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2008年12月

2008年12月31日 (水)

2008年を振り返って

激動の2008年が終わろうとしています。個人的にも、世の中も、まさに「激動」の1年でした。五十路を過ぎた体に鞭を打って、私立中・高の教員の仕事にカムバック。また大手の塾の仕事にも携わりました。(こちらはきつかったですね。生徒はみんな良い子たちなんですけど。でもあの塾は何であんなに生徒をほめないんだろう。ほめればもっともっと伸びるのに)

ビートルズ関係では、今年“TEA PARTY”という会を始め、このブログを通じて多くの方にお集まりいただきました。7月には、ビートルズの日本公演時にファンクラブのためにビートルズに会見、通訳をなさった会田公さんにお会いでき、東銀座「樹の花」でのTEA PARTYにもご出席いただきました。とても貴重なお話を聞かせていただき、充実した1日となりました。11月には文京福祉会館にて第2回のTEA PARTYを実施することができました。前ビルボード・アジア支局長のスティーブ・マックルーアさんやH爺さんをゲストに、レコードやウイングスの公演に関するトークを開催。ブログ“WINGSFAN”に開催のお知らせを載せていただき、参加者が3倍になりました。ありがとうございました。(来年は三桁をめざそうかな)

Rimg0001愛犬のぺぺは、結局耳の状態がよくなりませんでしたね。でも元気いっぱいに街を走り回った1年でした。(今では私より年寄りのはずなのに、とっても元気です)来年は耳を完治させてくれる名医に出会いたいです。

来年は更に大変な年になりそうです。でも大不況、大恐慌の年に、敢えて新しいことを始めてみようかと思っています。教育の仕事と二足の草鞋を履くことになるかも。塾は果たして続けられるだろうか。できれば、きちんと「英語」を教えてみたいですね。受験の道具としての英語ではなく。(塾に来ている生徒の音声面での能力の低いことには驚きました。音声的にしっかりすれば、聞く、読む、書くことにも良い影響を及ぼすのですが、塾ではそのようなやり方は必要ないようです)子供たちには点数をとることで「英語力が伸びた」だなんて思って欲しくないですね。そんなもん、社会に出てみれば何の役にも立たないことがわかるでしょうから。もうこんな英語の勉強は必要とされなくなる日も近いような気がします。大不況・大恐慌がきっかけとなって。

この1年はいい勉強をさせていただきました。自分の進むべき方向が少し見えてきた気がします。来年は余裕を持って仕事をしていきたいですね。そして働けることに深く感謝し、趣味と仕事を両立させながら、もっと前進していきたい、そう思っています。

この1年、このブログを読んでくださった方々、コメントをくださった方々に心より御礼を申し上げます。来年は「Abbey Road40周年」をテーマに、TEA PARTYや他の活動も行ってみたいと思います。皆様、来年もよろしくお願い致します。

どうぞ良い年をお迎え下さい!

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2008年12月25日 (木)

UK REEL-TO-REEL TAPE MONO(Abbey Road, Let It Be, McCartney)

Rimg0746ビートルズのコレクターにはUKのものを中心に集める人、MONO音源を中心に集める人などいろいろいますが、今日紹介するこのREEL-TO-REEL(日本語的にはオープン・リール・テープ)を集めている人は少ないかもしれません。そこで今日はこのREEL-TO-REELの話題を取り上げます。今日紹介するのはAbbey Road, Let It Be, McCartneyの3種類です。

UK盤オリジナルのレコードはPlease Please MeからYellow SubmarineまでSTEREOとMONOが存在しますが、残るAbbey RoadとLet It Beは、ブラジル盤やアルゼンチン盤ではMONOがありますが、UKのレコードでは存在しないわけです。しかし、UKのREEL-TO-REELテープではMONOが存在するのです。(コアなコレクターの方ならば既知のことだと思いますが)この2種類のMONOのテープがかなり入手困難で、コレクター泣かせなわけなのですが、ちょっと見てみたいと思います。

Rimg0747Rimg0748 STEREOから落としたMONOなので、音的には面白味がないかもしれませんが、そこはUKのテープということで、「オリジナルのMONO」と言ってもいいのではないでしょうか。まず、Abbey Roadですが、この頃にはもうUKのテープでは紙製のボックスはなくなっていましたので、すべてプラスティックのケースにスリーブが付いているという形です。

Rimg0749Rimg0750Rimg0752 テープのリーダーの部分と裏のスリーブの表示が、MONOの記号(TA-PMC)になっています。1969年の段階ではもうステレオが主流で、MONOのレコードはもとより、テープをMONOで聴く人は少なかったと推測できます。そのため製造した数も売れた数も非常に少なかったのではないでしょうか。その結果として、現在コレクターズ・アイテムになっているわけです。写真のリーダーの部分にはPARLOPHONEの文字があります。逆にAPPLEの文字が見当たりません。

Rimg0753Rimg0754Rimg0755_2これはLet It BeのMONOです。1970年ならば更にMONOの需要はなくなってきていたのではないでしょうか。そのため現在、このLet It BeはAbbey Roadよりも見つけるのが困難です。これをコピーしたブートCDが以前出ていました。かなり音のレベルが低かった記憶があります。

Rimg0758Rimg0759Rimg0760 カセット・テープや8トラック・テープの出現により、REEL-TO-REELテープは時代の流れに取り残される運命となり、ビートルズ関係のUKのREEL-TO-REELは1970年のMcCartneyを最後に消えてしまうことになります。因みにアメリカでは、ビートルズ関係のREEL-TO-REELは1971年のIMAGINE(他のアーティストとのものでは1972年のThe Concert for Bangla Desh)が最後となります。

今日紹介した3点のうちで、最も入手困難なのはMcCartneyです。私もRECORD COLLECTORのPRICE GUIDEを見るまでは、その存在すら知りませんでした。

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2008年12月24日 (水)

エピソード“HAPPY XMAS”

Rimg0720 4年前、前任校で、ある男子生徒とクリスマス・ソングについて話したことがありました。彼が「先生、ジョン・レノンの“ハッピー・クリスマス”とマライア・キャリーの“恋人たちのクリスマス”とではどっちが名曲でしょうかね」と訊いて来ました。私はすかさず「そりゃあ、“ハッピー・クリスマス”だろうね」と答えました。すると彼は「いやあ、僕は“恋人たちのクリスマス”だと思いますよ。曲の出来が違う」といって、私を「挑発」(笑)してきました。私の生徒たちはこうして私との会話を楽しんでいたようです。そのとき私は、かつてジョージ・マーティンが娘に言った言葉を思い出しました。彼は「パパ、ビートルズはベイ・シティ・ローラーズみたいに凄かったの?」と訊かれた時に、「いいや、ベイ・シティ・ローラーズほどではなかったよ」と答えたそうです。これは、アルバム“THE BEATLES AT THE HOLLYWOOD BOWL”のジャケットに載っているものですが、最後にジョージ・マーティンは「彼女もいつかわかるようになる」と書いています。それを思い出し、「まあ、そうかもね」とその男子生徒に答えました。私はジョージ・マーティンみたいな超冷静な人間ではありませんので、蛇足ながら「20年後、いや10年後にはその答えが出ているだろうね」なんて言ってしまいました。

あの会話から4年経ち、その答えは言うまでもないのですが、ここ数日で“ハッピー・クリスマス”が何回もラジオから流れていました。“恋人たちのクリスマス”は今日初めて耳にしました。しかもインストゥルメンタルで。別にマライアの曲が劣っていると言っているのではありません。クリスマスなんですから、みんなが楽しく音楽を聴いて過ごせればいいのです。ただ、何故“ハッピー・クリスマス”が発表から37年もたっているのに流れ続けるのだろうか、ということを考えてみたかったのです。

Rimg0719 “HAPPY XMAS”は1971年に発表されてから、何度も手を変え品を変えリリースされ続けています。この曲が世の中の人から忘れ去られるのは、地球上から戦争が消滅した時ではないでしょうかね。

ポールが最近明かしたところによると、彼が最も好きなクリスマス・ソングは“ホワイト・クリスマス”と“ハッピー・クリスマス”なのだそうです。

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2008年12月10日 (水)

dogdays

きのうは夕方から東銀座の「樹の花」へ行った。「恒例」になりつつある、『「樹の花」でジョン・レノンを想う日』のため。親友のS君とゆっくり楽しい話ができた。

Dogdays 昨日のブログにも書いたが、S君には大変お世話になっていて、また今回も素敵なプレゼントを頂いてしまった。「dogdays」というタイトルのCD。「一緒に音楽を聴き、飼い主が愛犬に話しかけながら楽しむ」というコンセプトのCD。スリーブはまるで“LET IT BE”だ。このCDには犬にしか聞こえない周波数帯の音源が入っているとのこと。(まるでSGT. PEPPER'Sみたい!)この周波数帯の音に犬が敏感に反応し、ワクワク感を醸すというのだそうだ。(まだぺぺに「実験」していないけど)

S君は本当に気をつかってくれる人で、私だけではなくウチの犬のことまで考えてくれているのだ。もちろんS君の考えには絶対SGT. PEPPER'Sがあったに違いないと思うのだが。

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愛犬“ペペ”のこと

コネタマ参加中: あなたのペットの名前、教えて!

うちのポメラニアンの名前は“ペペ”。この名前は、私が小学生の頃よく遊びに行っていた叔父の家で飼われていたポメラニアンが“ペペ”という名だったので、つけました。

毎日のように遊びに行っていた叔父の家。目的は広い庭で、ペペと遊ぶことでした。芝生を駆け回り楽しく過ごした日々。それもある日突然ぺぺがいなくなったことで、終わりを告げました。叔父が友人にペペをあげてしまったというのです。「何で?」と心の中で思いましたが、自分のペットではないので何も言えず、ただ悲しむばかりでしたね。

Rimg00641996年3月、家の近くのペットショップで、「ポメラニアン 1月8日生まれ」という貼り紙が目にとまりました。1月8日は自分の誕生日なので「何かの縁か?」と思いながら、店に入って行くと、昔の“ペペ”を彷彿させる愛くるしい目が・・・。その時、「この犬はぺぺの生まれ変わりだ!」と思ったのです。買うつもりなどなく、ただ見たかっただけなのに、30分後にはもうその子犬はウチにいました。迷うことなく“ペペ”と名付けたのでした。

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2008年12月 9日 (火)

Here Today

ポールのジョンへの想いがしみじみと伝わってくるこの曲は、ジョンの死後1年4ヵ月経って発表されたアルバム“Tug Of War”の5曲目。

実はこの曲を初めて聴いた時は辛かった。ジョンの死から1年以上経って、ようやく消えかけていた悲しみが、また呼び起こされてしまったからです。(でも別にポールを非難しているわけではないです)

そして、2002年、目の前で(親友のS君がアリーナど真ん中2列目のチケットを譲ってくれた)ポールがこの曲を歌った時は、ポールと東京ドームの観衆が悲しみを分かち合えた気がした。歌詞のように、この歌の中にジョンがいた。

And If I said I really knew you well

What would your answer be?

If you were here today

Here Today

(中略)

And if I say I really loved you

And was glad you came along

Then you were here today

For you were in my song

Here today

※今、海外のいくつかのこの歌詞のサイトを見ると、最初の部分が“And If I say”になっていますが、Tug Of Warのスリーブ及び詩集“Blackbird Singing”にはちゃんと“If I said”と記されています。仮定法過去ってやつです。現在の事実に反する仮定、つまり、ジョンはいないから、実際には言うはずのないことを仮定するわけです。“What would your answer be?” も “If you were here today”もみーんな仮定法過去。実際にはジョンが今ここにいないけれども、いると仮定している。

でも歌詞の最後の方になると “If I say”になっている。これは、ポールの気持ちの変化を表しているのではないかな。(もしかしたら単純に現在形にしただけかもしれませんが)今このときに、ジョンは生きている、ジョンがそばにいると感じたので、「言える」、「言いたい」という気がしてたのかも。“I really loved you and was gald you came along”とジョンに向かって。

http://jp.youtube.com/watch?v=FjwnWU6OsaI&feature=related

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2008年12月 7日 (日)

Once Upon A Long Ago

Rimg0604 クリスマスに聞くビートルズ関係の曲は何曲かあると思うのですが、私はこの“Once Upon A Long Ago”です。特にクリスマスの曲というわけではないのですが、この賛美歌のような美しいコーラスは、クリスマスにぴったりのような気がするのです。皆さんはいかがでしょうか?この曲は、ポールが少年時代果たせなかった“聖歌隊”入隊への思いがちょっぴりあるように思うし、その後発表されたクラシック曲への前触れ的な曲だったのではと思ったりするのです。今、改めてじっくり聴いてみると、本当に美しい曲です。(写真はUK7インチ・シングル)

Rimg0605 タイトルのようにこの曲もはるか昔の曲になりつつあります。1987年にリリースですので、もう21年も経っているのです。たしか、フジテレビ「夜のヒット・スタジオ」で、ロンドンからの衛星生放送でこの曲をポールが歌ってました。口パクだったけど、久しぶりに見るポールはかっこ良かった!(写真はポール最後の日本盤7インチ・シングル・レコードの“Once Upon~”=コレクターの皆さんからのご指摘をいただかないように付け加えますが、正規発売としては最後のシングル・レコードです。プロモ・シングル・レコードではこのあと“My Brave Face”と“This One”があります)

Rimg0606記念すべき、ポールの最初のシングルCDがこのUKシングル“Once Upon~”でした。ていねいにも保護用のスリーブが付いていました。(これは私が新宿レコードで買った最後の品)CDのフォーマットではUKのみ。というか、アメリカではレコードさえ発売されなかった。

 

Rimg0612Rimg0613_2 UK盤には、12インチ・シングルも2種類発売されました。ベージュのジャケット(Long Version収録)とブルーのジャケット(Extended Version収録)の2種ですが、音が大変いいです。私はExtended Versionがお気に入りで、最初の「ドン、ドン」というドラムの音から始まり、後の方でのポールの力強いボーカルが聴け、7インチ・シングルとかなり違う印象のミックスです。

 

Rimg0610Rimg0611これはブラジル盤プロモ12インチ。かなり変ったデザインのジャケットです。裏には歌詞が記されています。

  

   

Once_upon_vcd日本では、このVideo CDも発売されました。今、海外のオークションでは、いい値段がついています。その後しばらくして、“Once Upon A Video”の10インチLDも出ました。

 

  

Rimg0608最後はUKのテスト・プレス。マトリックスは両面とも1で、かなりいい音で聴くことができます。

  

   

この曲のプロモーションのために、ポールは結構TV出演をしたり、プロモ・ビデオを放送したりしていたようで、今YOUTUBEでいくつかのビデオを見ることができます。その中で「いいな」と思ったのはこれ。プロモの別バージョンかな?

http://jp.youtube.com/watch?v=Nm-G_XoUZNI&feature=related

このビデオに出ている子供たち、もう20代半ばなんですよね。ほんとに“Once Upon A Long Ago”です。

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2008年12月 3日 (水)

Leave My Kitten Aloneのメタル・アセテート

Lmka1Lmka2 突然、Leave My Kitten Aloneのメタル・アセテートを紹介いたします。(先日、このブログに来て下さっている方からのご要望もありましたので)

Leave My Kitten Aloneは1964年8月14日、アルバム“For Sale”のセッションで録音された曲で、テイク5まで存在します。このR&B曲は、もともと1959年にLittle Willy Johnがオリジナルを発表、その後、1960年にJohnny Prestonがカバー。両方ともビルボードのシングル・チャート入りしています。ビートルズのバージョンは、公式には1995年の“Anthology 1”でようやく陽の目を見ることになります。

Rimg0592Rimg0603_2 このビートルズ・バージョンはもともと1985年に発売が予定されていたアルバム“Sessions”に収録されるはずだったのですが、結局発表されることなく、その後、80年代中頃、ブートLP“File Under:The Beatles”で初出、そして88年にCD“Ultra Rare Trax Vol. 2”では大変良い音で聴くことができるようになりました。(その間、“Sessions”のブートLPやCDも出ました。写真右はおそらくビートルズ初のブートCDだった“Sessions”)

Rimg0595Rimg0601アルバム“Sessions”製作の際に作られたのがこのメタル・アセテートです。形状は10インチ、45回転のワン・サイドのアセテートです。大変良い音で、まるでスタジオにいるかのような感じで聴くことができます。シングル・カットも予定され、スリーブまで製作されていましたが、“Sessions”そのものが発売中止となりましたので、結局このシングル・レコードは製作されませんでした。スリーブの方は大量に流出しましたので、安価で手に入れられると思います。

Rimg0593Rimg0594 実はビートルズのLeave My Kitten Aloneは1990年(“Anthology 1”発売の5年も前)に、「正規」の形でリリースされています。この曲の作者であるTitus TurnerのCDがそれです。このCDでは、曲の前にポールの“One, two, three”というカウントが入り、ジョンがイントロのギターを間違えて、“Oh, sorry”と言った後、ジョージ・マーティンの“5”というテイク数が入っています。「正規」と書きましたが、実際にはビートルズ側の許諾は得ていないと思われます。というのも、CDについているスリーブの説明には“Beatles”としてのクレジットはなく、“Unknown English Beat Group”となっているからです。ビートルズのバージョンと分かっていながら、意図的にこのようにしたのではないかと思われます。

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