« 8月は終わりを告げる月 | トップページ | SILLY LOVE SONGS »

2006年8月23日 (水)

一青窈とレノン=マッカートニー

もしかしたら、まだ誰もこんな比較をやっていないかもしれませんが、

「一青窈とレノン=マッカートニー比較論」!!

一昨日書いた通り、ここ数ヶ月TVというものを見ていなかったのですが、一昨日の「ビートルズの103時間」に続いて、今日の午前2時40分くらいから一青窈の特番「二十一世紀の音霊 一青窈」をしっかり見てしまいました。あまり日本のアーティストには興味を持たない私が、ぐいぐいと惹きつけられてしまったアーティストが彼女なのです。2年前、TV東京の北野武の音楽番組で「ハナミズキ」を歌っている彼女を見た時、「この歌手、本物だあ」とインスピレーション!一青窈が歌い終わると、もう一人の出演者フジコ・へミングが「あなたはいいわね。魂で歌っているから」とひとこと。「あっ、やっぱり!」と自分のインスピレーションに自信を持ちました。(笑)

一青窈は9歳で父親を亡くし、16歳で母親も逝去。ジョン・レノンは17才で、ポール・マッカートニーは14歳で母親を失っています。(映画「I AM SAM」の中で「母親がいないのはその人が特別な人だからだよ」というような台詞があったことを思い出します)

母親を失うことで、ひとりの人間が受ける心理的影響は様々でしょうが、この3人は作品の中で自分の心の内を表現しています。一青は「影踏み」という曲の中で、それまで封印していた母への思いを表に出します。ジョンは「JULIA」、「MOTHER」で、ポールは「YESTERDAY」、「LET IT BE」の中で、母への想いを表現しています。3人のこれらの曲はどれも名曲です。(「影踏み」の中に「突然夢、が醒めて 迷子のきもちで悲しくなった」という一節があるのですが、私も亡き母親の夢を見ていて、ふと醒めると本当にそのとおりの気分になったことがあります)「影踏み」は、フジの「めざましTV」の中で初披露となりましたが、聞いていた高島アナ(アヤパン)が泣いてしまったのを覚えています。

堪えていた悲しみを「詩」という形で一気に昇華するこの表現方法は、「アーティスト」でなければ出来ないこと。しかもそれを「傑作」にしてしまうことは。

一青窈が詩の中で読点を打つ位置は意表をつくようなところにあります。でもそれこそが彼女の特徴だと思っていますが、ジョンやポールも既成の形にとらわれない言葉の遣い方をして来ました。詩の内容も難解で、読む(聞く)側の想像力を掻き立てる。そして3人とも言葉の響きを大事にしている。一青の「いないばぁ」という曲で「茶化す ちゃかす ちゃかす」という一節があるのですが、これがまるで日本語ではなく外国語のような響きを持っていて美しい。聴いていてとても心地よい。ジョンの場合は「PLEASE PLEASE ME」と言うように、意味より響きの良さからできたものもあります。一青のアルバム「&」は、「安堵」と同じ響きでしかもその形がまるで人が腰を下ろしてリラックスしているようなところから付けたようです。ビートルズのアルバム「RUBBER SOUL」は、普通耳で聞いたら「RUBBER SOLE」だと思うでしょう。このフェイントがビートルズ!レノン=マッカートニーは言葉の「魔術師」、一青窈は言葉の「魔女」!!かな?

ビートルズがインターナショナル、ワールドワイド、そして世代を超える存在であったのと同じように、私は一青窈もそうなる可能性があると予想しています。彼女の「ハナミズキ」は未だに「カラオケ・チャート」の上位にあるし、コンサートに来る人たちの年齢層は幅広いし。あとは彼女が中国語だけ、英語だけの詩を書いて歌った時にどうなるか、です。坂本九以来、日本からは久しく出ていないインターナショナル、ワールドワイドな歌手になって欲しいと願っているのですが...。(きっとこの話題はいつかまた復活します。まだまだ語りつくせない!)

九星術でいうと一青窈はジョン・レノンと同じ六白金星。(九つある星の中で、最もいい星だと私は思っています)この星の象意には「名誉、完成、完全、上等(暴走族とは関係なし)、高級、上品、正直、財産、高貴、向上、大器、光」などがあります。ポール・マッカートニーの三碧木星(「音、音楽」の象意)に「メロディー」で対抗しては勝てませんが、詩作の面ではおそらくどの星よりもすばらしい才能を発揮することでしょう。 今年の六白金星は、今後10年先を決定する大事な時を迎えています。全国ツアーの成功、新しい試みがうまくいっていることを考えると、来年から2年の衰運期を経てその後ますます大きく成長すると思います。

一昨日録画した「ビートルズの103時間」と同じビデオテープの中に、「二十一世紀の音霊 一青窈」を録画しました。彼女が世界で活躍するアーティストになってくれることを祈願して。

PS 一青窈が好きな女性歌手、LYNSEY DE PAULはリンゴ・スターの元カノでした。そして、ポールが1990年に来日した時に、地球環境保護をテーマに植樹した木は「ハナミズキ」でした。(こじつけのように共通点を見つけ続けてます)

|

« 8月は終わりを告げる月 | トップページ | SILLY LOVE SONGS »