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2008年4月16日 (水)

柳家小三治「猫の皿」

Photo_2 昨日、久しぶりに新宿の紀伊国屋へ行きました。本当に何年ぶりだろう。東京に引っ越してきてからも一度も行っていなかったので、10年ぶりくらいかもしれない。

店内に入ってまず目についたのが、大好きな落語家、柳家小三治のDVDボックスでした。世の中はちょっとした「落語ブーム」らしい。紀伊国屋にもCDやDVDがたくさん並んでいました。数年前までは一部の人間しか寄席に通わなかったのに、今では若い人達も行くようになったそうですね。このボックス、買おうかなと思ったのですが、「猫の皿」という古典落語が入っていないのでやめました。この10年くらい、小三治が何度もやっている落語なんですが。

場面は江戸時代の峠の茶屋。ひとりの道具屋がそこに立ち寄ると、絵高麗の梅鉢という名品の皿で猫がエサを食べているのを見つけます。そこで価値の知らない主人から何とか名品の皿を手に入れようとし、猫好きを装って「その猫、かわいいねえ。何とか譲ってくれないだろうか」と、まず猫を高値で買い取る。それから「猫が慣れているその皿も欲しいのだけどね」と主人に言うと、「ダメですよ。これは絵高麗の梅鉢という名品ですから」と軽く断られ、あわてた道具屋は「な、なんだってそんな高価な皿を猫のエサ用に使っているんだ!」と怒り半分で問い詰める。茶屋の主人は「この皿でエサをやっていると、猫がたまに三両で売れたりするんでね」と、笑いながら答える。

猫好きの人にとってはニャンとも不愉快な内容かもしれませんが、話の展開が最高に面白い!人を欺こうとすると、逆に欺かれてしまうこともあるという教訓的な落語なのです。私はこの落語を小三治がやるのを13年前の国立劇場で鑑賞しました。そのときから、小三治が演ずるこの「猫の皿」のCDかDVDをずっと探し続けているのですが、未だに発売されていないようです。

ところで、ビートルズ・ファンでかつ落語ファンっているでしょうかね?

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