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2009年2月22日 (日)

映画「小三治」

Kosanji 昨日、映画「小三治」を観て来ました。小さな映画館「ポレポレ東中野」は朝から行列ができ、午後の部の小三治師匠の舞台挨拶のために並んでいたようでした。私は午前の部(康宇政監督の挨拶がありました)で映画を鑑賞。ドキュメンタリー映画となると、途中眠くなるのではないかと思われますが、この映画はまったくそんなことがありませんでした。全編が見所といってもいいくらいです。

「言葉よりもひとの“こころ”ありき」

小三治師匠のこの哲学が、映画全体にこめられていました。映画の中で、小三治師匠は「“こころ”なき今の教育には憤りを覚えている」ようなことをちらっともらしていました。

昨今の「落語ブーム」なるものには、私はものすごく懐疑的になっているのですが(「ブーム」は過ぎ去ると、あっという間に人がよりつかなくなるものです)、映画の中の小三治師匠は「そんなもの何処吹く風」といわんばかりに、落語と格闘する姿を見せています。また弟子たちもそんな師匠を見て、同様に格闘していきます。

小三治師匠は手取り足取り、細かに落語を教えていく方ではありません。本人は「全く教えない」とおっしゃっています。高座での落語を見せるだけ。弟子からしたら、楽なようで実は大変なのではないかと推察します。そんな小三治一門の弟子たちを見ると、優れた噺家が多いように思います。落語界の中には全くだめな一門もあると思っていますが、ブームに左右されず、着実に修行していく小三治一門は、落語ブームが去っても安泰だと確信します。

「手取り足取り」教えることが、今の日本には氾濫しているような気がします。この一年働かせて頂いた進学塾も、教えすぎではないかと思うくらい「何でもかんでも」という感じでした。私はそんな中で「異色」の講師だったかもしれません。小三治師匠の影響かな?(笑)

できれば、これから学校の先生になる若い人たちに観てもらいたい映画です。でも進学塾の先生が観ると、悩んでしまうかも。(笑)

映画「小三治」のURLは次のとおりです。

http://cinema-kosanji.com/

私はたいした才能もない男ですが、本物を見分けることはできるのかなと思っています。英語の達人、故松本亨、極真空手の故大山倍達、ビートルズ、そして子供の頃からファンだった柳家小三治。みんな私の人生の師です。

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