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2006年8月 5日 (土)

これからのビートルズ

40周年記念イベントが終わって、ふと考えたことがあります。これからビートルズはどうなっていくのかと。来年はサージェント・ペパーズ40周年ですが、一般の人の気をひくほどのものではないし、恐らく社会全体では話題にはならないでしょう。一番近いところでは「デビュー50周年」が2012年です。(メンバー個人のことではジョンの生誕70周年が2010年ですが) ビートルズは何かにつけて「~周年」というものが付きまとっていますが、これは商業的な意図のもとでのものが多く、もうそれも限界に来ているように思います。近々シルク・デュ・ソレイユ(皆さん、正しく発音すると「ドゥ」ではなく「デュ」でございます)の『LOVE』で使われる新しいミックスのビートルズのCDが出ますが、ビートルズのニューアルバムでは決してないし。これからの数年はビートルズの存在が薄らいでいくような気がしてならないのです。

でもそれが決して悪いことではないとも思っています。新しいものが生まれる時には、過去のものが忘れられることは歴史を見ても当然のことですから。そのような歴史の繰り返しの中でも語り継がれていくアーティストは、各世紀をみても必ずいます。20世紀は間違いなくビートルズがそうだったと思います。やはり今後も、ビートルズが世の中の話題から消えていっても、必ず生き続けていくと確信はしています。それはうまくいえないのですが、ビートルズが世の中にとって「必要」なもので、残っていく意味があるものだからだと考えます。

京都新聞による、ノーベル化学賞受賞者田中耕一さんと岡田節人京都大学名誉教授の「科学の新世紀」という対談をご紹介して、今日のブログを終えようと思います。何かまとまりませんが。

田中 たぶん理系の人はすべて、技術の進歩、科学の進歩が善だと思いたいし、思ってきた。でも、やっぱりバランスは必要かな。研究者自身が、本当にこの研究をやっていいのか考えるためにも。京都賞の例に戻りますが、バランスが必要かなと思わざるをえなくなってきましたね。

岡田 このままいくと非常にバランスの欠けた世の中になっていきますね。20世紀は、いろんな科学上の大発見はある。では、20世紀後半で、大きな芸術上の成果はありましたか。残念ながらベートーベンもいないしゲーテもいない。ましてルネサンスの巨匠のようなものは出ていないわけで。そういう意味では、かなり貧困な世紀に入っている。科学がのさばってきたから貧困になったとはいい切れませんが。 

 

 -20世紀後半の音楽としてあえて言えば、ビートルズぐらいですか。

 岡田 まあそうですね、ビートルズは言えますかね。いずれにしろ、21世紀は科学以外の訳の分からんものも、もっと幅を利かせてほしいと思うとります。(敬称略)

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