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2009年4月17日 (金)

ビートルズのリマスターCDの価格 その3

このブログをご覧頂いている方々の中には、どうしてそんなに価格に拘るのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。今日はそれにお答えすることにしたいと思います。

これはあくまでも私の感じたことなのですが、アメリカに比べて日本では、ビートルズの若いファンが増えているようには思えません。それは日本の若い人たちの洋楽離れと関係があるのではないかと推測しています。いわゆるJ-POPしか聴かない若い人たちがどんどん増えているのではないかと思うのです。英語圏におけるアーティストの多様化により、60年代、70年代のような「誰もが聴く」アーティストがいなくなったことが原因だとも思うのですが、いずれにせよ、この傾向は何か「特別」なことが起きなければ、大きく変化することはないのではないでしょうか。

その「大きな変化」として期待されていたのが、ビートルズのCDリマスター化であり、低価格のビートルズのCD、デジタル配信なのです。今回の日本盤の価格設定では、若い人たちはそっぽを向くでしょう。(進展していないデジタル配信も価格が心配です)まだ一度もまともにビートルズを聴いたことがない人たちにとって、2600円のCDを何枚も買わなければ全曲揃えられない環境では、「それなら聴かなくてもいいや」となってしまうのではないかと思うのです。そうなると「1」や「赤盤」「青盤」を聴いて「おしまい」という図式になってしまうのです。私が思うには、「1」「赤盤」「青盤」は「サンプル盤」のようなものです。そこでビートルズ体験が終わってしまうということは、本当のビートルズを知らずに終わるということに他ならないのです。

(この不況の時代に)若い人たちが1枚ずつコレクションしていけるだけの価格設定は、それだけ重要なことだと思うのです。どんなにビートルズの偉大さをトークショーなどで語っても、個人的にどんなに「聴いてみなよ」と勧めても、彼らが買えなければそれでおしまいです。もしこの9月に価格を下げることが不可能ならば、その後にディスカウントをしてくれることを祈っています。ビートルズの音楽は、低価格にしても、その音楽的価値が低下することはないのですから。

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