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2008年5月

2008年5月25日 (日)

RED ROSE SPEEDWAY

35年前の1973年5月にはウィングスの2枚目のアルバム“RED ROSE SPEEDWAY”がリリースされました。ウィングスとしてのファースト・アルバム“WILD LIFE”から1年6ヶ月かかってのリリースでしたので、「やっと出る!」という期待感でわくわくしたのを覚えています。当時湯川れい子さんの「アメリカン・トップ40」というラジオ番組でいち早くこのアルバムを紹介していました。

Rimg2877 左の写真はUKオリジナル盤。何故2枚あるかというと...。

        

       

Rimg2884 分かりにくいかもしれませんが、ジャケットが2種類あって、右側がビニール・コーティングのツルツルしたもので、左がコーティングなしのもの。

           

     

Rimg2909 コーティングなしのジャケットの裏には、スティーヴィー・ワンダーに向けて綴られた点字が打たれています。(UK盤では左上の方に)ビニール・コーティングされたジャケットにはこれがありません。

          

     

Rimg2904US盤ジャケットは表面がザラザラした紙のジャケットで、右上にステッカーが貼り付けられています。

       

        

Rimg2914_2 点字はジャケット裏の下部に打たれています。UK盤よりもかなり大き目。

         

        

Rimg2908 日本盤は綺麗な帯付き。実は日本盤を買って聴いた時、私の安いプレーヤーではひどい針飛びを起こし、“MY LOVE”なんてひどいものでした。そこで、上記のUS盤を買ったのですが、まったく針飛びは起きませんでした。

        

リリース当時、私は高校2年生で、このアルバムは待ち焦がれていました。ウィングスのグループとしての方向性が示された重要なアルバムです。因みにジョンはこのアルバムを「傑作」と評しています。

このアルバムの中でお気に入りの曲は、何といっても“LITTLE LAMB DRAGONFLY”です。長い曲ですが、傑作だと思います。

    

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2008年5月20日 (火)

CARPENTERS

今日は「暴風雨」で休校となったため仕事がありませんでした。ここのところ少し体調を崩していたので(ブログも更新できないくらい疲れ果てていました)、ちょうどいい骨休めになりました。

Rimg2868家でゆったりして音楽でも聴こうと思い、選んだのが“CARPENTERS”。私と同じ世代の人たちならば、何度もCARPENTERSに耳を傾けたことがあるはず。聴こうと思わないでも、ラジオからは頻繁に流れていた時代でした。私も以前は彼らのLPを殆んどもっていたのですが、今では整理してしまい数枚しかありません。もっぱらCDで聴くようになりましたが、久しぶりにゆっくり聴いてみると、いろいろな発見があるものです。

お気に入りは“I NEED TO BE IN LOVE”。テレビのドラマでこの曲が主題歌として使われる前は、ファン以外にはそれほどポピュラーではなかったような記憶があります。カレンのボーカルが実にいい曲です。授業で次の一節を英語の教材に使ったこともあります。

I know I ask perfection of a quite imperfect world

「SVOO(第4文型)を意味内容を変えずにSVO(第3文型)に書き換える」(I gave him a present.→I gave a present to him.とか、Father bought me a camera.→Father bought a camera for me.とかいうやつです)なんて味気ない英語の問題も、歌を利用すると楽しくなるものです。このようにtoとforを使う動詞が多いのですが、ofを使って書き換えるものもごく少ないのですがあります。この歌のaskがそうです。May I ask you a favor?→May I ask a favor of you?となります。歌詞でこれが使われているものは殆んどありませんので、この曲は「希少価値」の高いものです。 おっと、いつの間にか授業をやってました。(笑)

今回久しぶりにCARPENTERSを聴いて、「あれっ?」と思ったことが2点ありました。この写真のCDは1995年に発売されたベスト盤なのですが、私が70年代に聴いた時には聴こえなかった音が聴こえてきました。70年代当時でも“Top of the World”のイントロと間奏が違うことは知っていましたが、このCDではひとつひとつの曲にまったく違うミックスが施されていました。(詳しい方がいたら「違う」とおっしゃるかもしれませんが、私にはそう聴こえました)

次に、“Goodbye to Love”の間奏で素晴らしいギターソロが聴こえてきました。70年代当時はあまり間奏など気にしていなかったのですが、今聴くと、とてもいいのです!当時のギタリスト、トニー・ペルーソのソロなのですが、どうやらこの演奏を聴いたポール・マッカートニーが、彼を「ウイングスに入らないか」と誘ったことがあったようです。

昔聴いた音楽をゆっくり聴きなおしてみると、色々な新しい発見があるものです。きょうは「へー」とか「ふーん、そうなんだ」とか、色々思った日でした。

CARPENTERSを「甘ったるい」だとか「軽い」だとか評価する人が多いような気もしますが、実は音楽性は高く(リチャードの作曲、アレンジ、演奏とカレンのボーカルは完璧に近い)、BEATLESとともにこれからも聴かれていくアーティストだと思います。新しい若いファンを獲得するところもBEATLESとよく似ています。

先日、行きつけのインド料理店のマスターから、「先生、カレンのソロ・アルバムっていいですよ」と言われました。カレンがこの世を去ってから出たアルバムは持っていませんでしたので、今度購入して聴いてみようと思います。新しい世界がまた開けるかも。

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2008年5月11日 (日)

世界でたった1枚のレコード

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50年前の初夏、ビートルズの前身であるクォーリーメンは、リバプールのケンジントンにあるパーシー・フィリップス・スタジオで、“That'll Be The Day” と “In Spite Of All The Danger”の2曲を1枚のレコードにしました。厳密には、現在のようなアナログ・レコードというよりもメタル・アセテートと言った方が正しいのですが。写真はそのレプリカです。数年前にこのレプリカを、当時のクォーリーメンのメンバーだったJohn Duff Loweより購入しました。価格は忘れてしまいましたが、この手のものとしてはかなり安かったと記憶しています。おまけとして、John Duff Loweの解説CDが付いています。

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78回転、つまりSP盤のメタル・アセテートだったようです。レーベルの曲名はポールによって書かれたそうですが、IN SPITE~の方はポールの筆跡ではないような気がします。ひょっとしてジョージ?

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解説には、1枚だけ作られて、家族や友達に聞かせるために各メンバーが順番に持ち帰ったことが記されています。最終的にJohn Duff Loweに渡されてから、彼はずっと箪笥の中に大事にしまっていたとのことです。そのため、このアセテート盤は保存状態が大変よかったようです。

1981年にJohn Duff Loweからポールへ渡され、その後“Anthology”に収録されたわけです。ビートルズ関係の現存する最古のレコード(録音物ではSt. Peter's Churchでのものがありますが)として、いつの日か博物館に展示される日がくるのではないでしょうか。そういえば、イギリスにはビートルズの本格的な博物館がないような気がします。もしできなかったら、大英博物館行きかな。(笑)

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2008年5月 3日 (土)

雑誌「Gauguin」とリリー・フランキーの本

Rimg2858 今日、アマゾンで注文していた、雑誌「Gauguin(ゴーギャン)」とリリー・フランキーの「ビートルズへの旅」が届きました。どちらもまだ読み始めたばかりですが、連休はこの2冊をゆっくり楽しもうと思います。

リリー・フランキーの本は、雑誌「旅」に連載されていたようですが、全く知りませんでした。リバプールとロンドンのビートルズゆかりの場所を写真で紹介しながら、リリー・フランキーがエッセイを綴っています。自筆の言葉がとても印象的です。彼がビートルズを紹介することで、新たに興味を持つ人たちが増えるかもしれませんね。

雑誌「Gauguin」の特集もいいですね。26ページにわたる大特集ですが、真っ先に「カスバ・クラブ」が紹介されているのが大変良かったと思います。前々から思っていたのですが、リバプールでのビートルズのメッカは「キャバーン・クラブ」とよく言われていますが、現在のキャバーンは違う建物で、当時とは別のところにありますので、キャバーンよりも前に演奏していた場所がそのまま当時と同じところにあるカスバ・クラブの方が重要なのではないかと思うのです。因みに、カスバ・クラブはイングリッシュ・ヘリテージの推薦により、2006年に歴史的建造物として認定されたそうです。

「Gauguin」を出している出版社は「TVガイド」の東京ニュース通信社。教員になる前の話ですが、実は私はこの出版社に入社していたかもしれないのです。法規出版社に内定した直後にこの会社から連絡が入り、もう断らざるをえませんでした。その後「何とかなりませんか」と数回ご連絡を頂いたのですが、丁重にお断りしました。今思えば、この会社に入っていたなら、こんな企画もできたのかなあと、今頃後悔しているのです。(笑) 人生どこでどうなるかわからないものです。

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