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2008年9月

2008年9月30日 (火)

Steve McClureさんからのメール

先日のTEA PARTYにもご参加いただきましたSteve McClureさんから、今日メールが届きました。17年間勤められたBillboardを本日をもって退社なさるとのことです。突然のことでびっくりしたのですが、音楽の執筆活動は今後も続けられるとのこと。Freeになられたのであれば、今後ますますTEA PARTYにお誘いしやすくなります。(と勝手に考えていますが)そのうちSteveさんのお好きなSGT. PEPPER'Sの聴き比べ(Nimbus、MFSL、UKオリジナルなどの)LISTENING PARTYを開催して、是非参加していただこうと思っています。皆さんもいかがでしょうか?

Steveさんは、日本と日本の音楽をこよなく愛し、時には辛口の批評も行い(かつて宇多田ヒカルのUSデビューの仕方に関しては、かなり厳しい批評をなさっていました)、混沌とした今の日本の音楽界を厳しくも優しい眼差しで見つめてくださっていました。これからも変らない姿勢で、日本の音楽の論評をお願いしたいですね。それが音楽の発展に繋がるはずですので。コマーシャリズムに流され、誰も真摯に批評しなくなったときに、音楽は堕落してしまうのだと思います。(現在の状況がそれに近いと思うのですが)

Steveさん、17年間お疲れ様でした。新たな門出をお祝いさせていただきます!

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2008年9月 9日 (火)

9月9日に聴いた「曲」

ビートルズの曲の中で最も時間が長い曲は何か、すぐに答えられる人はかなり熱心なファンではないでしょうか。

答えは......“Revolution 9”です。8分22秒という長さの、曲というよりも音のコラージュといったほうがいいでしょう。この「曲」はジョンが「作った」ものですが、ジョンやヨーコ、ジョージの語りやEMIのライブラリーから集めた音などをつなぎ合わせ、テープを逆回転させたりして作り上げた、当時としてはかなり「前衛的」な作品だったのではないかと思います。

今日「9月9日」に久しぶりにこの「曲」を聴いてみました。

中学生の時に「ホワイト・アルバム」でビートルズを聴き始めた私は、この部分だけはよく「飛ばして」聴いたものでした。8分22秒も聴いているのはかなり苦痛だったのでしょう。でも今聴いてみると、これはこれで面白いと思いました。当時のジョンはヨーコの影響もあってかなり前衛的なものに傾倒していて、1968年の11月には突如“Unfinished Music No.1 Two Virgins”という、「超」前衛的なアルバムをリリースするのですが。

Liverpool_sound_collage 実は60年代中頃から、ジョンだけではなく、ポールも前衛的な芸術にかなり興味を持っていたようです。当時はジョンほど積極的に作品として発表していたわけではありませんが、2000年には“Liverpool Sound Collage”という、Revolution 9によく似た感じのアルバムを発表しています。ビートルズ時代にジョンに先を越されていた「前衛音楽」を、2000年になってようやく発表したわけです。(コラボ・ユニットとしてではこれ以前にリリースされたものがありますが)本当はもっと早く、おそらくホワイト・アルバムの頃にやってみたかったのではないでしょうか。

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2008年9月 3日 (水)

Uncle Albert/Admiral Halsey

Rimg0298Rimg0297  以前も書いた覚えがありますが、1971年の夏からこの時期にかけて、中学3年生だった私は、受験勉強もそっちのけで“RAM”を毎日のように聴いていました。前に紹介しました“The Back Seat of My Car”の次に好きなこのアルバムからの曲は“Uncle Albert/Admiral Halsey”です。写真はアメ リカ盤プロモのモノ盤です。アルバム“RAM”のモノ盤もアメリカのDJプロモであ るのですが、入手が超困難です。このシングルで2曲(B面の“Too Many People”もモノです)のみ聴けます。

Rimg0308Rimg0309Rimg0310どうしてもモノで全曲をという方には、ブラジル盤モノがありますので、ebayなどのオークションでお探し下さい。よく出品されています。50ドル前後だと思います。

 

Rimg0299 左は正規のアメリカ盤(STEREO)です。この曲はアメリカにおける“RAM”からの唯一のシングル・カット曲でした。全米NO.1にも輝きました。日本では残念ながらこの曲はシングル・カットされず、“Eat At Home”がシングルとして発売されましたが、全世界での“RAM”からのシングル・カットは3種類でした。アメリカなどいくつかの国ではこの“Uncle Albert~”で、日本とヨーロッパの国々では“Eat At Home”、そしてイギリスでは以前紹介いたしました“The Back Seat Of My Car”でした。これはどういう意図のもとに分けられたのかわからないのですが、日本向けには“Uncle~”か“The Back Seat~”の方が良かったと思います。

それでは“Uncle Albert/Admiral Halsey”の各国盤のレーベルを紹介させていただきます。

Rimg0301 アメリカ盤とよく似ていますが、レーベルの文字が細いカナダ盤です。よくアメリカ盤と間違えて買ってしまうことがありました。

 

Rimg0302次に、タイトル文字が太いオーストラリア盤です。オーストラリア盤は71年まではシングル盤がすべてモノです。“Another Day”やリンゴの“It Don't Come Easy”もモノで発売されています。

 

Rimg0303 こちらはニュージーランド盤。薄緑色のアップルレーベルが、他の国の盤とちょっと違う雰囲気を醸し出しています。

 

Rimg0304 こちらはブラジル盤。ブラジル盤もシングルは70年代初めはモノで発売されています。“Let It Be”、“Mother”、“My Sweet Lord”などすべてモノでした。

 

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このシングルは南アフリカ盤。珍しいパーロフォン・レーベルの“Uncle Albert~”です。

  

 

Rimg0307 最後に、再発のアメリカ盤キャピトル・レーベルのシングルです。この曲の人気は根強かったらしく、かなりあとでもシングルで発売されていたようです。これは恐らく70年代後半のものだと思われます。

この名曲も、ポールのコンサートでは一度も演奏されていないように記憶しています。日本には“RAM”ファンが多いので、日本だけの曲としてライヴ・パフォーマンスをお願いしたいところです。(たしか桑田圭祐も“RAM”の大ファンでしたよね)

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