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2009年6月14日 (日)

小三治一門会(6月13日昼の部 よみうりホール)

久しぶりに落語を堪能してまいりました。「小三治一門会」の昼の部(よみうりホール)は午後1時からの開演。始めは空席もありましたが、中入り前にはほぼ満員。小三治人気を証明する盛況ぶりです。(小三治師匠関係のチケットはなかなか手に入りません)

最初は孫弟子こみちの「権助魚」、次に喜多八の弟子ろべえは「筍」。「小三治十八番に挑む」では、〆治の「藪入り」と、とんとん拍子で進んでいった感じがしました。そのあと行われる「小三治にモノ申す」という企画に、相当時間がかかると予想されたからでしょう。

中入り後、三三、ろべえ、〆治、小里ん、はん治、三之助、こみちが、緊張した面持ち(笑)で、小三治師匠の舞台登場を迎えます。

三三師匠の司会で進められますが、みんな、何か恐々と「モノ申す」ような状態。これが最高におかしかったです。普段は皆、小三治師匠が大変こわいとのことですので、「モノ申す」なんてことはとても「勇気」がいることなのでしょう。

三三師匠が「師匠は扇橋師匠と楽屋でジャレあっていますが、どんなもんでしょうか?」と質問すると、小三治師匠は「私も困ってます」のひとことで、場内大爆笑。
ろべえが「私を名前で呼んでくれませんが、私の名前覚えてくれてます?」という質問には、小三治師匠は「顔は覚えてます」で、またまた大爆笑。三之助師匠の「師匠にお前はクビだ!と言われたことがありますが、小三治師匠は小さん師匠にクビだ!と言われたことはあるのでしょうか?」という質問に、小さん師匠との思い出や、立川談志師匠が小さん師匠に殴られたときのエピソード(今では想像できませんが、談志師匠はこの殴られた時、涙を流して半分喜んでいたとのこと)などを述べ、「昔はすぐに『おまえはクビだ!』と言ったが、最近は殆ど言うことはなくなった。それは、人が人を育てるなんてことはできないという風に思うようになってきたから」と、真剣な面持ちで語っていました。小さん師匠から「クビだ!」と言われたことはないとのことでしたが、拳固で殴られたことはあったそうです。そんな厳しかった小さん師匠が、晩年身内に甘かったことをやんわりと話していましたが、今「小さん」を自分が継ぐことを拒んだからこそ言えたことではないでしょうか。

後半ははん治師匠の「ぼやき酒屋」(桂三枝師匠・作)。よくありそうな居酒屋での話を、はん治師匠は実に繊細に、愉快に表現していきます。

次に、花島世津子師匠の手品。客にも協力を得て、楽しいひとときでした。

そしてトリは小三治師匠の「青菜」。この日は時間の関係からか、まくらは殆どなし。おそらく時間の関係よりも「モノ申す」で「師匠はまくらが長すぎます。もっと本題で勝負できないのでしょうか?」というのがあったのですが、それに対しての芸での回答かもしれません。この「青菜」は絶好調で、大変素晴らしかったです。場内、爆笑の渦!! 特別企画がとても意味をもった一瞬でした。

ビートルズ・ファンで落語ファンという人は少ないでしょうか。ぜひ一度、寄席やこのような機会に、足を運んで頂きたいと思います。

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