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2008年10月15日 (水)

ラジオ深夜便

この四月から、朝早く出勤したり、夜遅くまで働いたりで、不規則な労働時間のためにすっかり生活のリズムが狂ってしまいました。時にはあまり眠れないこともあるのですが、そんな時に聴くのがNHKの「ラジオ深夜便」です。他の局とはまったくアナウンスのリズムが異なり、聴いていて心地よいのです。他のラジオ局の番組もそうですが、TVの番組も、視聴していて疲れてしまうのです。

「ラジオ深夜便」はまるで昔のラジオ放送のようで、とても癒されることが多いです。昔の曲などもたくさんかかります。先日、よくビートルズを知らないアナウンサーが「マイ・スイート・ロード」を紹介する段で、「ロードとは多分女性のことで、その女性にあてたラヴ・ソングでしょう」なんて言っていて、思わず笑ってしまいました。こんなことも「ラジオ深夜便」だから許されることだと思います。他の放送だったら苦情がジャンジャン来たことでしょう。

先日、ガンの末期患者を診ている心療内科医の話が番組の中で放送されました。正直、この話には泣きました。余命いくばくも無い女性患者を診ていたそのお医者さんは、ある日彼女から、「先生、私、死ぬのやめました。先日、幼ななじみの男性に会ったんです。彼ったら私のことをズーっと好きだったんだなんて言ってくれて、私も同じだったんで彼と結婚することにしたの」と言われます。彼女はその後結婚し、宣告された年月よりも長く生き、そして彼の腕の中で死んでいきます。そのお医者さんが話を終えると、しばし沈黙があり、お医者さんのすすり泣く声が聞こえてきました。私も涙が止まりませんでした。ラジオ番組でこんなに感動したのは久しぶりのことです。

もうTVを見なくなってから2年が経ちます。低俗で騒がしいだけのバラエティ番組やありきたりのドラマばかりのTVはもう見ることはないでしょう。今の私には「ラジオ深夜便」が生活のリズムになっているのかもしれません。

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