日本の印刷技術や箱の製作技術はしっかりしていると思うけど、はっきり言ってモノ・ボックス高すぎです!

日本の製品が海外に出されて、また戻ってくる形になりますが、きっとこのHMVで買う「輸入盤」の方が安いと思います。果たして日本発売のボックスを買う人っているのだろうか?先日記事にしたとおり、日本盤は単品でも海外盤より現時点で1000円以上高いのですからね。

あとは9月まで円高基調が続くことを願っています!

PS   アマゾンのサイトでUS盤のSOMETHINGのシングルCDが2010年の1月に発売となっていました。これって、いったい?

http://www.amazon.co.jp/Something-Beatles/dp/B00004ZLB8/ref=sr_1_27?ie=UTF8&s=music&qid=1244352714&sr=8-27

あっ!HELPも出ていました。

http://www.amazon.co.jp/Help-Im-Down-Beatles/dp/B00004ZLB2/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=music&qid=1244354225&sr=1-8

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2009年6月 6日 (土)

ビートルズの運命の日

47年前の今日、6月6日は、ビートルズがEMIスタジオ(現アビー・ロード・スタジオ)でオーディションのための初レコーディングに臨んだ日です。この日もビートルズを語る上できわめて重要な日なのですが、一般にはあまり知られていないエピソードがあります。

Rehearsal_1962まず、レコーディングに現れたビートルズをひと目見て、ジョージ・マーティンはそそくさと食堂へお茶を飲みに行ってしまったという事実。黒革のコートを着て、髪を垂らした、ひょろひょろの4人組(この時のドラマーはピート・ベスト)を、彼は恐らく偏見の目で見て、「あまり関わりたくない相手だ」と思ったのかもしれません。つまり、ビートルズ育ての親、5人目のビートルと言われているジョージ・マーティンは、あるきっかけがなければ、世界で最も有名なプロデューサーにはなれなかったということです。(もともと新人ミュージシャンのオーディションはレコーディング・エンジニアのノーマン・スミスに任されていたようですが)

Norman_smithその「きっかけ」というのは、マーク・ルーイソンの「レコーディング・セッション」によると、この日のレコーディング・エンジニアであるノーマン・スミスがLOVE ME DOを聴いている時にはっとすることがあり、テープの「ボタン押し」であるクリス・二ールにジョージ・マーティンを呼びに行かせたことです。ジェフ・エメリックの「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」では、ノーマンではなくクリス・ニールがビートルズにすっかり興奮してジョージ・マーティンのところまで行った、ということになっていますが。今となってはノーマンとクリスのどちらかということは知る由もありませんが、少なくとも彼らのうちどちらかが気が付かなければ、ジョージ・マーティンはビートルズの才能に気が付くこともなく、ビートルズも世に出ることがなかったのではないかということなのです。

George_martinその後マーティンはそのセッションの指揮を執り、終了したあとで録音機材についてあれこれとビートルズに説明したようです。それに対して彼らは何にも反応を示さず、マーティンは「何か気に入らないことでもあるのか?」と問い詰めます。そこでかの有名なジョージ・ハリスンの「うん、あんたのネクタイが気に入らない」という言葉が発せられたのでした。その後は、ビートルズの発するジョークに、スタッフは笑いどおしだったとのこと。「涙が出るほど笑った」とはノーマン・スミスの弁。

レコーディングでは、BESAME MUCHO、LOVE ME DO、P.S. I LOVE YOU、ASK ME WHYの4曲を演奏しています。その中のLOVE ME DOが運命の曲だったようです。そしてその日にスタジオにいたEMIの職員が、ビートルズのその後の運命を決定する役割を果たした訳です。6月6日は、ビートルズにとってまさに「運命の日」だったということになります。

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2009年6月 2日 (火)

Abbey Road の話題 その2 「コレクターズ・アイテム」

「Abbey Road の話題 その2」です。今回は「コレクターズ・アイテム」を紹介致します。

Rimg1081Rimg1084 世界で最初に発売されたビートルズのCDは、この写真のAbbey Road日本盤CDです。発売されてからしばらくの間、レコード店でよく見かけましたので、「そのうち買おうかな。まずはCDプレーヤーを購入してからだな」と思ってのんびりしていたら、いつの間にか店頭からなくなってしまいました。そんな時、職場の同僚が「俺、持っているからあげるよ」と言ってくれ、1枚手に入りました。写真は帯付き、及びステッカー付きのAbbey Roadの日本盤CD。ステッカーは当時、シールドの上に貼り付けてあったはずなので、これは開封したあとにステッカーを剥がしてケースに貼り付けたと思われます。この帯付きとステッカーが付いているシールドのCDは高値で取引されます。それでも以前より安くなったような気がしますが。

Rimg1083そしてその後、このCDには“CBS SONY”プレスがあることを知り、探しておりましたが、それも思っていたより簡単に入手できました。写真はそのCBS SONYの文字が入っているAbbey RoadのCDです。

   

Rimg1085Rimg1087次に、以前も少しだけ紹介しましたUKのREEL-TO-REEL TAPEのモノです。このAbbey Roadが発売された頃は、REEL-TO-REEL TAPEを聴く人は、だいぶ減っていたのではないかと推測されます。また、ステレオが普通になった時代なので、モノのテープを敢えて聴く人は殆どいなかRimg1089Rimg1090_2 ったのでは。それ故に、このUKのモノ・テープは現存数がかなり少なく、入手困難になっているわけです。因みにUS盤のテープはステレオのみです。

   

Abbey Roadはレコードのジャケット(表示のエラーや、アップル・ロゴの位置がずれたもの)が騒がれますが、実際にはかなりの数があるので、コレクターズ・アイテムと呼べるものかどうか。でも、このCD(帯付き、ステッカー付き)とREEL-TO-REELはそう呼ぶのにふさわしい品目であると思います。

先日もお伝えしましたが、本日「日刊ココログ」の方で、当ブログを紹介していただきました。ココログ事務局スタッフの方々に厚く御礼申し上げます。

http://guide.cocolog-nifty.com/

 

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2009年6月 1日 (月)

Give Peace A Chance

Rimg1074_2Rimg107540年前の今日6月1日は、プラスティック・オノ・バンドの“Give Peace A Chance”がレコーディングされた日です。ジョンがシングル・レコードとしてビートルズ名義では出さなかった最初の曲ということになります。ところが、作曲者はLennon-McCartneyとなっている「不思議な」レコードです。写真はUKのオリジナル・シングルとそのスリーブです。

Rimg1076Rimg10771970年のアメリカ映画「いちご白書」で、この曲が使われています。ジョンが歌うオリジナルではありませんが、とても印象的に使用されていますので、興味がある方はどうぞ一度ご覧下さい。因みにリンクさせて頂いているringoさんのブログで「いちご白書」が取り上げられています。写真はパーロフォン・レーベルの南アフリカ盤“Give Peace A Chance”です。

Rimg1078Rimg1079Rimg1080 この曲のことを「最初のラップ」と言う人もいますが、そういったカテゴリー化はともかく、当時ジョンがストレートに「平和」について表現し、そのメッセージを語りかけるように歌にしたということで、このような形式になったのだと思います。写真は左から日本盤、イタリア盤、そしてドイツ盤のリイシューです。(リイシューを載せたのは、このスリーブの写真が気に入っているからなのです)

ポールもよくこの曲をコンサートでジョンへのトリビュートとして演奏していますが、とてもパワフルな感じで歌っていますね。日本ではまだ演奏されていませんので、今度来日したらぜひやって欲しい1曲です。きっと会場全体で大合唱になると思います。

核兵器を持つことでしか自国の存在を示せない愚かな国への強烈なメッセージとして、今日この曲を紹介しました。

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