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2006年10月22日 (日)

ジョンの詩・その1

ブログの内容に関して、多くの方から評価していただき(コメント欄以外でも)、本当にありがとうございます。ここのところアクセスも急激に増えてきており、「いい加減なことを書けないな」と思っています。

今日はちょっといつもと違った形で...。

よく「アルバム『ジョンの魂』は過激で、『イマジン』はソフトだ」なんて簡単に言ってしまう人がいますが、決して『イマジン』はそんなアルバムではないと思います。ここにご紹介する『イマジン』の中の曲の詩を読めば、ジョンの「過激」な面が影を潜めた訳ではないことが分かります。ジョンの本質は「正直に生きること」で、そのために傷つき、迷い、苦しみ、過激になり、詩の中にそれをストレートに表現しています。Crippled Insideは軽快な曲調とは裏腹に、かなり辛辣な詩の内容です。

You can shine your shoes and wear your suit   靴を磨いてスーツを着ることは出来る

You can comb your hair and look quite cute  髪をとかして可愛くはなれる

You can hide your face behind a smile  微笑みで自分の顔を隠すことはできる

One thing you can't hide is when you're crippled inside   でも腐った心は隠せない

You can wear a mask and paint your face   仮面を被ったり顔を塗ることはできる

You can call yourself the human race   自分を人類の一員と呼ぶことはできる

You can wear a collar and a tie   オフィス・ワーカーの格好はできる

One thing you can't hide is when you're crippled inside  でも腐った心は隠せない

注:crippledは直訳すると差別用語に成りかねないので、「腐った」としました。本当の意味はもっと強烈です。

この詩を読んで『イマジン』がソフトな感じのアルバムなんていう人はいないでしょう。もちろんタイトル曲や“Oh My Love”、“Jealous Guy”など美しいバラード曲もありますが、その一方でこんなに辛辣な詩の曲も含まれているのです。これはジョンの二面性(優しく繊細な部分と「嘘」に対しては徹底した攻撃性を表に出すという性格)をよく表しているのだと思います。

仮面を被った嘘まみれの人間に対して、徹底的に攻撃を仕掛けています。(おお、恐ろしい!)そういえば、英語のperson(人)ということばの語源はpersona(仮面)でした。皆さん、正直に生きましょう!

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