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2009年6月

2009年6月25日 (木)

ジョージのドキュメンタリー映画への資料提供のお願い

一昨日、スティーヴ・マックルーアさんを通じて、ジョージのドキュメンタリー映画製作に携わっているイーサン・グリーンさんからメールをいただきました。現在製作が進行中のジョージのドキュメンタリー映画用の資料を探しておられるとのこと。日本におけるジョージ(1966年ビートルズ来日時及び1991年来日時)の、特に今まで発表されていない映像や写真を探しておられるそうです。1966年は厳しいかもしれませんが、1991年にはジョージに会って写真を一緒に撮られた方もいらっしゃるのではないかと思います。どうか、ジョージの映画が素晴らしいものになるように、ご協力くださいますよう、私からもお願い申し上げます。ご協力頂ける方は、下のコメント欄にご記入をお願い致します。

イーサンさんからのメールは以下の通りです。

日本のビートルズ・ファン及びコレクターの皆様:

グローブ・ストリート・フィルムズでは現在、近く公開予定であるジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画のための資料を探しております。日本におけるジョージ・ハリスンの珍しい映像、画像、特に未公開の写真、未公表の資料を探し求めております。そのようなメディア、資料をご提供いただける方は、このブログのJUN LEMONさんを通じて、私、イーサン・グリーンまでご連絡ください。どうかよろしくお願い申し上げます。

ご参考までに、映画に関しては、次のURLのサイトの記事をご覧下さい。

http://www.variety.com/article/VR1117972815.html?categoryid=16&cs=1

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2009年6月19日 (金)

NHKラジオ「懐かしのポップストップ10」

先週自分のメールが読まれたNHKラジオ「懐かしのポップストップ10」ですが、今日6月19日も放送があり、1972年の特集でした。この年も懐かしい曲がたくさんありますので、メールをNHKに送ったら、またまた読まれてしまいました。ひょっとしてリスナーは私しかいないのではないかと思ってしまいました。(笑) この番組のとてもいいところは、一曲、一曲をフルにかけてくれることです。同じNHKのカメさんの番組もいいのですが、フルにかかることはあまりなく、途中で切られてしまいます。ですからゆっくり曲を聴きたいという皆さんにはこちらの番組をお奨めしたいですね。ただし、金曜夜8:05から野球中継がない時だけの放送ですので、番組のHPでご確認ください。

http://www.nhk.or.jp/r1/pops10/

1972年というと、この年の初めはドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」、ニルソンの「ウィザウト・ユー」、そしてその後、二ール・ヤングの「孤独の旅路(Heart of Gold)」、ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」など数多くの名曲が生まれた年です。

みんな懐かしい曲たちですが、高校入試直前でも聴いていた「アメリカン・パイ」や「ウィザウト・ユー」は絶対に忘れられない宝物のような曲です。ビートルズ解散後、シンガー・ソング・ライターが台頭してきた1971~1972年のヒット曲は、私がリアル・タイムで聴いていたこともあり、ビートルズの曲と違った思いがあります。それは曲と一緒に当時の思い出がよみがえるからだと思います。ちょうどカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」の歌詞のように。

「アメリカン・パイ」のビデオです。

http://www.youtube.com/watch?v=iMlzfpwJZuc

こちらは「ウィザウト・ユー」

http://www.youtube.com/watch?v=7hZI6qJBvDE

1972年、全米ヒットチャートNO.1の曲はどの曲だか、お分かりでしょうか。日本ではそれほどヒットしなかった、ロバータ・フラックの「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」です。ロバータ・フラックは「やさしく歌って(Killing Me Softly With His Song)」が日本での大ヒット曲ですが、この「愛は面影の中に」も素晴らしい曲です。日本でヒットしなかったのは、少々おとなしすぎる曲だったからでしょうか。アメリカでヒットした理由はこの曲の歌詞にあるのかもしれません。その歌詞に情感がこめられたロバータの歌声は本当に素晴らしい。数年前に行った六本木の「スウィート・バジル」という小さな会場で、目の前でロバータが歌ってくれたこの曲は感動的でした。

「愛は面影の中に」のビデオはこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=nI7gzXz1cHo

今後、この番組は1973年、1974年と進んでいきますので、70年代の曲に思い出がある皆様、どうぞお聴きになって青春時代にタイム・スリップしてみてください。

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2009年6月18日 (木)

祝・ポール67歳の誕生日/YESTERDAY特集

ポールの67歳の誕生日の今日、このブログも少し内容を考えてみました。

ビートルズの作った曲は後世に残っていくものと思いますが、特にポールが作ったこの YESTERDAYは、100年後、200年後もきっと歌われている曲ではないかと思います。ポールの67回目の誕生日をお祝いし、彼の偉業を称えるために、今日はこのYESTERDAYの大特集を!!

まず最初に、世界各国のシングル盤をご紹介します。(イギリス盤のみEP)

Rimg1266本国イギリスではシングルがリリースされなかったYESTERDAYですが、世界の殆どの国でシングルが発売されました。左上はアメリカ、下はイタリア、右上がオランダ、下が西ドイツ。

 

Rimg1268こちらは、左上がベルギー、下がデンマーク、右上はノルウェー、下がイギリスEP。イギリスではEPと、その後EXPORT(輸出)盤が製作されます。アメリカでもリリースされたのに何故本国イギリスではシングルが出なかったのか?ポールがひとりで作ってしまった曲なので、ビートルズとして出すことに躊躇した(他のメンバーの気持ちを考えて、敢えてリリースしなかった)のではないかという噂もありますが。

 

Rimg1270こちらはスウェーデンのスリーブ色違い4種類。スウェーデンはこの色違いスリーブが多いです。

 

Rimg1269 ピクチャー・スリーブが作られなかった国もあります。左上がトルコ、下がオーストラリア、右上はインド、下がギリシア、そして真ん中がフィリピンです。国によってカップリング曲がACT NATURALLYだったり、DIZZY MISS LIZZYだったりします。

 

Rimg1273こちらは珍しいレッド・パーロフォン・レーベルのフィンランド盤。レトロな感じがいいですね。

   

   

Rimg1271Rimg1272 シングル盤の紹介最後はイギリスの他国への輸出盤。各国のこのYESTERDAYシングル盤はモノを収録していますが、このモノの音源は途中“Now I long for yesterday”のところでエコーがかかります。ステレオ音源にはこれがありません。ですから、日本盤はエコーがかかりません。日本でのこのモノ・バージョンは1980年代にモノLPが発売されるまで待つことになります。(9月9日発売のモノ・ボックスのHELPにこのバージョンが収録されています)

 

Rimg1274Rimg1275Rimg1276次に、大英図書館所蔵、ポール直筆YESTERDAYの原稿のレプリカが、大英図書館のお土産として販売されていたことがあります。シングル・レコードのスリーブのサイズで、I WANT TO HOLD YOUR HANDの原稿レプリカとセットになっています。

 

ここでちょっとyoutubeを。YesterdayのAnthology versionとTV番組“Blackpool Night Out”のライヴです。このBlackpool Night Outのリハーサルにおいて、ポールとジョンの間でこの曲に関してもめごとがあったそうです。その関係でジョージもポールを皮肉って「ビートルズのスタイルとは違う曲を。リバプールのポール・マッカートニーです。“Opportunity knocks”!!(「絶好の機会が!!」=当時のイギリスの新人発掘TV番組名)」と紹介しています。ステージにはポールひとり。また終わったあとでジョンが「合格おめでとう!」という意味か、花を持って来ますが、ポールに渡した瞬間、花の部分をジョンが持って行ってしまいます。これもポールへの当てつけかもしれません。それを見て、ジョージはニコリともしません。単なるジョークならば笑うはずなのに。以上のように当時この曲をめぐっては、かなり微妙な状況だったようです。

http://www.youtube.com/watch?v=drrgHMPWPTA

http://www.youtube.com/watch?v=ONXp-vpE9eU

 

Rimg1277Rimg1279次は、スコア(楽譜)のリトグラフです。ジョージ・マーティンの依頼により、モントセラット島の火山噴火による災害復興のためのチャリティ用として、ポールが協力した500枚限定のリトグラフです。かなり本物に近く製作されていて、コーヒーのシミまでそのまま再現されています。

Rimg1280Rimg1281作者名はPaul McCartney, John Lennonとポールの自筆でサインされ、編曲したGeorge Martinの名が続き(これもポールの筆跡です)、その下になんとMozart(モーツァルト)と書かれています。これもポールの筆跡なので、この曲の出来栄えにかなり満足して彼が書いたものでしょう。後年、オノ・ヨーコがインタビューで「ポールはモーツァルトなんかじゃない」と辛辣に語っていましたが、私はこの1曲だけでもポールはモーツァルトに匹敵するといっていいと思っています。何故なら、先に書きましたが、モーツァルトの曲とともにこの曲も100年後、200年後に必ず鑑賞され、演奏され、歌われていると確信するからです。

Rimg1282このスコアを書いた日付が1965年6月17日(ポールの誕生日の前日)となっていますが、レコーディングは6月14日に行われており、この日はリミックス作業がされたはずなのですが。

 

 

Rimg1283最後に写真を1枚。これは音楽史上初めて、YESTERDAYがアメリカのTV、ラジオの放送で500万回以上かけられたことを祝して、1988年にポールにその証明書が手渡された時のものです。500万回というと時間にして25万時間、1日ずっとかけ続けても28年かかるとのこと。現時点では既に700万回を超えているそうです。この記録は数あるビートルズの記録の中でも、おそらく絶対に破られないものではないかと思います。(因みにカバー・バージョンは3000を超えているそうです)

ポールの67回目の誕生日をお祝いして、この偉大な曲(評論家の投票では必ずこの曲が蔑ろにされるのですが)を振り返ってみました。

ポール、誕生日おめでとう!! そしてこんなに素晴らしい曲を本当にありがとう!!

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2009年6月17日 (水)

イタリア・シングル盤スリーブの魅力

Rimg1262「 ビートルズのシングル各国盤で、最もきれいなスリーブはどこの国のものか?」そんな疑問を持つ人は...いないでしょうね。(笑) ビートルズのコレクションの仕方で、なかなか各国盤のシングルまで手を出せないのが実情だと思いますが、もしシングルをスリーブで集めるならば、このイタリア盤は避けて通れません。殆どがカラーのスリーブで、大変きれいなものが多いからです。芸術の国というお国柄が良く出ているのではないかと思います。写真は左上からPlease Please Me(アメリカVJ盤を輸入して、スリーブはイタリアで製作)、その下がAnd I Love Her、右上はLong Tall Sally、その下がI Should Have Known Better。

Rimg1263

紙の質はあまり良くないのですが、中にはレアな写真を選んで、とてもきれいに作られたものが少なくありません。これが当時出ていたとなると、イタリアの女の子たちの購買意欲をそそったのでは?写真左上はTicket To Ride、その下がPenny Lane、右上がYellow Submarine、その下がAll You Need Is Loveです。個人的にはこのAll You Need Is Loveの写真の構図が気に入っています。

 

Rimg1264上段がHello Goodbye(白と青のスリーブ2種、白の方がレア)、下段左がOb-la-di, Ob-la-da、右がHey Judeです。

  

Rimg1265上が Let It Beのプロモ盤(イタリアのプロモ盤はこのようにレーベルが見えるように真ん中を丸くくりぬいています)左が珍しいAll Together Now、右がThe Long And Winding Roadです。色の使い方ではAll Together Nowが大変きれいです。スリーブ製作に手を抜かず、いい仕事をしているのがこのイタリア・シングルの特徴です。            

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2009年6月14日 (日)

小三治一門会(6月13日昼の部 よみうりホール)

久しぶりに落語を堪能してまいりました。「小三治一門会」の昼の部(よみうりホール)は午後1時からの開演。始めは空席もありましたが、中入り前にはほぼ満員。小三治人気を証明する盛況ぶりです。(小三治師匠関係のチケットはなかなか手に入りません)

最初は孫弟子こみちの「権助魚」、次に喜多八の弟子ろべえは「筍」。「小三治十八番に挑む」では、〆治の「藪入り」と、とんとん拍子で進んでいった感じがしました。そのあと行われる「小三治にモノ申す」という企画に、相当時間がかかると予想されたからでしょう。

中入り後、三三、ろべえ、〆治、小里ん、はん治、三之助、こみちが、緊張した面持ち(笑)で、小三治師匠の舞台登場を迎えます。

三三師匠の司会で進められますが、みんな、何か恐々と「モノ申す」ような状態。これが最高におかしかったです。普段は皆、小三治師匠が大変こわいとのことですので、「モノ申す」なんてことはとても「勇気」がいることなのでしょう。

三三師匠が「師匠は扇橋師匠と楽屋でジャレあっていますが、どんなもんでしょうか?」と質問すると、小三治師匠は「私も困ってます」のひとことで、場内大爆笑。
ろべえが「私を名前で呼んでくれませんが、私の名前覚えてくれてます?」という質問には、小三治師匠は「顔は覚えてます」で、またまた大爆笑。三之助師匠の「師匠にお前はクビだ!と言われたことがありますが、小三治師匠は小さん師匠にクビだ!と言われたことはあるのでしょうか?」という質問に、小さん師匠との思い出や、立川談志師匠が小さん師匠に殴られたときのエピソード(今では想像できませんが、談志師匠はこの殴られた時、涙を流して半分喜んでいたとのこと)などを述べ、「昔はすぐに『おまえはクビだ!』と言ったが、最近は殆ど言うことはなくなった。それは、人が人を育てるなんてことはできないという風に思うようになってきたから」と、真剣な面持ちで語っていました。小さん師匠から「クビだ!」と言われたことはないとのことでしたが、拳固で殴られたことはあったそうです。そんな厳しかった小さん師匠が、晩年身内に甘かったことをやんわりと話していましたが、今「小さん」を自分が継ぐことを拒んだからこそ言えたことではないでしょうか。

後半ははん治師匠の「ぼやき酒屋」(桂三枝師匠・作)。よくありそうな居酒屋での話を、はん治師匠は実に繊細に、愉快に表現していきます。

次に、花島世津子師匠の手品。客にも協力を得て、楽しいひとときでした。

そしてトリは小三治師匠の「青菜」。この日は時間の関係からか、まくらは殆どなし。おそらく時間の関係よりも「モノ申す」で「師匠はまくらが長すぎます。もっと本題で勝負できないのでしょうか?」というのがあったのですが、それに対しての芸での回答かもしれません。この「青菜」は絶好調で、大変素晴らしかったです。場内、爆笑の渦!! 特別企画がとても意味をもった一瞬でした。

ビートルズ・ファンで落語ファンという人は少ないでしょうか。ぜひ一度、寄席やこのような機会に、足を運んで頂きたいと思います。

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2009年6月 7日 (日)

Beatles Long Card Box With Bonus DVD & Beatles In Mono予約開始

HMVのサイトを見ていたら、もうリマスター盤ボックスとモノ・ボックスの予約が始まっていました。輸入盤を3点買うと大幅な値引き(3割引き)になるとのことで、まだ購入していなかったジョージのベスト盤を含めて、めでたく3点、割引き価格完了です!

モノ・ボックスは日本での製作が決定したとのことで、価格が非常に高くなっています。以下、HMVでの価格をお知らせします。

Beatles Long Card Box With Bonus DVD  30125円(一般価格)→21088円(割引価格)

Beatles In Mono  34640円(一般価格)→24248円(割引価格)

詳細は以下のURLで。

http://www.hmv.co.jp/news/article/904090097/

確かに日本の印刷技術や箱の製作技術はしっかりしていると思うけど、はっきり言ってモノ・ボックス高すぎです!

日本の製品が海外に出されて、また戻ってくる形になりますが、きっとこのHMVで買う「輸入盤」の方が安いと思います。果たして日本発売のボックスを買う人っているのだろうか?先日記事にしたとおり、日本盤は単品でも海外盤より現時点で1000円以上高いのですからね。

あとは9月まで円高基調が続くことを願っています!

PS   アマゾンのサイトでUS盤のSOMETHINGのシングルCDが2010年の1月に発売となっていました。これって、いったい?

http://www.amazon.co.jp/Something-Beatles/dp/B00004ZLB8/ref=sr_1_27?ie=UTF8&s=music&qid=1244352714&sr=8-27

あっ!HELPも出ていました。

http://www.amazon.co.jp/Help-Im-Down-Beatles/dp/B00004ZLB2/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=music&qid=1244354225&sr=1-8

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2009年6月 6日 (土)

ビートルズの運命の日

47年前の今日、6月6日は、ビートルズがEMIスタジオ(現アビー・ロード・スタジオ)でオーディションのための初レコーディングに臨んだ日です。この日もビートルズを語る上できわめて重要な日なのですが、一般にはあまり知られていないエピソードがあります。

Rehearsal_1962まず、レコーディングに現れたビートルズをひと目見て、ジョージ・マーティンはそそくさと食堂へお茶を飲みに行ってしまったという事実。黒革のコートを着て、髪を垂らした、ひょろひょろの4人組(この時のドラマーはピート・ベスト)を、彼は恐らく偏見の目で見て、「あまり関わりたくない相手だ」と思ったのかもしれません。つまり、ビートルズ育ての親、5人目のビートルと言われているジョージ・マーティンは、あるきっかけがなければ、世界で最も有名なプロデューサーにはなれなかったということです。(もともと新人ミュージシャンのオーディションはレコーディング・エンジニアのノーマン・スミスに任されていたようですが)

Norman_smithその「きっかけ」というのは、マーク・ルーイソンの「レコーディング・セッション」によると、この日のレコーディング・エンジニアであるノーマン・スミスがLOVE ME DOを聴いている時にはっとすることがあり、テープの「ボタン押し」であるクリス・二ールにジョージ・マーティンを呼びに行かせたことです。ジェフ・エメリックの「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」では、ノーマンではなくクリス・ニールがビートルズにすっかり興奮してジョージ・マーティンのところまで行った、ということになっていますが。今となってはノーマンとクリスのどちらかということは知る由もありませんが、少なくとも彼らのうちどちらかが気が付かなければ、ジョージ・マーティンはビートルズの才能に気が付くこともなく、ビートルズも世に出ることがなかったのではないかということなのです。

George_martinその後マーティンはそのセッションの指揮を執り、終了したあとで録音機材についてあれこれとビートルズに説明したようです。それに対して彼らは何にも反応を示さず、マーティンは「何か気に入らないことでもあるのか?」と問い詰めます。そこでかの有名なジョージ・ハリスンの「うん、あんたのネクタイが気に入らない」という言葉が発せられたのでした。その後は、ビートルズの発するジョークに、スタッフは笑いどおしだったとのこと。「涙が出るほど笑った」とはノーマン・スミスの弁。

レコーディングでは、BESAME MUCHO、LOVE ME DO、P.S. I LOVE YOU、ASK ME WHYの4曲を演奏しています。その中のLOVE ME DOが運命の曲だったようです。そしてその日にスタジオにいたEMIの職員が、ビートルズのその後の運命を決定する役割を果たした訳です。6月6日は、ビートルズにとってまさに「運命の日」だったということになります。

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2009年6月 2日 (火)

Abbey Road の話題 その2 「コレクターズ・アイテム」

「Abbey Road の話題 その2」です。今回は「コレクターズ・アイテム」を紹介致します。

Rimg1081Rimg1084 世界で最初に発売されたビートルズのCDは、この写真のAbbey Road日本盤CDです。発売されてからしばらくの間、レコード店でよく見かけましたので、「そのうち買おうかな。まずはCDプレーヤーを購入してからだな」と思ってのんびりしていたら、いつの間にか店頭からなくなってしまいました。そんな時、職場の同僚が「俺、持っているからあげるよ」と言ってくれ、1枚手に入りました。写真は帯付き、及びステッカー付きのAbbey Roadの日本盤CD。ステッカーは当時、シールドの上に貼り付けてあったはずなので、これは開封したあとにステッカーを剥がしてケースに貼り付けたと思われます。この帯付きとステッカーが付いているシールドのCDは高値で取引されます。それでも以前より安くなったような気がしますが。

Rimg1083そしてその後、このCDには“CBS SONY”プレスがあることを知り、探しておりましたが、それも思っていたより簡単に入手できました。写真はそのCBS SONYの文字が入っているAbbey RoadのCDです。

   

Rimg1085Rimg1087次に、以前も少しだけ紹介しましたUKのREEL-TO-REEL TAPEのモノです。このAbbey Roadが発売された頃は、REEL-TO-REEL TAPEを聴く人は、だいぶ減っていたのではないかと推測されます。また、ステレオが普通になった時代なので、モノのテープを敢えて聴く人は殆どいなかRimg1089Rimg1090_2 ったのでは。それ故に、このUKのモノ・テープは現存数がかなり少なく、入手困難になっているわけです。因みにUS盤のテープはステレオのみです。

   

Abbey Roadはレコードのジャケット(表示のエラーや、アップル・ロゴの位置がずれたもの)が騒がれますが、実際にはかなりの数があるので、コレクターズ・アイテムと呼べるものかどうか。でも、このCD(帯付き、ステッカー付き)とREEL-TO-REELはそう呼ぶのにふさわしい品目であると思います。

先日もお伝えしましたが、本日「日刊ココログ」の方で、当ブログを紹介していただきました。ココログ事務局スタッフの方々に厚く御礼申し上げます。

http://guide.cocolog-nifty.com/

 

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2009年6月 1日 (月)

Give Peace A Chance

Rimg1074_2Rimg107540年前の今日6月1日は、プラスティック・オノ・バンドの“Give Peace A Chance”がレコーディングされた日です。ジョンがシングル・レコードとしてビートルズ名義では出さなかった最初の曲ということになります。ところが、作曲者はLennon-McCartneyとなっている「不思議な」レコードです。写真はUKのオリジナル・シングルとそのスリーブです。

Rimg1076Rimg10771970年のアメリカ映画「いちご白書」で、この曲が使われています。ジョンが歌うオリジナルではありませんが、とても印象的に使用されていますので、興味がある方はどうぞ一度ご覧下さい。因みにリンクさせて頂いているringoさんのブログで「いちご白書」が取り上げられています。写真はパーロフォン・レーベルの南アフリカ盤“Give Peace A Chance”です。

Rimg1078Rimg1079Rimg1080 この曲のことを「最初のラップ」と言う人もいますが、そういったカテゴリー化はともかく、当時ジョンがストレートに「平和」について表現し、そのメッセージを語りかけるように歌にしたということで、このような形式になったのだと思います。写真は左から日本盤、イタリア盤、そしてドイツ盤のリイシューです。(リイシューを載せたのは、このスリーブの写真が気に入っているからなのです)

ポールもよくこの曲をコンサートでジョンへのトリビュートとして演奏していますが、とてもパワフルな感じで歌っていますね。日本ではまだ演奏されていませんので、今度来日したらぜひやって欲しい1曲です。きっと会場全体で大合唱になると思います。

核兵器を持つことでしか自国の存在を示せない愚かな国への強烈なメッセージとして、今日この曲を紹介しました。

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