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2008年11月 3日 (月)

コレクションのエピソード1

いつもこのブログに来てくださっている「なべちゃん」さんから、コレクションの過程で起きたことについて話して欲しいとご意見がありましたので、早速、成功例と失敗例を。

今まで、一番いい買い物だったなあと思うものは、やはりTWO VIRGINSのUKモノのテスト・プレスです。よく見ていたカナダの個人サイトで、アップルのUKテストプレスが数種類販売されているのを見たのです。カナダ・ドルで600ドルくらいだったと記憶していますが、その価格に少々悩んだのですが、思い切って買ってみました。そのサイトには出所もきちんと記述があり、しかもUK盤のモノの番号で、かなり貴重なものであることは分かりました。このレコードが手元に届いた時は、これほど貴重なものが手に入ったことが信じられず、レコードを持っている手が震えました。このTWO VIRGINSのテスト・プレスは今月29日が40周年の記念日になりますので、その日にこのブログで紹介いたします。

その次に運良く手に入ったものは、YELLOW SUBMARINEのEXPORT盤(ODEONレーベル)とLET IT BEのシングルEXPORT盤(PARLOPHONEではなくAPPLEの方)の2種ですが、今から9年くらい前にebayのオークションで落とした時は、前者が500ポンド(当時で約10万円)、後者が140ポンド(当時で約2万8千円)くらいでした。一般の人からすると、レコードによくそんな金額が出せるなあと思うでしょうが、コレクターの方はご存知の通り、現在この値段でこれらのレコードは絶対に手に入りません。YELLOW SUBMARINEのEXPORTは最近ebayで約50万円の値で落札されていました。

これらのレコードは偶然に見つけたといえばそうなのですが、この頃は毎晩のようにオークションを眺めていました。LET IT BEのシングルEXPORT盤は、終了時間3分前に見つけて、最後にひっくり返したのを憶えています。その後、落札しそこなったイタリア人から「何とか譲ってくれないか」とメールが入りましたが、「ごめんね」の一言で終わり。

この2枚は、その後オークションにはあまり出品されなくなりました。(来年以降、この2枚もブログで紹介します)

次は失敗例を。失敗例というか、詐欺にあったのですが、イギリスの出品者の中には相当あくどい奴がいますので、注意が必要です。LADY MADONNAのデモ盤を落札した時、送られて来たのが写真と違うニセモノだったので、交渉の末、送り返して返金してもらうことになりました。ところが待てど暮らせど返金されません。何度もメールを送りましたが、まったく返事が来なくなり、結局泣き寝入りです。当時はまだPaypalのプロテクション・システムがしっかりしていなかったので、どうすることもできませんでした。今はこんなことはなくなりましたが。

その後もいろいろありました。シングル“She Loves You”にSOLD IN UKの表示がある「珍しい」ものが出品されていたので落札しましたところ、なんとプッシュ・アウトの部分が接着剤で着けられていました。それを見て「そうだよな。このシングルのSOLD IN UK表示入りなんて聞いたことないよな」と自分に言い聞かせたのでした。

正直なところ、悪徳イギリス人出品者にとって日本人コレクターは「カモ」なんだと思います。それに負けないだけの知識、方法を身につけることが必要になってきます。私はそんなことがあってから、かなり慎重にオークションに参加するようになり、その後詐欺にはあわなくなりました。

インターネットを始めてから、コレクションの数がもの凄い勢いで増えていきました。自分が何を持っているのか、記憶もあやしくなってきて、同じものを買ってしまうことも何回かありました。そんな時、心の中でつぶやくのです。「お金は大事にしろよ」と。

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