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2008年12月 3日 (水)

Leave My Kitten Aloneのメタル・アセテート

Lmka1Lmka2 突然、Leave My Kitten Aloneのメタル・アセテートを紹介いたします。(先日、このブログに来て下さっている方からのご要望もありましたので)

Leave My Kitten Aloneは1964年8月14日、アルバム“For Sale”のセッションで録音された曲で、テイク5まで存在します。このR&B曲は、もともと1959年にLittle Willy Johnがオリジナルを発表、その後、1960年にJohnny Prestonがカバー。両方ともビルボードのシングル・チャート入りしています。ビートルズのバージョンは、公式には1995年の“Anthology 1”でようやく陽の目を見ることになります。

Rimg0592Rimg0603_2 このビートルズ・バージョンはもともと1985年に発売が予定されていたアルバム“Sessions”に収録されるはずだったのですが、結局発表されることなく、その後、80年代中頃、ブートLP“File Under:The Beatles”で初出、そして88年にCD“Ultra Rare Trax Vol. 2”では大変良い音で聴くことができるようになりました。(その間、“Sessions”のブートLPやCDも出ました。写真右はおそらくビートルズ初のブートCDだった“Sessions”)

Rimg0595Rimg0601アルバム“Sessions”製作の際に作られたのがこのメタル・アセテートです。形状は10インチ、45回転のワン・サイドのアセテートです。大変良い音で、まるでスタジオにいるかのような感じで聴くことができます。シングル・カットも予定され、スリーブまで製作されていましたが、“Sessions”そのものが発売中止となりましたので、結局このシングル・レコードは製作されませんでした。スリーブの方は大量に流出しましたので、安価で手に入れられると思います。

Rimg0593Rimg0594 実はビートルズのLeave My Kitten Aloneは1990年(“Anthology 1”発売の5年も前)に、「正規」の形でリリースされています。この曲の作者であるTitus TurnerのCDがそれです。このCDでは、曲の前にポールの“One, two, three”というカウントが入り、ジョンがイントロのギターを間違えて、“Oh, sorry”と言った後、ジョージ・マーティンの“5”というテイク数が入っています。「正規」と書きましたが、実際にはビートルズ側の許諾は得ていないと思われます。というのも、CDについているスリーブの説明には“Beatles”としてのクレジットはなく、“Unknown English Beat Group”となっているからです。ビートルズのバージョンと分かっていながら、意図的にこのようにしたのではないかと思われます。

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