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2008年10月

2008年10月15日 (水)

ラジオ深夜便

この四月から、朝早く出勤したり、夜遅くまで働いたりで、不規則な労働時間のためにすっかり生活のリズムが狂ってしまいました。時にはあまり眠れないこともあるのですが、そんな時に聴くのがNHKの「ラジオ深夜便」です。他の局とはまったくアナウンスのリズムが異なり、聴いていて心地よいのです。他のラジオ局の番組もそうですが、TVの番組も、視聴していて疲れてしまうのです。

「ラジオ深夜便」はまるで昔のラジオ放送のようで、とても癒されることが多いです。昔の曲などもたくさんかかります。先日、よくビートルズを知らないアナウンサーが「マイ・スイート・ロード」を紹介する段で、「ロードとは多分女性のことで、その女性にあてたラヴ・ソングでしょう」なんて言っていて、思わず笑ってしまいました。こんなことも「ラジオ深夜便」だから許されることだと思います。他の放送だったら苦情がジャンジャン来たことでしょう。

先日、ガンの末期患者を診ている心療内科医の話が番組の中で放送されました。正直、この話には泣きました。余命いくばくも無い女性患者を診ていたそのお医者さんは、ある日彼女から、「先生、私、死ぬのやめました。先日、幼ななじみの男性に会ったんです。彼ったら私のことをズーっと好きだったんだなんて言ってくれて、私も同じだったんで彼と結婚することにしたの」と言われます。彼女はその後結婚し、宣告された年月よりも長く生き、そして彼の腕の中で死んでいきます。そのお医者さんが話を終えると、しばし沈黙があり、お医者さんのすすり泣く声が聞こえてきました。私も涙が止まりませんでした。ラジオ番組でこんなに感動したのは久しぶりのことです。

もうTVを見なくなってから2年が経ちます。低俗で騒がしいだけのバラエティ番組やありきたりのドラマばかりのTVはもう見ることはないでしょう。今の私には「ラジオ深夜便」が生活のリズムになっているのかもしれません。

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2008年10月11日 (土)

ビートルズの幻想を抱く人間に対するジョンの言葉

皆さんは映画「イマジン」をご覧になったことがあると思いますが、一番印象に残ったシーンはどこでしょうか。私は、前半の部分でジョンの家の庭に忍び込んだヒッピー風の青年とジョンが話しをするシーンです。この青年は見るからに職も持たず、ビートルズのことばかり考えている様子で、生活自体が「ビートルズ」になってしまったのです。ビートルズの曲にのめり込んだがために、幻想を抱いて生きている彼にジョンが説得をしたときの言葉です。

ジョン:人は夢(幻想)だけに生きれば、終わりだ。

この言葉には重みがあります。またヨーコがナレーションでこう語っています。

ヨーコ:ジョンはこうした人にいつも責任を感じていました。自分の曲が生んだのだと考えていました。

世の中に、この青年のように仕事もせずに、ビートルズのことばかり考えて生きている人間はそれほどいないと思いますが、時々、「この人大丈夫か?」と思ってしまうことがあります。昨日はまさにそんな人からメールをもらってしまいました。

「TEA PARTYに何で俺をゲストとして呼ばないんだ」とか「俺はビートルズの伝道師だ。俺に話しをさせろ」、「俺のトークによって愛を広める」、「俺は有名になりたいんだ」といった言葉を繰り返し、ほとんど要求のような内容のメールでした。「これってあの青年と同じではないかな?」と思ってしまいました。ジョンが生きていたら、きっと「馬鹿なこと言ってないで、早く目を覚ませ!」と言ったことでしょう。ビートルズに関するトークで「愛」が広められるなんて、本気で信じているのかと呆れてしまいました。そんなことより、自分の生活を確立させることの方が先決でしょう。

因みに、私がTEA PARTYを開くのは、ビートルズが好きな人たちと、ビートルズの音楽の素晴らしさを分かち合いたいからなのです。誰が主役というものでもありません。同じ気持ちを持った方々と一緒に楽しく過ごす時間は大変貴重です。そこから元気をもらって、また大変な仕事に戻っていけるのです。ただそれだけなのです。自分は参加者の皆さんから元気をもらっていますので、お金なんか頂けないのです。ビートルズを商売になんかしたくないですし。

まさかあんなメールをもらうなんて思ってもみませんでしたので、ジョンが心配していたような人が日本にもいるのだと、つくづく感じた次第です。幻想に浸って、自分では何もしない人々のことを、ジョンは死の直前のプレイボーイのインタビューでこう語っています。

PB:あなたにとって80年代の夢は何?

ジョン:自分の夢は自分で作る。何をやるのも可能だ。だが、ジョン・レノンやオノ・ヨーコやボブ・ディランやイエス・キリストがやって来て、君たちの代わりにやってくれるなんて思わないことだ。自分でやらなければだめなのさ。僕には君の目を醒ますことはできない。君になら、君の目を醒ますことができるんだ。僕には君の傷を治せない。君になら君の傷を治せる。

PB:そのメッセージを世間の人たちに受け入れさせなくしているのは何なのでしょう?

ジョン:未知なものへの恐れだ。未知なものとはそういうものなんだ。未知なものを恐れるからこそ、みんな走り回って、夢や幻想や戦争や平和や愛や憎しみやら、あるゆることを追いかけているんだ。みんな幻想なんだよ。

幻想、妄想を抱き続け、自分の人生をダメにしてしまうなんて、何と言う悲劇でしょう。でも本当にそういう人がこの世にいるのも事実です。

 

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2008年10月 9日 (木)

Happy birthday, John!  Imagineシングル・レーベル

  今日はジョンの68回目の誕生日。毎年言うことですが、もし彼が生きていてくれたならば、一体どんな曲を作っていたでしょうか。今日紹介するこのImagineを超える曲を作っていたでしょうか。私の答えは“YES”です。なぜならば、Double FantasyやMilk and Honeyには、Imagineに匹敵する曲があるからです。名曲をその後も作っていく可能性を大いに我々に示して、ジョンはこの世を去りました。(Imagineはジョンがこの世を去ってから再評価された部分が多い気がします)

Rimg0418_2 今日はImagineのシングル・レーベルの紹介です。最初にごく初期のUS盤。何故かグリーン・アップルのレーベルが使われずに、白っぽいレーベルになっています。この後、グリーン・アップルのレーベルになるのですが。1971年10月発売のこのUS盤が世界で一番早くリリースされたと思います。全米ヒットチャート3位。(UK盤は1975年発売)

Rimg0411 次にオーストラリア盤です。太い文字が特徴のレーベルです。このシングルにはモノラルのImagineが収録されています。オーストラリアのビートルズ関係のシングルはすべてソリッドセンターだと思います。

Rimg0412Rimg0413 これはラージ・ホール(ドーナツ盤)のイタリア盤。オーストラリア盤とは逆に、イタリア盤はソリッドセンター・レーベルを見たことがありません。ピクチャー・スリーブ付き。

Rimg0414 1975年になってようやくイギリスでも発売されます。プッシュアウト・センターのレーベル。他国がIt's So Hardとのカップリングだったのに対して、UK盤ではWorking Class HeroがB面曲。

Rimg0415 これはUKのデモ盤。大きなAマークが特徴。

 

 

Rimg0416こちらは珍しいUK盤のソリッドセンター・レーベル。プッシュアウト・レーベルに比べてかなり少ないのではないかと思われます。

 

Rimg0417 UK盤でさらに少ないのがこのラージホール。これはジューク・ボックス用に作られたとのことですが、70年代後半でもまだジューク・ボックスなんてあったのでしょうか?

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