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2007年4月 8日 (日)

ジョンの詩・その3

久しぶりにジョンの詩について。ジョンの女性に対する考えはどんなものだったのかを考えてみます。

選んだ詩はもちろん“WOMAN”。この曲には思い出があって、1980年にジョンが死んだ時に泣きながら聴いていました。メロディと詩があまりにも切なく響いて、感傷的になったのだと思います。

Woman I can hardly express                      君になかなかうまく伝えられない

My mixed emotions at my thoughtlessness 僕の思いやりの無い混乱した感情を

After all I'm forever in your debt       結局君には一生借りがあるということ

And woman I will try to express        それでも何とか伝えてみよう

My inner feelings and thankfulness      僕の心の内と感謝の気持ちを

For showing me the meaning of success   成功の意味を教えてくれた君に

うーん、すごい詩ですねえ。本当にジョン・レノンという人は、女性に対して「深い愛」を示そうとしていたことがわかります。「愛」がこんなにも軽い時代はかつてなかったのではないかと思うくらい、すぐ離婚したり、もっとひどい場合には相手を殺してしまうことさえする今の世の中。彼が生きていたら、現在の状況をどう思っただろうか。この詩にもあるとおり、「愛=相手に対する深い感謝の気持ち」という公式があって、それがなくなると「さようなら」ということになるのだと思います。ジョンの詩の中にthankfulnessという言葉が見られるのはこの曲くらいではないでしょうか。違う言葉で小野洋子さんに愛を表現してはいますが。

自分のかつての生徒や若い人たちがこのブログを見ていてくれたら、これだけは伝えたいです。「軽薄な愛は続かない。深い愛は永遠に続く」と。すぐ「告った」だとか言うけれど、そんな軽いものでは一生「愛」はわからないよ。お互い深い「感謝」の気持ちを持っていなければ、愛は続かない。感情的な「かっこいい」とか「可愛い」なんて気持ちだけで男女の仲は続かないのだよ。

何か説教じみた内容になってしまった。まだ「教員」が抜けきっていませんね。(笑)

ジョンは死の直前のインタビューで「僕はこの歌の最初で“For the other half of the sky(もう半分の空に向かって)”と呟いている。それは毛沢東の言葉なんだけど、僕はすべての女性に向かって呼びかけているんだ」みたいなことを言っていました。こんな歌を作れる人はもういないですね。

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