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2008年5月20日 (火)

CARPENTERS

今日は「暴風雨」で休校となったため仕事がありませんでした。ここのところ少し体調を崩していたので(ブログも更新できないくらい疲れ果てていました)、ちょうどいい骨休めになりました。

Rimg2868家でゆったりして音楽でも聴こうと思い、選んだのが“CARPENTERS”。私と同じ世代の人たちならば、何度もCARPENTERSに耳を傾けたことがあるはず。聴こうと思わないでも、ラジオからは頻繁に流れていた時代でした。私も以前は彼らのLPを殆んどもっていたのですが、今では整理してしまい数枚しかありません。もっぱらCDで聴くようになりましたが、久しぶりにゆっくり聴いてみると、いろいろな発見があるものです。

お気に入りは“I NEED TO BE IN LOVE”。テレビのドラマでこの曲が主題歌として使われる前は、ファン以外にはそれほどポピュラーではなかったような記憶があります。カレンのボーカルが実にいい曲です。授業で次の一節を英語の教材に使ったこともあります。

I know I ask perfection of a quite imperfect world

「SVOO(第4文型)を意味内容を変えずにSVO(第3文型)に書き換える」(I gave him a present.→I gave a present to him.とか、Father bought me a camera.→Father bought a camera for me.とかいうやつです)なんて味気ない英語の問題も、歌を利用すると楽しくなるものです。このようにtoとforを使う動詞が多いのですが、ofを使って書き換えるものもごく少ないのですがあります。この歌のaskがそうです。May I ask you a favor?→May I ask a favor of you?となります。歌詞でこれが使われているものは殆んどありませんので、この曲は「希少価値」の高いものです。 おっと、いつの間にか授業をやってました。(笑)

今回久しぶりにCARPENTERSを聴いて、「あれっ?」と思ったことが2点ありました。この写真のCDは1995年に発売されたベスト盤なのですが、私が70年代に聴いた時には聴こえなかった音が聴こえてきました。70年代当時でも“Top of the World”のイントロと間奏が違うことは知っていましたが、このCDではひとつひとつの曲にまったく違うミックスが施されていました。(詳しい方がいたら「違う」とおっしゃるかもしれませんが、私にはそう聴こえました)

次に、“Goodbye to Love”の間奏で素晴らしいギターソロが聴こえてきました。70年代当時はあまり間奏など気にしていなかったのですが、今聴くと、とてもいいのです!当時のギタリスト、トニー・ペルーソのソロなのですが、どうやらこの演奏を聴いたポール・マッカートニーが、彼を「ウイングスに入らないか」と誘ったことがあったようです。

昔聴いた音楽をゆっくり聴きなおしてみると、色々な新しい発見があるものです。きょうは「へー」とか「ふーん、そうなんだ」とか、色々思った日でした。

CARPENTERSを「甘ったるい」だとか「軽い」だとか評価する人が多いような気もしますが、実は音楽性は高く(リチャードの作曲、アレンジ、演奏とカレンのボーカルは完璧に近い)、BEATLESとともにこれからも聴かれていくアーティストだと思います。新しい若いファンを獲得するところもBEATLESとよく似ています。

先日、行きつけのインド料理店のマスターから、「先生、カレンのソロ・アルバムっていいですよ」と言われました。カレンがこの世を去ってから出たアルバムは持っていませんでしたので、今度購入して聴いてみようと思います。新しい世界がまた開けるかも。

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