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2009年1月

2009年1月31日 (土)

Yusuf & Klaus “The Day The World Gets 'Round”

Yusuf_klaus_2 Yusuf Islamと言ってもピンと来ない人が多いかもしれません。Cat Stevensと言ったらご存知の方は多いと思います。1971年に“Morning Has Broken”(邦題「雨にぬれた朝」)という大変美しい曲が大ヒットした歌手ですが、その後キリスト教からイスラム教に改宗して、音楽活動から遠ざかっていたこともありました。

 

その彼が、今回Klaus Voormannと一緒に、何とGeorgeのアルバム“Living In The Material World”からの名曲“The Day The World Gets 'Round”をカバーして発表しました。といってもネットでのダウンロード販売のみなのですが、チャリティになっており、価格が$0.99、$9.99、$25、$50、$100に分かれています。

“The Day The World Gets 'Round”は、GeorgeがBangla Deshのコンサートの直後に書いた曲で、世界が平和になることを願って書かれたものと言われています。そのGeorgeの遺志を継いで、Yusufが力強く歌い上げています。このシングルの売り上げが、先ごろのイスラエルのガザ侵攻によって危機的状況に置かれている子供たちと家族を救う基金になるとのことです。

次のURLをご覧下さい。

http://www.jamalrecords.com/gaza/

報道されているように、今回のイスラエルのガザ侵攻によって多くのパレスチナ人の命が奪われました。国連もイスラエルを非難するほど、本当に悲惨な状況だったようです。皆様のお気持ちで、Yusufの歌うGeorgeの曲を聴きながら平和を願って頂けたらと思います。

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2009年1月25日 (日)

The Ramen Girl

The_ramen_girl 自分はもともと「大作」と言われる映画があまり好きではありません。今日観て来た映画は紛れもなく「ハリウッド映画」ですが、東京では新宿のテアトル新宿のみで公開されている、いわゆる大作映画ではありません。この映画を観たいと思ったのは、大好きなラーメンがテーマの映画であることと、日本語を話せないアメリカ人の女性がラーメンの修行をするという内容に惹かれたからです。

ストーリーを書いてしまうと、これからご覧になる方に申し訳ないので省略しますが、ラーメンに魅せられ、ラーメン修行を志すアメリカ人女性にブリタニー・マーフィ、彼女にラーメンの作り方を指導するラーメン屋のオヤジ「マエズミ」に西田敏行という組み合わせに加え、余貴美子、山崎努、石橋蓮司といった演技派俳優が出演しています。

頑固な日本人には「外国人に日本の味や日本の心がわかってたまるか」という気持ちがどこかにあるのではないかと思いますが、この映画を観ると、そういうこともあるだろうけれども、完璧には理解できなくともそれらに触れて、日本を理解してくれる外国人は必ずいるということがわかります。おいしいラーメンを作ることは、自分中心の考え方では決してできないことをブリタニー・マーフィ演ずるアビーは悟ります。それでも自分が考えた具を、マエズミに反対されても最後まで変えることはしません。でも、「それでいいのだ」と納得させられてしまうのです。それぞれが育った国、環境によって育まれた考え方は簡単には変えられないからです。でも、間違いなく「日本の心」に触れて日本を去るアビーは力強く生きていきます。

ちなみに、この映画のストーリーは、脚本を担当したベッカ・トポルの実体験から生まれたものとのことです。ちょっと突拍子も無い箇所もありますが、とても温かな映画で、失われつつある「日本人の心」を見た思いがしました。

実は、この映画を観たら絶対にラーメンを食べたくなってしまうと思ったので、前もって東池袋の「大勝軒」で食べてから観に行きました。(笑)

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2009年1月18日 (日)

初登場音源“Live at the Maple Leaf Gardens”

Rimg0836 久々にブートで興味深い音源に出会いました。“Live Beatles at the Maple Leaf Gardens” これはカナダのトロントにあるメープル・ガーデンズでの1966年8月17日の夜の公演からの録音。初登場の音源です。ジャーナリストが取材のために録音していたテープからのものらしく、そのためにコンサートだけでなく、ファンの女の子たちへのインタビューなども収録されています。隠しどりではなく、ジャーナリストとして「堂々」とマイクをステージに向けて録音していたとのことです。

Rimg0839 ビートルズの最後のツアーとなった1966年の夏のコンサート。この日の前座にはロネッツも出ていて、“Be My Baby”や“Will You Love Me Tomorrow”などを歌っています。2枚組みのこのCDの1枚目はジャーナリストのコメント、前座の演奏、ファンへのインタビューなどが収められています。

Rimg0838_22枚目にビートルズの演奏が収録され、音は少々こもった感じで、ボーカルが遠くに聴こえますが、鑑賞にはたえられる内容です。楽器の音ではベース音がビンビン来ています。演奏曲目は、日本公演の時とはラストの曲が差し替えられており、かつてのラストだったLong Tall Sallyが復活しています。以前、ロード・マネージャーのマル・エバンズが録音したキャンドルスティック・パークの最終公演のテープがありましたが、そちらではLong Tall Sallyが途中で切れていました。このメイプル・リーフ・ガーデンズのCDでは最後まできちんと入っています。ビートルズの演奏も、日本公演よりはるかに良いもので、会場の女の子たちの歓声が物凄く、客席から録音しているためにその熱気が伝わってきます。キャンドルスティック・パークのテープは客席から離れている所から録音されていたようですので、その熱気はあまり伝わってきませんでしたが、このCDはそれがハイライトと言えるくらい凄いのです。今まであまりこういう音源はなかったのではないでしょうか。

このCDの最後には、コンサートが終わった直後のファンへのインタビューも収録され、コンサートの余韻を残すものとしてなかなかいい感じです。最近あまりにも内容に手をかけすぎたブートが多いのですが、このような素材そのままのブートらしいブートはとてもいいと思いますし、貴重な資料でもあると思います。

それにしても、日本公演でのビートルズがいかに調子が悪かったかを知らされたCDでした。日本に来る前のドイツ公演でもいい演奏をしているし、このカナダでの公演も結構のっているし、どうして日本公演だけ調子が悪かったのでしょうか。悪かったのは6月30日だけという意見もあるかもしれませんが、このCDを聴いてしまうと7月1日の演奏もイマイチだと思ってしまうのです。

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2009年1月17日 (土)

Yellow Submarine 40周年

Rimg0832Rimg0833 40年前の1月17日に、アルバム“Yellow Submarine”がイギリスでリリースされました。このアニメ製作には4人は当初乗り気ではなく、このアルバム製作にも熱心ではなかったようです。のちにアニメの出来の良さに気をよくし、アルバムにも新曲を提供し、映画にも出演したというエピソードが残っています。左の写真はUK盤ステレオのレーベルとジャケットのステレオの表記。

Rimg0828Rimg0831次にUK盤モノのレーベルとジャケットのモノの表記です。ビートルズのオリジナル・アルバムとしては最後のモノ盤となりました。このアルバムに収録された曲はステレオのマスターをモノ化したものなので、音的にはあまり注目されませんが、そのために“Revolver”のモノ盤収録の“Yellow Submarine”とこのモノ・アルバム収録のものとは異なっています。“All You Need Is Love”もシングル・レコード(3:57)よりもかなり短い収録時間(3:48)になっています。

Rimg0829_2Rimg0830_2ジャケット下部のPrinted and made by Garrod & Lofthouse Ltd. Patent No. 943,895の表記があるものとないものがあります。

 

Rimg0826Rimg0827こちらはEXPORT盤(ステレオ)。ODEONレーベルの大変珍しい一枚です。ジャケットの裏にはアップル・マークの上にODEONの金色のステッカーが貼られています。

全英4位、全米2位と、ビートルズのオリジナル・アルバムとしては英米の両チャートで1位になれなかった唯一のアルバムです。

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2009年1月 1日 (木)

2009年 明けましておめでとうございます!

Abbeyroad明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

今年はAbeey Road 40周年の年。私個人としては、ビートルズの最高傑作アルバムはこのAbbey Roadだと思っているのですが、皆さんはいかがでしょうか?こんなに聴きやすくて一曲一曲が良くできているアルバムは他にないと思います。Sgt. Pepperは実はポールが中心になっていて、グループとしてまとまりがあるアルバムとは言えないのではないかと、最近思うようになりました。ジョンも「Sgtはポールがやったものだ」と語っていますし。その点、このAbbey Roadは一人ひとりが優れた曲を提供し、個性豊かに作り上げ、それでいてまとまっている---それこそ天才集団ビートルズの傑作アルバムと言えるのではないかと確信しているのですが。

今年は何度かこのアルバムを話題に取り上げ、「ビートルズは最後に最高傑作アルバムを残した」ということを訴えていきたいと思います。

UKオリジナルLPではモノが存在しないこのアルバムですが(昨年このブログで紹介しましたとおりモノのREEL-TO-REELテープは存在します)、音的にもあまりバリエーションがありませんが(イタリア盤の“I Want You”がフェイド・アウトすることと、フランス盤で“Come Together”の頭が欠けていることぐらいでしょうか)、そんなことより優れた内容に耳を傾けるべきでしょう。

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