« Yellow Submarine 40周年 | トップページ | The Ramen Girl »

2009年1月18日 (日)

初登場音源“Live at the Maple Leaf Gardens”

Rimg0836 久々にブートで興味深い音源に出会いました。“Live Beatles at the Maple Leaf Gardens” これはカナダのトロントにあるメープル・ガーデンズでの1966年8月17日の夜の公演からの録音。初登場の音源です。ジャーナリストが取材のために録音していたテープからのものらしく、そのためにコンサートだけでなく、ファンの女の子たちへのインタビューなども収録されています。隠しどりではなく、ジャーナリストとして「堂々」とマイクをステージに向けて録音していたとのことです。

Rimg0839 ビートルズの最後のツアーとなった1966年の夏のコンサート。この日の前座にはロネッツも出ていて、“Be My Baby”や“Will You Love Me Tomorrow”などを歌っています。2枚組みのこのCDの1枚目はジャーナリストのコメント、前座の演奏、ファンへのインタビューなどが収められています。

Rimg0838_22枚目にビートルズの演奏が収録され、音は少々こもった感じで、ボーカルが遠くに聴こえますが、鑑賞にはたえられる内容です。楽器の音ではベース音がビンビン来ています。演奏曲目は、日本公演の時とはラストの曲が差し替えられており、かつてのラストだったLong Tall Sallyが復活しています。以前、ロード・マネージャーのマル・エバンズが録音したキャンドルスティック・パークの最終公演のテープがありましたが、そちらではLong Tall Sallyが途中で切れていました。このメイプル・リーフ・ガーデンズのCDでは最後まできちんと入っています。ビートルズの演奏も、日本公演よりはるかに良いもので、会場の女の子たちの歓声が物凄く、客席から録音しているためにその熱気が伝わってきます。キャンドルスティック・パークのテープは客席から離れている所から録音されていたようですので、その熱気はあまり伝わってきませんでしたが、このCDはそれがハイライトと言えるくらい凄いのです。今まであまりこういう音源はなかったのではないでしょうか。

このCDの最後には、コンサートが終わった直後のファンへのインタビューも収録され、コンサートの余韻を残すものとしてなかなかいい感じです。最近あまりにも内容に手をかけすぎたブートが多いのですが、このような素材そのままのブートらしいブートはとてもいいと思いますし、貴重な資料でもあると思います。

それにしても、日本公演でのビートルズがいかに調子が悪かったかを知らされたCDでした。日本に来る前のドイツ公演でもいい演奏をしているし、このカナダでの公演も結構のっているし、どうして日本公演だけ調子が悪かったのでしょうか。悪かったのは6月30日だけという意見もあるかもしれませんが、このCDを聴いてしまうと7月1日の演奏もイマイチだと思ってしまうのです。

|

« Yellow Submarine 40周年 | トップページ | The Ramen Girl »